映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶レポート
【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (吉田凜音、久間田琳加、中山咲月、深川栄洋、進藤丈広監督)

映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』
完成披露上映会舞台挨拶

「私しかいないんじゃないか」吉田凛音&久間田琳加はリアルヌヌ子!!

原宿の大人気双子コーデタレント「ヌヌ子」として活動している田原葵(吉田凜音)と三好里奈(久間田琳加)が原宿の街を舞台に葛藤を抱えながらも夢と友情を追いかける極彩色青春ムービー『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』が11月16日(金)から全国公開される。

【画像】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』ヌヌ子(吉田凜音、久間田琳加)

10月13日(土)、ラフォーレミュージアム原宿で完成披露上映会が行われ、上映後の舞台挨拶に「ヌヌ子」を演じたW主演の吉田凜音と久間田琳加、劇中の人気バンド「オリオン」のフロントマンを演じた中山咲月、企画・プロデュースを手掛けた深川栄洋、本作で長編映画初監督を務めた進藤丈広監督が登壇した。

イベントレポート

圧巻のパフォーマンスにファン歓喜!

上映終了後、観客の前に現れたバンド・オリオンが「Parallel World」を、吉田凛音が「FOREVER YOUNG」をそれぞれパフォーマンス。劇中同様のオリオンの勢いのある演奏や吉田のキュートな歌声に観客は歓声を上げていた。

映画に出ていたのは誰……!?

パフォーマンス終了後、MCであるJOYの呼びかけで W主演の吉田凜音、久間田琳加、中山咲月、企画・プロデュースを担当した深川栄洋、そして監督の進藤丈広が登場!

【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (吉田凜音、久間田琳加、中山咲月、深川栄洋、進藤丈広監督)

JOYが吉田に「なんで今日僕がMCなのか分かりますか?」と問いかけると、「それは勿論、映画に出てましたよね」と回答。そこへ深川も「アルバイトのお話されてましたよね」とコメント。監督も「僕も演出した記憶があります」と答えたが、JOYは「あれはJOYじゃなくてユージ!!」と全員にツッコミをいれた。なんと、映画に出ていたのはMCのJOYではなく、間違われやすいと本人もコメントしたユージの方だった。作品を観終えたばかりの観客はそのやり取りに笑いが絶えなかった。

【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (JOY、吉田凜音&久間田琳加)

台本を読んで「私しかいないんじゃないか」

中学2年生の頃から公私ともに仲のいい主演の二人。吉田は「オーディションの台本を読んだ時に、私しかいないんじゃないか!と思って」それを聞いた久間田は「カッコいい!男の子みたい」と嬉しそうな表情。「(吉田が相手だと)聞いた時めっちゃ嬉しかったです。オーディションも立ち会っていたんですけど、凛音に会うとなんか安心感があるというか、落ち着くものがあったので、知った時は撮影の二週間乗り越えられそう!って思いました」と当時を振り返った。

【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (吉田凜音、久間田琳加)

プロデューサーのむちゃぶりで決まった初映画

中山は役作りについて聞かれると「私自身は女なんですけど、久保君って男の役なんですね。一応脱ぐシーンもあったので、ジムに行ってちょっとだけ身体を鍛えました」と暴露すると、吉田も「身体が綺麗すぎて」と撮影当時は言えなかった感想を舞台上で伝えた。

本作が映画初出演となる中山。「初めてで脱ぐのかと思いましたね。オーディションの時も全員男性の中、私一人だけ女性で受けて久保君役に受かったんですけど、さすがに脚本は変えるだろうと思ったら変わってなかったっですね(笑)」とコメント。深川も「最初、葵役で来てくれていたんですけど、あれ?この人、久保君じゃないかな?と思って『久保君の役覚えてます?セリフ分かります?』って聞いたら、『はい』って答えてスッとやり始めて。あ、決まったって感じです」と秘話を話すと中山は「嬉しい~」と喜んでいた。

【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (中山咲月、深川栄洋)

女の子の一言からできた『ヌヌ子』

作品の経緯を聞かれた深川。ミニシアターでは色んな才能が集まって出来る映画が多いため、新しい才能を見出すべく二年前に企画されたという。ミニシアターの映画は宣伝力が弱いため、どんな映画が観たいのかリサーチすべく、当時中学1年生だった女の子にも聞いた時に「原宿とか、双子コーデが今流行っているから、そういう映画なら観たい」と。その一言が無ければヌヌ子は生まれなかったというエピソードを明かした。「中学1年生の言葉から色んな人が集まって、才能が結集して出来た映画が今皆さんの前に届けられたことは、企画者としてとても嬉しいです」と心中を語った。

【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (深川栄洋)

とにかく魅力が伝わるように。

進藤監督は「キャラクターが物凄く魅力的だったので、とにかくキャラクターを魅力的に撮ればこの映画は絶対にいい作品になるだろうと感じたので、映画を観た人がもう一度ヌヌ子の二人を観たいだとか、もう一回久保君に会いたいと思って映画館に脚を運んでもらえる作品にすることを一番に考えていました」と撮影のこだわったポイントについて熱く語った。

【写真】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会舞台挨拶 (進藤丈広監督)

最後に、久間田は「中学生や高校生の方は勿論なのですが、年上の方にも自分たちの青春時代と重ね合わせて観てただきたいです!」、吉田は「主演の映画が大きなスクリーンで皆さんに観ていただけて嬉しいです。どの世代の方でも共感出来る内容なので、是非いつも隣にいる方と劇場に脚を運んでください」と挨拶しイベントは終了した。

[スチール撮影:Cinema Art Online / 記者: 梅田 奈央]

 

イベント情報

映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』完成披露上映会

■開催日: 2018年10月13日(土)
■会場: ラフォーレミュージアム原宿
■登壇者: 吉田凜音、久間田琳加、中山咲月、深川栄洋(企画・プロデュース)、進藤丈広監督
■MC: JOY

映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~』ポスタービジュアル

《ストーリー》

原宿で大人気の双子コーデカリスマ「ヌヌ子」として活動している、三好里奈と田原葵。二人の仲の良さは折り紙付き、何をやるにも一緒、どこへ行くにもいつも一緒だった。三好里奈はルックスが抜群に良く、現実主義な女の子。一方葵は元気いっぱい、夢に向かって全力、ちょっと空回りな女の子。

2人のヌヌ子としての活動は、原宿の不思議な年齢不詳・職業不詳の芸能ブローカー的な存在、ハイジの引き合わせで、人気バンド「オリオン」のミュージックビデオに出演することが決まり、順調に見えた。

しかし、MV が映像として完成した時、そこに写っていたのは、ほとんど三好里奈だった……
ずっと一緒、ずっと仲良し、ずっと同じ夢「ヌヌ子」に向かって戦ってきた 2人の間に、いずれ大きく2人の間に立ちはだかる壁となってしまう、不穏な空気がただよっていく。

追い打ちをかけるように、圧倒的カリスマモデル、清美サリーが所属する芸能事務所に一人だけスカウトされた里奈。
対照に葵は何をするにも空回り。夢と現実とのギャップ、里奈と自分とのギャップに苦しんでいく。

一方で里奈は、単なるモデルとして美貌を誇るだけではなく、「世界を変える」と豪語する圧倒的カリスマモデル清美サリーと自分を比較し、自信を無くしていく……
ヌヌ子として一緒に行動することは、ほとんどなくなっていった。

大切なものは何か、自分とは何か。
純粋だった女の子たちが、社会の荒波にもまれ、いろいろな壁にぶち当たり、悩み、戦っていく。

 
出演:吉田凜音、久間田琳加、中山咲月、糸瀬七葉、横田真悠、西岡德馬
 
企画・プロデュース: 深川栄洋
監督: 進藤丈広
製作: 新岡辰徳 宇野隆史
企画協力: 向日葵
プロデューサー: 大日方教史、原田信
アソシエイトプロデューサー: 後藤正好、落合拓弥
共同プロデューサー: 和田有啓
脚本: 濱田真和
音楽: 嘉屋正 高橋一行
撮影: 中村夏葉
照明: 渡辺大介
録音: 林大輔
美術: 黒瀧きみえ
装飾: 石渡由美、寺尾淳
ヌヌ子スタイリング: 本田翼
スタイリスト: 浜辺みさき
ヘアメイクアドバイザー: 竹下フミ
編集: 田巻源太
音響効果: 斎藤昌利
選曲: 佐藤啓
スクリプター: 杉山昌子
助監督: 浅利宏
制作担当: 倉又由一
題字: 宮沢光華
製作: SAIGATE Inc.
制作プロダクション: U.F.O. カンパニー
配給: SAIGATE Inc.・U.F.O.カンパニー
© 2018 SAIGATE Inc.
 
2018年11月9日(金) 渋谷先行・11月16日(金) 全国ロードショー!

メイン館:
11月9日(金) ~ 渋谷 シネクイント
11月16日(金) ~ ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場

 
映画公式サイト
公式Twitter: @nunukonoseisen #ヌヌ子
公式Instagram: @nunukonoseisen

この記事の著者

梅田 奈央シネマレポーター/ライター

様々な人々の想いによって創られる映画。限られた時間の中に綿密に練られた構想。伝えたいメッセージ。無限大の可能性と創り手の熱量に魅了され、作品やそこに込められた想いをたくさんの人に知って貰いたいと活動を開始。インタビューや舞台挨拶などのイベントに至るまで、様々な角度から作品の魅力を発信している。

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