映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』公開記念舞台挨拶開催!
祝!公開ロックだぜ!!・・・・
アスミック・エース配給・制作にて、「時効警察」シリーズの三木聡が監督・脚本を務める映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』がついに10月12日(金)より全国公開した。
4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シンを演じるのは、映画『舞妓Haaaan!!!』(2007年)、『謝罪の王様』(2013年)、『殿、利息でござる!』(2016年)の阿部サダヲ。その圧倒的かつフルスロットルな演技を、破天荒なキャラに激烈注入!そして、シンとは対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうかを演じるのは大ブレイク中の吉岡里帆。そのコメディエンヌぶりは本作でさらにパワーアップ!初挑戦となったギターと歌唱は撮影前、半年間に渡り猛特訓を重ね、並々ならぬ覚悟と気合いでふうかの魅力を最大限に引き出す。さらに、千葉雄大、麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、ふせえり、田中哲司、松尾スズキらクセが強すぎるキャストたちが集結し、“パンチ×毒”全開の超個性派俳優たちがスクリーンで暴れまくり!
監督・脚本を務めたのは三木聡。「時効警察」シリーズや『俺俺』(2013年)、『インスタント沼』(2009年)、『転々』(2007年)など誰にも真似できない独自のコメディセンスを本作『音タコ』でもいかんなく発揮!!
公開翌日の10月13日(土)、全国公開を記念して東京・TOHOシネマズ 新宿で舞台挨拶が行われ、主演の阿部サダヲ、ヒロインの吉岡里帆、そして千葉雄大、田中哲司、ふせえり、三木聡監督が登壇!劇中で吉岡演じる何事にも逃げ腰なふうかが、阿部演じるシンから「逃げる理由を探すな!」「逃げるな!」と熱いメッセージを受け取り、運命が変わることにちなみ、キャストの皆さんに自分が変わるきっかけになった“言葉”にまつわるエピソードを披露!さらに、阿部と吉岡直筆の特製くす玉が登場!登壇者全員でくす玉を割り、公開を祝した!
《イベントレポート》
MCの呼び込みで、本作の主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」が流れる中、キャスト、監督が登壇し、映画の見どころを含めそれぞれが挨拶した。
阿部サダヲ: こんにちは、阿部サダヲです。今日はほんとにありがとうございます。昨日から公開されまして、今週公開映画の期待度で第2位と聞いて、第1位ではないんですけど、それがこの映画っぽいというか、いいなというか、素晴らしいと思います。今、原作ものとかが多い中、完全オリジナルの脚本でやりまして、なかなかないですよね。そういう部分も期待しながらみなさんに観ていただきたいと思います。よろしくお願いします。
吉岡里帆: みなさんこんにちは。明日葉ふうか役を演じました吉岡里帆です。映画を撮りだしたのがちょうど1年前のこの時期で、10月から1ヶ月間ほどしっかりリハーサルをさせていただいて、11月はずっと映画を撮っていたんですけど。実は私劇中でギターと歌に挑戦していまして、それは半年くらい前から準備をしていてこんなに長く時間をかけて撮った映画はないのでほんとに思い入れがとても強いです。みなさんと今日は楽しい時間が過ごせたらいいなと思います。よろしくお願いします。
千葉雄大: 坂口役の千葉雄大です。今日はよろしくお願いします。沢山の面白いシーンはもちろんあるんですけども、ほんとにシンとふうかの歌がすごくかっこよくて、僕自身もほんとに移動中とか聞いていて、そこも是非観ながら聞いてほしいなと思います。よろしくお願いします。
ふせえり: どうも、ふせです。見どころは本当に沢山あって、いろんなところを是非観てほしいんですけど、私から言うのもなんですが、みなさん阿部くん、吉岡さん、千葉くんとか田中さんとかのテレビでしか観れない、映画でしか観れない感じが盛り沢山なのでそこも観ていただきたいですね。「阿部さんこんなことできるんだ!」「あ!千葉くんまずいぞ、それは・・・」という感じなので、そういうところを観ていただいて、私のところも観ていただければいいんですけども。音楽もお芝居も世界観も楽しんでください。よろしくお願いいたします。
田中哲司: こんにちは、社長の田中哲司です。社長をやらせていただきました。僕は個人的にちょっとウルっとしたのがキスシーンです。あといろんなカツラが出ててきます。
三木聡監督: みなさんこんにちは。映画はやっぱりお客さんに観ていただいてはじめて成立するものだと思っているので、そこをみなさんと共有できれば嬉しいです。とにかく俳優部、スタッフのみなさんの素晴らしい映画にかける情熱が詰まってる映画で、馬鹿馬鹿しい映画なのでそこは監督責任でもあるんですけど、馬鹿馬鹿しいことにすごいエネルギーを使って作った映画なのでそこを楽しんでいただけると思います。ちなみに(監督が着用しているTシャツ)これLAWSONで売っているTシャツで、チケット代とTシャツ込みらしくて、さっき楽屋のトイレで着替えさせられました(笑)。楽しんでいっていただければと思います。
一言挨拶が終わると、映画にちなんで自分が変わるきっかけになった言葉にまつわるエピソードを披露した。
阿部は、小学校の時友達のお母さんに言われた「阿部くんはさー、30歳くらいになったら売れるよ!」と言われたエピソードを披露。
当時阿部は野球選手を目指しており、就職をしたこともあったそうで、そんな過去がありながら今主役をさせていただいているとみなさん驚いた様子だった。
吉岡は「いいのいいの、ブライアン・イーノ!」というセリフを選んだ。
劇中に出てくるセリフで、この言葉には前向きになれる、いろんなことが「まぁいっか」となる意味が込められているそうだ。
千葉は「千葉はさー、役じゃない時は全然色気がないよね」と同業の役者さんに言われたことを披露した。
これに対し千葉は「逆を返すと、役の時は多少色気がでてる!と勝手に自信を持った」と場を盛り上げていた。
また、最近ハイテンションになった出来事について聞かれると、
阿部は「昨日公開されて、観てくれた人が面白かった!と連絡をくれたこと。まあ警官役で映画に出てる人なんだけど(笑)」とコメント。
吉岡も自身が普段から見ているお笑い芸人のフルーツポンチ・村上健志のInstagramで「音タコ観てきます!」と自撮り動画をアップしてくれていたことが嬉しかったと明した。
千葉は先日カラオケで本作の主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」をカラオケで歌ったエピソードを披露。「キーが高くて、音階を調節する機能で何個か下げたら音痴になってしまった」と千葉が話すと、会場からは「かわいいー!」との黄色い歓声が。それに対して千葉は「よく言われます〜」と会場全体を笑いに包んだ。
田中は「赤ちゃんがすごくいいゲップをした時」、ふせは「横浜DeNAベイスターズのソト選手の活躍」、三木監督は「本作が公開されたこと」とそれぞれが独自のエピソードを披露した。
ここで、映画の公開を記念して“音タコ”特製くす玉が登場!
会場の掛け声とともに登壇者全員でくす玉の紐を引くと「テンションを上げろ!!」の垂れ幕が現れ、登壇者達は垂れ幕を誰が書いたか気になった様子。
最初にふせが手をあげたが、実際は阿部、吉岡の直筆であった。「テンション上げろ」までは全て吉岡で、最後の「!!」(ビックリマーク)だけ阿部が書いたと明かすと、笑いが巻き起こった。
最後にキャストを代表して阿部、そして三木監督から一言ずつ挨拶。
阿部サダヲ「今日はありがとうございます。なかなかロック・コメディという映画はないと思います。ぜひ心に焼き付けていただきたいですし、まじめにやってますんで、ふざけてはいるんですけど、こんなに真面目にやったことはない映画で、ちゃんとリハーサルもやってほぼアドリブもなくやってます。よろしくお願いします!」
三木聡監督「ほんとに映画館に足を運んでくださりありがとうございます。みなさんが観て、どのように感じてくれるかということがスタッフ、キャストが映画を作った意味のひとつでもあると思うので、自由にいろんなことを感じて観ていただけたら嬉しいです。気に入っていただければ、二度、三度と観ていただければさらに嬉しいんです。一つよろしくお願いします!」と締めくくり舞台挨拶は終了した。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 井上 綾乃]
イベント情報<映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』公開記念舞台挨拶>■会場: TOHOシネマズ 新宿 スクリーン9 |
映画予告篇
映画作品情報
《ストーリー》リミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる!!!爆音!爆上げ!ハイテンション・ロック・コメディ!! |
主題歌: SIN+EX MACHiNA「人類滅亡の歓び」(作詞:いしわたり淳治 作曲:HYDE)(Ki/oon Music)
ふうか「体の芯からまだ燃えているんだ」(作詞・作曲:あいみょん)(Ki/oon Music)
製作: 映画「音量を上げろタコ!」製作委員会
© 2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
2018年10月12日(金) 全国ロードショー!
全国公開中!
公式Facebook: @onryoagero
公式Instagram: @L4Bontako_kun