映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶レポート
【写真】映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶 (玉城ティナ、橋本マナミ、楽駆、森七菜、 仁村紗和、大場美奈(SKE48)藤田富、白石晃士監督)

映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶

白石晃士監督も絶賛!!
「玉城ティナの閻魔あいはドンピシャ」

伝説的人気テレビアニメとして2005年より放映されて以降、コミック(「なかよし」で連載)をはじめ、テレビドラマ、ライトノベル、ゲーム、 舞台、そして、遊技機など幅広く展開され、確固たる人気を博してきた「地獄少女」が満を持して実写映画化!11月15日(金)ついに公開初日を迎えた。 

【画像】映画『地獄少女』メインカット

主人公の地獄少女・閻魔あいを演じるのは、『Diner ダイナー』(2019年7月5日公開)、『惡の華』(2019年9月27日公開)と話題作への出演が続き、国内映画賞では今年の新人賞として有力視される玉城ティナ。そして、地獄少女に付き従う使い魔の〈三藁〉には舞踏界のレジェンド麿赤兒。骸骨の特殊メイクさえも色香へと昇華させる橋本マナミ。新人ながらも11月1日(金)公開の『最初の晩餐』に出演し、ますます注目を集める楽駆ら強烈な個性を放つメンバーが揃った。

さらに『天気の子』(2019年)でヒロインの声を務め、話題作への出演で飛躍を遂げた森七菜はじめ、仁村紗和、大場美奈(SKE48)、藤田富など、最旬の若手俳優陣の競演も話題に。

監督は、『貞子vs伽椰子』(2016年)、『不能犯』(2017年)で唯一無二の世界観を確立した鬼才・白石晃士。暴力的なホラー感覚と、原作の妖しく危険な世界観が融合し、美しくも最凶の因果応報【地獄送り】ダークファンタジーに仕上がっている。

11月16日(土)、映画公開を記念して、新宿バルト9での上映後に行われた舞台挨拶に、主演を務めた玉城ティナをはじめ、橋本マナミ、楽駆、森七菜、仁村紗和、大場美奈(SKE48)、藤田富らキャスト陣、そして白石晃士監督が登壇した。

ついに公開を迎え、観客の反応が気になるキャスト陣と監督

まず玉城が「こんにちは。皆さん、映画を観たばかりで、(私を)どういう気持ちで見ているか不安ですけど、今日は短い間ですが、最後まで楽 しんでください」と挨拶。続いて公開を迎えた気持ちを聞かれた玉城は、「ほっとしました。…(昨日から)SNSなどでも感想をいただき、それぞれ受けとられる方次第で全然感覚が変わる映画だなと、あらためて感じています」と答え、さらに「今回、(役柄が)人間ではないのですが、思い返したら以前、宇宙人もやっていました。宇宙と地獄はやったので(笑)。もしほかに何かあったら、よろしくお願いします(笑)」と会場の笑いを誘った。

【写真】映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶 (玉城ティナ)

橋本は「初めての妖怪役でした。元々アニメが人気で、『骨女は誰がやるの?』と SNSで囁かれていて、(私が演じることに)賛否あったようですが(笑)。公開して1日経ちますけど、まだ批判は届いていないので、良かったなと思っています(笑)」と、不安混じりで公開を迎えた気持ちを吐露した。

それに対して「私もエゴサーチしまくってますが、再現度については好評です」と白石監督。楽駆は「一目連の再現度が高いというツイートは、 まだ僕の耳には入ってきていないです(笑)」と控えめに答え、玉城が「何でそんなこと言うのー(笑)」と突っ込む場面も。森は、「妖怪の方も多い中、私が一番普通で、平凡な女子高生だったので、皆さんに共感してもらえる役でありたいと演じました」と笑顔で答えた。

【写真】映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶 (森七菜)

過酷な撮影、演技の難しさなど、それぞれが振り返る

仁村は「パンチの効いた役だったので、観た皆さんに嫌われてないですかね。美保を殴るシーンでは精神的にきつかったです…」と撮影現場での辛い思いを回想。同じ現場を共にした森も「めっちゃ、きつかったです…(笑)」と共感し、「撮影後は二人で抱擁し健闘を称え合ったね」とうなづきあった。

大場は「アイドルのキラキラした部分は一瞬でしかなかったので、 すべての芝居が初めての体験というか、想像してもきっと分からないだろうなという境地でしたので、そこは自然に演じてて出てくる感情に身を任せるしかなかったかな」と役柄の難しさを振り返り、「純度を上げろ!」など印象的なセリフの多い役柄だった藤田は「純度を上げていただいて、より沢山の皆さんに観ていただけたらと(笑)」と会場を沸かせた。

白石監督が「玉城さんが作り上げたキャラクター像がドンピシャだったので、演技の内容については何も言わなかったと思います」と玉城の成長を絶賛すると、玉城は「言われなさ過ぎて、不安でした(笑)」と笑顔で答えた。

濃厚なキスシーンは全編カット!?
DVDの特典映像に期待?!

続いての、ここだから話せる撮影中の秘話を披露するコーナーで玉城は、「撮影中一回も瞬きをしていないんです。目が段々乾いてきて、コンタクトなので、どんどん視点が合わなくなってきて…もや~っとした世界の中でセリフを言っていて、ちゃんと決められているか心配でした(笑)」と明かすと、橋本は「実は、三藁は歌唱シーンを撮っていて、麿さんがすごいいい声で歌っていて、すごい気合を入れ られていたんですけど、本編観たら全カットで(笑)…麿さんきっとショックなんだろうなと思って…」さらに、「実は、濃厚なキスシーンも撮影 したんですけど、それもカットでした(笑)」と衝撃告白。その怨み節に、白石監督は「是非、DVDの特典映像で(笑)」と会場を盛り上げた。

【写真】映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶 (橋本マナミ)

藤田富が演じた魔鬼のあだ名は“純度”(笑)

楽駆が「栃木で撮影中、歩く玉城を見て『閻魔あいだ!』と(衝撃を受けた)」ことを告白すると、森は「(藤田演じる)魔鬼が倒れていなくなるシーンで、バンドメンバーが魔鬼を探す時に『純度は?』って呼んでいて、魔鬼は、影で〈純度〉ってあだ名が付けられてたようです」と笑いを堪えながらの報告に、登壇者も会場も爆笑。

【写真】映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶 (森七菜)

大場は、地獄通信にアクセスして地獄に落ちるシーンについて「(PC)画面から襲ってくる手は、CGではなく本物の手で、7人くらいの人が、二の腕まで特殊メイクをして(私に向かって)手を伸ばしていました。その手役の皆さんと一番密に接しました(笑)」と明かし、会場を驚かせた。

玉城ティナ、『地獄少女』は特異な存在 
公開を迎えた作品の仕上がりに自信

最後に主演の玉城は、「無事初日を迎えて、舞台挨拶をすることができて嬉しく思います。『地獄少女』で描かれている怨みは、きっと何千年も繰り返される人間の普遍的な気持ちで、それを地獄少女が見つめ続けているんだと思うと、 不思議な気持ちになったり、観た後にすごく考えさせられる作品になったな、と思います。実写化としてもすごく特異な存在の作品になっていて、自信を持って皆さんにお届けしたいなと思っております」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。

【写真】映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶 (玉城ティナ)

イベント情報

映画『地獄少女』公開記念舞台挨拶

■開催日: 2019年11月16日(土
■会場: 新宿バルト9 スクリーン9
■登壇者: 玉城ティナ、橋本マナミ、楽駆、森七菜、 仁村紗和、大場美奈(SKE48)藤田富、白石晃士監督

映画『地獄少女』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『地獄少女』ポスタービジュアル

《ストーリー

― 午前0時に開く禁断のサイト「地獄通信」―

「ねえ、知ってる?夜中0時にだけ開くサイトで依頼すると、地獄少女が現れて、怨みを晴らしてくれるんだってー」都市伝説の話題に沸く女子高生、そのグループになじめず、浮かない表情を浮かべるのは、市川美保。

大好きなアーティスト、魔鬼のライブで知り合った南條遥に魅了された美保は、遥とともに魔鬼ライブのコーラスのオーディションを受けることに。受かったのは遥。やがて少しずつ様子がおかしくなっていく遥を心配した美保は、魔鬼が、遥をライブで行う<儀式>の生贄にしようとしていることを知り、噂のサイトにアクセスするー。

【画像】映画『地獄少女』場面カット

 
出演: 玉城ティナ、橋本マナミ、楽駆、麿赤兒、森七菜、仁村紗和、大場美奈(SKE48)、森優作、片岡礼子、成田瑛基、藤田富、波岡一喜
 
主題歌: GIRLFRIEND 「Figure」(エイベックス)
劇中歌: V.A「地獄少女」劇中オリジナルソングス(アルテメイト) 
 
監督・脚本: 白石晃士
 
原案: わたなべひろし
原作: 地獄少女プロジェクト
 
製作: NBC ユニバーサル・エンターテイメント、藤商事、ギャガ、ギャンビット
制作プロダクション: ダブル・フィールド
配給: ギャガ
© 地獄少女プロジェクト/2019 映画『地獄少女』製作委員会
 

2019年11月15日(金)
新宿バルト9ほか全国ロードショー!

映画公式サイト
 
公式Twitter: @jigokumovie

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