映画『太陽を掴め』公開初日舞台挨拶
吉村界人×浅香航大×岸井ゆきの×中村祐太郎監督
クリスマスイヴの映画館に登壇!
12月24日(土)クリスマスイヴの夜、新鋭監督中村祐太郎の劇場公開デビュー作となった映画『太陽を掴め』の公開初日舞台挨拶が東京・テアトル新宿で開催された。
映画『太陽を掴め』は、音楽を題材にした89分間の青春群像劇で、映画製作の企画段階から作品に関わり、主演を果たした吉村界人をはじめ、共演者の浅香航大、岸井ゆきの、そして、中村祐太郎監督が登壇し、それぞれ初日を迎えた喜びを語った。
吉村 界人 <ヤット役>
今日は、本来なら恋人や家族と過ごす日なのでしょうけれど、本当にクリスマスイヴに劇場に来てくださってありがとうございます。
縁があり、監督とお会いしてカフェで話しをする機会があり、今までの自分の思いや考えなど話していて、すぐに「映画を作ろう」という話になりました。そこには「理由やメリットやデメリット」より、「とにかく映画をやろう!」という熱い気持ちがあったので、映画の企画段階から関わらせていただきました。
例えば10年後に振り返った時、この作品はすごく苦労して作ったので、絶対に色褪せないと思いますし、ここから自分が変わったのだと思える作品になると思います。
初日を迎えやっと始まったという感じです!これからも頑張りますので、本作品をよろしくお願い致します!
浅香 航大 <タクマ役>
ハッキリいってクリスマスに観る映画ではないかもしれないですが、この「太陽を掴め」を選んでくださってありがとうございます(笑)
出演を決めた理由は、台本を読ませていただいて、熱い想い、情熱などを真っ直ぐにぶつけたい気持ちをすごく感じました。そういう気持ちがカッコイイ思い、僕も参加したいという気持ちが高まりました。
監督にあうと、まだ出演が決まっていないのに、演技をつけ始められ、同じシーンを10回くらい様々なパターンで試されました。監督は面白くてハッピーな人だと思いましたし、パワフルさに押されて出演を決めたとも言えます。
吉村さんが演じるヤットが代表して、情熱に任せて生きています。出来上がった映画を観て、自分もそうでありたいと思いました。そういう気持ちをすごく抱いたから、10年後、20年後、30年後、この作品を見返したとき、自分が若い頃の気持ちを忘れずに生きていられているのか、長いものに巻かれていないか、自分らしく自分を貫いて生きていられるのか?と、問い正せるような作品になったらいいと思います。
岸井 ゆきの <ユミカ役>
クリスマスイヴに映画館に来てくださってありがとうございます。
私も昨年、クリスマスに一人で映画を観た経験があります(笑)。すごく映画愛にあふれる皆さんと一緒に劇場に居れて嬉しいです。
脚本を読んだ時、ユミカという役柄は、まっすぐで熱いヤットと冷静で賢いタクマの二人の間にいて、うまく自分を解き放てないような印象を受けました。私はそのような性格ではないので、客観的な目から歩み寄っていければいいなあと思い役作りをしました。
監督はホットでハッピーな方で、熱量がダイレクトに伝わってくるので、私もあったかくなってきましたし、周りも一緒にあったかくなっていったように感じます。
未来に見返したとき、「あの頃はよかったなあ」と思わないようにしたい。そんな気持ちをもった作品で、あれもこれもあってよかったなあと思う出演作品の中に「太陽を掴め」があればいいと思っています。
中村 祐太郎 <監督>
メリークリスマス!青い青春映画の幕が開きました。トリプルキャストを含め、実力派や若手俳優が集結したこの作品を応援をお願いします。
吉村さんをはじめに、浅香さんや岸井さんと出会い、見た瞬間から直感でこの3人でいきたいと思いました。バランスがいいし、人となりが顔からあふれている役者陣に出演していただけて、ナイスキャスティングだと思っております。
「監督」としてリーダーのようにひっぱっていくことを意識したというより、4人目のキャストのような気持ちで撮影に臨みました(笑)
過去の自分が手がけた作品をみると、その頃の自分は自分じゃないような気持ちになります。あの頃の自分を観ているのと同じだから、別人と対峙しているように思います。だから、この先振り返った時に、この作品を観ながら感情にひたるようなことはしたくないと思っています。
初日を迎えて走り続けていくわけですが、皆様の応援あってのロードショーですので、リアクションを世に発信していただければありがたいです。
舞台挨拶では、来場者へのクリスマスプレゼントが当たる抽選会も催され、ハッピーな舞台挨拶となった。
[スチール撮影・取材: 朝比奈 ひかり]
イベント情報<映画『太陽を掴め』公開初日舞台挨拶> [スチール撮影: Cinema Art Online UK]
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映画『太陽を掴め』作品情報
《ストーリー》渋谷のライブハウス。場内は熱気に溢れ、楽屋ではヤット(吉村界人)がステージに向かう準備をしている。ユミカ(岸井ゆきの)とタクマ(浅香航大)はその上の階、ひと気のないフロアで親密そうに話をしている。バンドの音色が漏れ聞こえてくる。もうすぐライブが始まろうとしている。ヤットがステージに立つ。叫ぶような歌声が鳴り響く。元子役で現在はミュージシャンとして活動しているヤット、フォトグラファーのタクマ、タクマの元恋人であるユミカは幼馴染み。タクマが撮る写真は評判よくヤットの人気に繋がっている。一方で、ヤットはユミカに好意を持ち、タクマに対して複雑な感情を抱いているのだった。ユミカもまたヤットのことを気に掛けつつも、タクマとあやふやな関係を続けていた。 タクマがサラ(三浦萌)と家に戻ると、プル(森優作)が上がりこんでいた。タクマは、ハッパのブローカーという裏の仕事に手を出しており、ハッパに依存しているサラとプルはしばしばタクマの部屋で狂乱の夜を過ごしていた。ある日、そこにユミカも訪れて…。 |
照明: 陸浦康公 / 録音: 山本タカアキ / 整音: 小川武 / 美術: 成尾美奈
編集: 谷口恒平 / ヘアメイク: 寺沢ルミ / 衣裳: 松田稜平
楽曲プロデュース: 若月ルーク / 音楽: 池永正二
制作・配給: UNDERDOG FILMS
2016年 / 日本 / 日本語 / 89 分 / カラー / シネマスコープ
© 2016 UNDERDOG FILMS
2016年12月24日(土)より、テアトル新宿他、全国順次公開!
公式Facebook: @taiyouwotsukame