映画『あさひなぐ』公開初日舞台挨拶レポート
【写真】映画『あさひなぐ』公開初日舞台挨拶 祝!大ヒット! (フォトセッション)
 

映画『あさひなぐ』ASAHINAG

 

映画『あさひなぐ』公開初日舞台挨拶

サプライズに号泣!!
乃木坂46 西野七瀬、白石麻衣らが“勝負衣装”で臨んだ、本氣の映画『あさひなぐ』ついに公開!

第60回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞した人気コミックを実写映画化!“なぎなた”に全てをかける女子高生の青春をみずみずしく描いた感動作『あさひなぐ』が、9月22日(金)より全国148館の劇場で公開初日を迎えた。

【画像】映画『あさひなぐ』メインビジュアル

主人公・東島旭(とうじま・あさひ)役には、映画初出演にして初主演となる西野七瀬。旭が憧れる先輩・宮路真春(みやじ・まはる)役に白石麻衣。二人の最強のライバル・一堂寧々(いちどう・ねね)役には生田絵梨花を迎え、桜井玲香、松村沙友理、伊藤万理華ら乃木坂46メンバーが“美の武道”なぎなたに初挑戦している。

さらに、『チアダン』(2017年)の富田望生をはじめ、中村倫也、森永悠希、角替和枝、江口のりこら実力派俳優陣が個性的キャラクターを演じ、監督は『ヒロイン失格』(2015年)など数々の大ヒット作を手掛けてきた英勉が務めている。

公開初日を記念して、東京・TOHOシネマズ新宿で実施された初日舞台挨拶に、主演の西野七瀬をはじめ、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花らキャスト陣に加え、本作でメガホンを握った英勉監督も登壇し、「あさひなぐ」チームが勢ぞろいした。

イベントレポート

「映画における公開初日は部活動にとっての大事な試合そのもの」ということで、キャスト陣は映画の“勝負衣装”である道着に防具姿で登場し、監督はジャージ姿で登場した。

MCは人気ラジオパーソナリティーの荘口彰久が務め、主演の西野七瀬を皮切りに、大歓声の中、キャスト陣と監督が登場した。

ーー 公開初日を迎え、どんなお気持ちですか?

西野七瀬: 東島旭役の西野七瀬です。今日はすごい楽しみにしていました。皆様よろしくおねがいいたします。久しぶりに防具を全部着けて、「久々だね~試合のシーンとか思い出すね」といった話をみんなと着替えながら話していました。あと、今日の監督の格好が面白いなと思いました(笑)。

桜井玲香: 八十村将子役の、桜井玲香です。今日無事に初日を迎えたということで嬉しいなと思っています。こんなに大きい映画の中でこんなにたくさんの方が入ってくださっていて、自分たちの映画を観てくれているんだなあと。今になってすごく緊張してきたと言いますか、こんな大きな作品に出させて頂いていたんだなあという実感をひしひしと感じております。

松村沙友理: 紺野さくら役の松村沙友理です。撮影の時からずっとたのしくて、本当に心のそこから好きな作品になったので、今日やっと公開初日を迎えて、たくさんの人にたくさん観てもらえて、たくさんたくさん愛される作品になるといいなと思います。かわいい人がたくさん出ているのですが、一番かわいいさくらちゃんに注目して観てもらえたらいいなと思います(笑)。

白石麻衣: 宮路真春役の白石麻衣です。無事に公開初日を迎えれてとても嬉しく思っています。一回だけじゃなく、何十回も何百回も(笑)。観ていただけたら嬉しいなと思います。皆さんぜひこのイベントの最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。

伊藤万理華: 野上えり役を演じました伊藤万理華です。今日は雨の中たくさんの方が来てくださって嬉しいです。PR期間がすごい長くて、撮影期間からもちろんみんなと和気藹々とやってきたんですけど、撮影が終わってからのPRしている期間も、みんなと一緒に雑誌の撮影などしている時間がとっても長くて、みんなと今まで以上に仲良くなれたのがとても嬉しくて。今日で終わってしまうのがとても寂しいんですけど、何十回でも何百回でも来て欲しいです!

富田望生: 大倉文乃役の富田望生です。初めて上映後の舞台挨拶ということで、面白かったですか?素晴らしい拍手をいただけましたので、今拍手していただいた皆さんはぜひ何十回何百回と見てください(笑)。こうして乃木坂46の皆さんと一緒に舞台にたてて、とても嬉しく思っております。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

生田絵梨花: 一堂寧々役を演じました生田絵梨花です。薙刀稽古から撮影そしてプロモーションと長い間一緒にみんなとやってきたので、「ああ、ようやく公開初日を迎えることができたんだ」ととても感慨深いです。いま観客席を見渡してみても、男性の方も女性の方も、色んな年代の方がいらっしゃいますし、ぜひ皆さんに色んな感想を拡散していただけたらとっても嬉しいです。よろしくおねがいします!

英勉監督: えっと、今日は補欠ということで僕だけジャージなんですけど(笑)、本当に今日ご覧いただいてありがとうございます。コンパクトに喋るのでよろしくお願いします。

ーー この『あさひなぐ』の映画化にあたり、監督にオファーが届いた時の決め手は?

監督: いきなり僕ですか!? 原作も読んですごい面白かったし、こういうキラキラした皆さんといつかできるんだろうと思っていました。いつかできるんだから、今日できると。乃木坂46さんの今回の主題歌タイトルとかけて。やるしかないなあと、今しかないなあという気持ちでした。

ーー やる側としても演技をするだけじゃなくて、薙刀もしなければならない。最初に出演の話を聞いた時どう思いましたか?

西野: はじめは私は薙刀の存在をしらなかったんです。どれぐらい大変かという想像もつかなくて、はじめはふわっとしていました。原作を読んでも、専門用語とかが多かったので、なんか難しいなあと思って。試合のシーンとかも、これは実際は私たちはやらないんだろうなあと思い込んでました(笑)。けど、まさか本当にやるとは。。。(笑)

桜井: 私はキャストのお話をいただいてから原作を読んだのですけれども。メンバーの中にも元々原作を知っている子が結構いて、ファンがたくさんいらっしゃる作品だったので、光栄だけどプレッシャーでした。ゼロからスタートだったので、稽古始まってすぐあまりにも薙刀ができなさすぎて、本当に映画とれるのかなあと思った。けれど、そこはみんなで支え合いながら力を合わせながらやってきましたので、結果的にクリアーできましたし、とても素敵な作品になったんじゃないかなと思っています。

西野: 薙刀のシーンは、稽古を始めているうちに、全部ちゃんと自分でやりたいなと思い、監督に「全部自分でやりたいです!」と直談判したのですが、「うん、そのつもり」とあっさり返されました(笑)。

ーー 松村さんはお寺のシーンで住職の寿慶さんにものすごくしごかれたわけですが。

松村: 寿慶さんの気迫がものすごくて、相当しごかれました。プロのカメラマンさんや照明さんの技だけであんなに迫力あるものに仕上がっているわけではなくて、声の圧力が本当にすごくて、「ああ、寿慶さんは本当に強い人なんだ」と思ってたんですけど、楽屋での明るくて笑わせてくださるキャラや、スクリーン上の役とご本人とのギャップに萌えてしまいました。

ーー 笑えるシーンがものすごくありますよね。

白石: 笑えるシーンがたくさんあって、小林先生はもう最強ですね。。。リップクリームのシーンあれ、アドリブですよ!(笑)。やばかったですよ私。さくらちゃん(松村沙友理)がよく観ると笑ってるんですよね(笑)。

西野: 想像をはるかに超える小林先生のアドリブにびっくりしました。不安なまま着いて行くしかなくて。。。(笑)

ーー 「笑った、面白かった」という感想以外にも、「泣いてしまいました」という感想もいただいています。

伊藤: 最初に完成作品を観た時、客観的に観る事が出来なくて、先輩である3年生たちの引退試合で先輩たちが泣いたシーン、映っていないんですけど、私も感情移入して泣いてしまいました。

ーー 映画『あさひなぐ』の公式Twitter上で展開中の「マンデー文乃カメラ」が評判ですね。

富田: とっても嬉しいです。「キャストの皆が楽しんでるのが伝わってきます」って言っていただくことが多いです。基本的に休憩中はそのとき食べていた食べ物の話が多いです。ちょうど、乃木坂46の新曲「インフルエンサー」発売の日が撮影開始日で。「あのダンスすごいかっこいいですよね!」って、乃木坂46メンバーの皆さんに話をしたら教えてくださって。教え方がすごく上手くて。「インフルエンサー」のダンス、皆さん見たいですか?(笑)

こうして急遽、「インフルエンサー」のダンスを披露することになり、富田と共に乃木坂46メンバーが手拍子を受けながら「インフルエンサー」のイントロの振り付けを披露!会場を大いに沸かせた。

【写真】文乃木坂「インフルエンサー」ダンス披露!

生田: 私だけ別の高校だったので、文乃ちゃんが乃木坂46メンバーみたいになってましたね(笑)。私も今日から「文乃木坂」に入れてください!薙刀がとても強い役を演じるにあたり、先生たちからしっかりとご指導を受けつつ、イメージトレーニングをひたすらしたりしていました。強いだけじゃなく美しさもなくてはいけないということで、そういったこともすごく意識していました。常に何かに意識を集中しているということがとても大変でした」

そして、なぎなたを構えてのフォトセッションの後、サプライズが!
映画撮影に際して、なぎなた指導を行った財団法人 全日本なぎなた連盟の吉井和代先生からの手紙がMCより代読され、登壇者一人ひとりに対するメッセージが披露された。

驚きの顔を見せるキャストたち。代読中、撮影や練習の日々を思い出したのか各々しみじみとした表情を見せていた。

西野: なぎなたを指導してくださった吉井先生たちと一緒に完成披露試写を観たとき、涙してくれたのが印象的でした。薙刀を知ることができて、とってもうれしいです!あれから会えてないのですが、感謝しています。ありがとうございました。

と、西野が感謝の気持ちを述べると、ここでもう一つのサプライズが!!

MCの呼び込みで吉井先生と、吉井先生と一緒になぎなた指導を行った全日本なぎなた連盟所属の大学生の皆さんが舞台に登場!吉井先生より主演の西野七瀬へ、大学生の皆さんからも他のキャストにそれぞれ花束が贈呈された。突然の演出と感動の再会に、感極まって号泣するメンバーの姿も見られた。


 
西野: 薙刀を指導してくださった先生方と監督はじめ多くの素敵なスタッフの皆さんと一緒に作り上げた映画です。これから多くの方に観てもらえるのが、ものすごく嬉しいです。本当に旭(西野七瀬)たちの青春もあるし、私たち自身の青春も詰まったような作品ですので、ぜひ周りの方に口コミなどで広めていただいて、何回も観ていただければ嬉しいです。今日はありがとうございました!

最後に西野の挨拶で締めくくると、大きな拍手に包まれながら会場を後にし、イベントは大盛況のうちに終了した。

[記者: 蒼山 隆之]
[スチール撮影・編集: Cinema Art Online UK]

イベント情報

映画『あさひなぐ』公開初日舞台挨拶

■開催日: 2017年9月22日(金)
■会場: TOHOシネマズ新宿 スクリーン9
■登壇者: 西野七瀬、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花、英勉監督
■MC: 荘口彰久

映画作品情報

映画「あさひなぐ」ポスター

《ストーリー》

春、元美術部で運動音痴の主人公・東島旭(西野七瀬)は、二ツ坂高校へ入学する。旭は1つ先輩の宮路真春(白石麻衣)と出会い、その強さに憧れ”なぎなた部”入部を決意! 同級生の八十村将子(桜井玲香)、紺野さくら(松村沙友理)、2年生の野上えり(伊藤万理華)、大倉史乃(富田望生)と共に部活動をスタートしたが、”練習は楽で運動神経がなくても大丈夫”―そんな誘い文句とは真逆で稽古は過酷そのもの!

やがて3年生にとって最後となるインターハイ予選を迎える。順調に勝ち進んだ二ツ坂だったが、決勝でダークホースの國陵高校に敗れてしまう。

なかでも國陵の1年生エース・一堂寧々(生田絵梨花)の強さは圧倒的だった。野上新部長のもと再スタートを切った二ツ坂は、山奥の尼寺・白滝院で僧侶・寿慶(江口のりこ)の厳しいしごきによる、地獄の夏合宿を経て一回り大きく成長し、挑んだ秋の大会。

再び二ツ坂の前に宿敵國陵高校と一堂寧々が立ちふさがる。そこで、二ツ坂にとってまさかの出来事が―。

真春は部活動に姿を見せなくなり、精神的支柱を失った二ツ坂はバラバラになってしまう。
そのとき、旭は・・・・・・。物語はクライマックスへ向けて大きく動き出す―。

 
出演: 西野七瀬、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花
中村倫也、森永悠希、角替和枝、江口のりこ
 
原作: こざき亜衣「あさひなぐ」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
脚本・監督: 英勉
配給: 東宝映像事業部
 
© 2017 映画「あさひなぐ」製作委員会
© 2011 こざき亜衣/小学館
 
2017年9月22日(金) 全国公開!
 
映画公式サイト

公式Twitter: @asahinaguProj

この記事の著者

蒼山 隆之アーティスト/インタビュア/ライター

映画俳優や監督のインタビュー、映画イベントのレポートを主に担当。
東京都内近郊エリアであれば、何処にでも自転車で赴く(電車や車は滅多に利用しない)スプリンター。

そのフットワークを活かし、忙しい中でもここぞという時は取材現場に駆けつけ、その時しかないイベントを現地から発信したり、映画人の作品へ対する想いを発信するお手伝いをしている。

また、自身も表現者として精力的に活動を展開。

マグマ、波、雷など、自然現象から受けたインスピレーションをブルーペイントを用いたアートで表現する「Blue Painter」として、数々の絵画作品を制作。銀座、青山、赤坂などで開催する個展を通じて発表している。

俳優の他、映画プロデューサーやインテリアデザイナーと幅広い顔を持つブラッド・ピットをこよなく尊敬している。

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