映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』ジャパンプレミアレポート
【写真】映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」ジャパンプレミア フォトセッション

映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」

ジャパンプレミア開催!

超豪華キャスト大集結!原作者・荒木飛呂彦先生から大絶賛のコメントも!

「コミックのシリーズ累計売上1億部突破」という記録を打ち立てた『ジョジョの奇妙な冒険』。海外からも高い評価を得る人気コミックシリーズが生誕30周年を記念して初の実写化へ。

主人公仗助役に抜擢されたのは数多くの話題作に主演し、女性から圧倒的人気を誇る山﨑賢人。脇を固めるのは神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介と、主役級の豪華キャストたち。

8月4日(金)の全国公開に先駆けて、キャスト・監督が一堂に会するジャパンプレミアが7月26日(水)、恵比寿ザ・ガーデンホールで行われ、第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で観客賞を受賞した本作が、満を持して日本で初めて上映された。

【写真】映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」ジャパンプレミア JOJO 球体

キャストが登場すると会場は一気に大歓声と悲鳴に包まれた。ジャパンプレミアが開催されるにあたっての喜びのコメントをキャストが思い思いに述べる中、主演の山﨑は誰よりも大きな声で「やっと日本で皆さんに観ていただけるということで本当にワクワクしています。試写で初めて観た時にCGのスタンドにびっくりしました。ジョジョでしか観られない映像になっているので楽しんでいただけたら」と力強くコメントした。三池監督は「原作にならってがっつりとした人間ドラマになっています。映像はにぎやかですが、親子の関係について物語っている作品なので、映像を楽しみつつも物語も楽しんでいただけたら」と語った。

【写真】映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」ジャパンプレミア 山﨑賢人

個性的で魅力あふれる役ばかりの本作。原作でも人気の高い空条承太郎役を演じた伊勢谷は、撮影中三池監督からどのような指示をもらっていたかという質問に、「監督とは何作品も一緒やっているのですが、特に指示をいただいていないことに気づきました」と回答。それに対して三池監督は「言っても特段効果があるとは思えない」と周囲を笑わせながらも、「空条承太郎はこうだ、というのはそれぞれの中にあると思うので、それを楽しみながら演じてもらうのがスタッフの仕事」と自身の作品作りに対する想いを語った。続く山田は、三池監督から「岩になってくれ。今回はCGを使わないでいく」と言われ小さな石を渡されたと話し、「最終的に岩になるんだと思って、もらった石を食べて撮影に向けて徐々に石と同化することに慣れていっていました」とコメントし、会場は大爆笑に包まれていた。

製作会見の時に「億泰は本当に兄を愛している役なので僕もそうなりたい」と話していた新田は、それが実現できたか問われ、「唯一ためでしゃべらせてもらってます」と笑顔でコメント。岡田も「結構年上なのにね。僕」とまんざらでもない様子で返答していたが、新田からの「愛しています。役としても真剣佑としても岡田将生を愛しました」との告白には「おまえちょっとバカにしてるだろ」と切り返し、仲の良さをうかがわせた。初の悪役に挑戦した岡田は役作りに対して問われると、「今のでよくわかると思うんですけど、精神を統一したくても隣にこいつがいるので集中できませんでした」と回顧しつつも、「いてくれるだけで役になりきれていたのかな。ありがとうございます」と新田への感謝の気持ちを伝え、その本当の兄弟のような関係性に観客は温かい拍手が送られていた。

おすすめのシーンを問われたキャストたちはこぞってCGを駆使したスタンドのシーンをあげ、中でも小松は「家の中で仗助と承太郎とアンジェロがスタンドを使って戦うシーンがハラハラドキドキしました。女性から観ても興奮できる仕上がりになっていると思います」とアピール。神木も「どうやってスタンドが出るんだろう、どうやって戦うんだろうと思っていると思うんですけど、本当に衝撃的でした。新しいものに出会えた感じ」と続いた。

思い出だらけで全部おすすめのシーンと話した山﨑は、ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で観客賞を受賞したことに対して、「ジョジョのファンだけじゃなくてそうでない人も観に来てくれていて、一個一個のリアクションを楽しんでくれていたのが印象的。観た人が入れてくれて観客賞を受賞できたのは本当に嬉しい」と感慨深げにコメントした。映画同様、個性豊かなキャスト陣を前に三池監督は、「この映画、大丈夫なんだろうかと、今日のトークを観て思っているのではないかと思うのですが、撮影現場においては超人です。彼らの演技を観たら役者という仕事が意義のある、存在する価値のある作品であると分かってもらえると思う」と信頼の声を寄せた。

イベントでは原作者である荒木飛呂彦先生からのビデオメッセージが上映され、「期待と共に不安を感じていらっしゃる方もいると思いますが、その想像を超えてきます。登場人物の役作りなど、キャストの皆さんが本当に素晴らしかった。山﨑さんの存在感が本当に映画を引っ張ってくれていました」と大絶賛を受けた。荒木先生からのメッセージを受け取った山﨑は「僕も本当にジョジョが大好きなので、生みの親である荒木先生にこう言ってもらえるのは嬉しい。死ぬ気でやったので嬉しいですね。本当に嬉しい」と喜びをかみしめつつ、「僕にとって大きな、いろんなものが変わった作品です。ジョジョの世界は本当に予測不可能で、スタンドを使った戦闘は一瞬では理解できないほど計算されています。家族愛、親子愛など、いろんな愛を描いている作品なので、最後まで是非楽しんでいってください」と力強い言葉で締めくくった。

【写真】映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」ジャパンプレミア 登壇者

[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 小森 萌菜]

 

イベント情報

<映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』ジャパンプレミア>

■開催日: 2017年7月26日(木)
■会場: 恵比寿ザ・ガーデンホール
■登壇者: 山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介、三池崇史監督

映画作品情報

映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」メインビジュアル

《ストーリー》

平和な町を震撼させる連続変死事件――。1人の高校生が悪に立ち向かう!
<スタンド>と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、仗助。
彼の住む杜王町では、最近、変死事件が続発していた。
仗助は偶然、同じくスタンド使いであり、一連の事件に関わる
凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったことから、次の標的にされてしまう。
家族と町を守るため、アンジェロと戦うことを決意した仗助。

彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。そんな最も優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎と共に、最凶の力を使うアンジェロに立ち向かう。果たして、仗助と町の運命は―?

 
原作: 荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督: 三池崇史                     
出演: 山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介
配給: 東宝/ワーナー・ブラザース映画
© 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会
© LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
 

2017年8月4日(金) 全国超拡大ロードショー!

映画公式サイト

公式Twitter: @jojomovie_jp
公式Instagram: @jojomovie_jp

この記事の著者

小森 萌菜シネマレポーター/ライター

幼いころから映画に親しみ、映画『プラダ着た悪魔』をきっかけに洋画の世界に惹きこまれていく。休日は洋画邦画共に幅広いジャンルの映画を鑑賞して過ごしている。

★好きな映画
『プラダを着た悪魔』 (The Devil Wears Prada) [監督: デヴィッド・フランケル 製作: 2006年/米]
『あと1センチの恋』 (Love,Rosie) [監督: クリスチャン・ディッター 製作: 2014年/英・独]
『バーレスク』 (Burlesque) [監督: スティーヴ・アンティン 製作: 2010年/米]

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