
映画『この夏の星を見る』公開記念舞台挨拶
桜田ひより、原作者・辻村深月の絶賛に感激!
サプライズ登壇で「目に星が宿っているよう」と称賛!!
直木賞作家・辻村深月による青春小説を実写化した映画『この夏の星を見る』が、7月4日(金)に公開初日を迎え、翌5日(土)に新宿バルト9で公開記念舞台挨拶が開催された。
主演の桜田ひよりをはじめ、水沢林太郎、中野有紗、早瀬憩、星乃あんな、河村花、萩原護、秋谷郁甫、増井湖々、安達木乃、蒼井旬、岡部たかし、そして本作で劇場長編デビューを飾った山元環監督ら総勢13名が登壇。さらに、原作者の辻村深月がサプライズで駆けつけ、映画の門出を盛大に祝った。
ほぼフルキャスト集結に桜田ひより「感無量です」
上映後の熱気に包まれた会場にキャスト・監督が登壇すると、大きな拍手が巻き起こった。主人公・溪本亜紗を演じた桜田は「今日は皆さんお越しいただき、ありがとうございます。このメンバーと一緒に初日を迎えることができて、とても嬉しく思います。亜紗ちゃんのまっすぐな人を動かす力、原動力を持っている女の子を演じることができて、私自身も成長しました」とはじける笑顔で挨拶した。
亜紗の同級生・飯塚凛久役の水沢は「凛久として生きた時間は僕にとってすごく大切な時間ですし、ようやく皆さんに届けられたことがなにより嬉しいです」と喜びを伝えた。
本作で長編商業映画デビューを果たした山元監督は「感無量です。これだけの多くの方々にご覧いただけたんだと実感し、感動しております。小学6年生の時、卒業文集で“映画監督になりたい”と書いていたんです。その夢が叶いました」と満席の会場を見渡し、万感の思いを語った。
キャスト陣が七夕の願い事を発表!
高校生になった星乃あんなは「知的な女性に」
舞台挨拶では、七夕にちなんでキャストが願い事を書いた短冊を披露。先陣を切った東京チームでは、今年高校生になったという中井天音役の星乃が「知的な女性になれますように」と願いを掲げ、大人っぽいクールな女性になりたいと理由を語った。
御崎台高校に通う輿凌士役の萩原は「ケガをすることなく過ごせますように」、柳数生役の秋谷は「今日の夜、ここにいる皆さんと同じ星が見られますように」とロマンティックな願い事で会場を沸かせた。
長崎・五島の泉水高校チームからは、小山友悟役の蒼井が「五島牛を食べたい」、福田小春役の早瀬が「全パートの皆さんとごはんに行きたい!」、佐々野円華役の中野が「五島列島の美しい星空をまた見られます様に」と、撮影地や仲間への想いが溢れる願い事を発表した。
トリの岡部は『国宝』超えを宣言!!
茨城・砂浦第三高校チームでは、山崎晴菜役の河村が「森の中へ行く」とマイペースな願い事で笑いを誘い、深野木乃美役の安達木乃が「いつか一日が30時間くらいになりますように」、広瀬彩佳役の増井湖々が「たくさん食べてもむくまない体がほしい!!」と個性豊かな願いを披露。
水沢は「夏バテしないようにする」と健康を気遣い、主演の桜田は「皆さんが健康に過ごせますように」と願い、「総括みたいになってるけど、健康が一番大事!」と力強く語った。
そして、最後の発表となった天文部顧問・綿引邦弘役の岡部は「国宝超え」と力強く宣言。「ほんとにおもしろい映画なんで!『国宝』を超えたいです!超えられる気がする!!」と高らかに語ると、ひときわ大きな笑いと拍手が起こった。
原作者・辻村深月がサプライズ登場!
「最初に浮かんだ感想は“かっこいい”でした」と絶賛!!
舞台挨拶の終盤、サプライズゲストとして原作者の辻村深月が呼び込まれると、キャスト陣は驚きの表情を見せ、桜田は「びっくりしました…!」と素直に感動の声を上げた。辻村は星座があしらわれたワンピースで登壇し、「皆さん、私の書いた各キャラクター達がほんとにお世話になりました」と感謝を伝えた。
続けて、「俳優の皆さんにマスクを着けてもらわないといけないので、この小説はなかなか映像化できないと思っていました。でも今回、実写化していただき、拝見して、驚いたのですが、マスクをしていても皆さんが何を思っているのかが伝わる映像になっていました。桜田ひよりさんの目に星が宿っているように見えましたよね」と喜びを溢れさせ、「撮影現場にも立ち会わせていただいたのですが、自分が書いたキャラクターが前からそこに居るというぐらいに存在していて、嬉しかったです。観終わったとき、最初に浮かんだ感想は“かっこいい”でした」と、原作以上にダイナミックに描かれたスターキャッチコンテストのシーンなどを絶賛した。
原作者・監督・主演より観客へラストメッセージ
桜田ひより「作品が抱える大切なぬくもりが広がってほしい」
最後の挨拶で、辻村は「小説もですが、映画も観てくださる皆さんが居て、初めて完成するものだと思っているので、今日は観に来てくださって嬉しいです。ありがとうございます」と観客へ改めて感謝を伝えた。
山元監督は「2020年のコロナを経たからこそ、作ることができた作品だと思います。ここにいる皆さんもキャラクターと同様に、あの頃から一生懸命、前に進んで生き抜いてきたから今日があります。皆さんのちょっとした隙間に光を照らしてくれるような作品になるといいなと思っています」と思いを伝えた。
そして主演の桜田は、「辻村さんが描いてくださったキャラクター達ひとりひとりが魅力的で愛される存在の作品だと思います。そんな役を背負って作品に参加できたことが光栄でした。去年の夏、暑さに耐えながら撮影をしたのが懐かしいです。観てくださった方々にしか伝わらない熱量を持った作品になっていると思いますし、作品が抱えている大切なぬくもりが広がっていったら嬉しいです。何度でもスクリーンに足を運んでいただけたら」と観客へメッセージを送り、大盛況の舞台挨拶は幕を閉じた。
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『この夏の星を見る』公開記念舞台挨拶■日程: 2025年7月5日(土) |
映画『この夏の星を見る』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》2020年、コロナ禍で青春期を奪われた高校生たち。茨城・砂浦の亜紗や凛久は、失われた夏を取り戻すため〈スターキャッチコンテスト〉開催を決意する。東京では孤独な中学生・真宙が、同級生の天音に巻き込まれその大会に関わることに。長崎・五島では実家の観光業に苦悩する円華が、新たな出会いを通じて空を見上げる。 手作り望遠鏡で星を探す全国の学生たちが、オンライン上で画面越しに繋がり、夜空に交差した彼らの思いは、奇跡の光景をキャッチする――。 |