映画『インクレディブル・ファミリー』
日本版完成披露舞台挨拶イベント
三浦友和、黒木瞳、山崎智史が集結!
黒木瞳、自分が欲しい“スーパーパワー”をまさかの撤回!?
第77回アカデミー賞で2部門(長編アニメーション賞、音響編集賞)受賞し、世界中の観客を魅了した『Mr.インクレディブル』(2004年)の待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』が8月1日(水)より日本公開となる。
本作は、『トイ・ストーリー』(1995年)や『モンスターズ・インク』(2001年)を手掛けたピクサー・アニメーション・スタジオが贈る、長編アニメーション映画20作目という記念すべき作品。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える、この夏最高の一家団結アドベンチャーが誕生した。
一足早く6月15日(金)に全米で公開を迎え、オープニング興行収入が182,687,905ドル(※6月15〜17日 Box Office Mojo調べ)と堂々初登場1位の大ヒットスタートを記録!この成績は、世界的大ヒットとなったディズニー/ピクサーの大人気作品『ファインディング・ドリー』(2016年)の記録を越え、全米歴代アニメーション作品のNo.1の週末オープニング記録を塗り替えるという偉業を成し遂げた。さらに日本語の声優キャストには、前作からの続投となる三浦友和(父:ボブ役)、黒木瞳(母:ヘレン役)、綾瀬はるか(長女:ヴァイオレット役)に加え、小島瑠璃子(ヴォイド役)、サンシャイン池崎(へレクトリクス)の参加も決定し話題となっている。
7月5日(木)、『インクレディブル・ファミリー』日本版の完成を記念して、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで完成披露試写会イベントを開催!日本版声優を務めた三浦友和、黒木瞳、山崎智史(ダッシュ役)らインクレファミリーが集結し、間近に迫った七夕に因み、自分が欲しい“スーパーパワー”を短冊に書いてお披露目した。
《イベントレポート》
作品カラーである赤いインクレディブルTシャツを着た観客で“インクレ”カラーに埋め尽くされた会場に、三浦友和、黒木瞳、山崎智史が登場すると、割れんばかりの拍手が会場に鳴り響いた。
登壇者3人も各々『インクレディブル・ファミリー』を意識した、赤と黒の色使いが特徴的な衣装に身を包んでいた。
挨拶を求められると、三浦は「皆さんこんばんは、三浦友和です。今日はようこそおいでくださいました。Mr.インクレディブルというタイトルから14年前経って、もう無いのかなと思っていたのですが、こういう風に実現しまして、またオファーをいただきました。大変嬉しかったです。頑張りました(笑)。14年経っているとですね、声も変わっているのではないかと思いながら挑んだので、そこも観ていただければと思います。よろしくお願いします」と述べた。
黒木は「皆さんこんばんは、今日はありがとうございます。14年ぶりにイラスティガールとしてここに立つ事が出来て凄く嬉しいです。私はこの映画ができると聞いた時に、あ〜また出来るんだ!って凄く嬉しかったのをよく覚えているんですけれども、本当に本当に面白い作品になっておりますので、今日は最後まで楽しんでいって下さい」と笑顔で話した。
山崎は「ダッシュ役の山崎智史です。世界に僕の声が流れるんだなって思うと緊張するし、ワクワクします。よろしくお願いします!」と元気いっぱいに挨拶すると、三浦から「日本だけだと思うよ」とツッコミが入り、会場に笑い声が響いた。
MCが「黒木さんからみて、三浦さんとボブの似ていると感じる部分はありましたか?」と質問すると、黒木は「まず、優しいところ。そして、家族思いで奥様に優しい……だろう(笑)。
あとやっぱり包容力ですね。ボブの包容力があって初めてヘレンはイラスティガールとして活躍出来るので、そういう所が似ているのではないかと思います」とコメントし、「三浦さん自身はボブとの共通点はどこだと思いますか?」と聞かれ、「これからご覧になるのでタネ明かしは出来ませんけれども、ちょっとだけ言うと、イクメンの場面が随分出てくるんですね。そこら辺は30代で経験してますので、そこは似ていると思います」と分析した。
また、逆に黒木とヘレンの似ている所を聞かれると「黒木さんはヘレンそのものですね。表で活躍して、家庭も大事にしている所は本当に共通している部分ですね」と三浦がコメントし、それを聞いた黒木は「友和さんにそう言って貰えると、もっと頑張ろうという気持ちになります」と笑みをこぼしながら述べ、自身とヘレンの共通点については「私はそんなに勇敢じゃないし、怖がりだからジェットコースターにも乗れないんですけど。本当に逞しいですよね。だから、似ている所そうですね……夫を愛している所ですかね〜。あ、笑うところです。すみません」とジョークを交えて答えた。
山崎はダッシュと似ている所について「ダッシュは叫んでばかりで、セリフにも全部ビックリマークがついていて、僕もいつもうるさくて、先生やお母さんから『静かにしなさい』って言われるから、似ている所はうるさいところ!」と年相応の活発な様子を見せた。
アフレコ時の様子について質問されると、山崎は「ダッシュは叫んでばかりで喉が痛くなっちゃった時に、監督さんが『油があるもの食べたらいいよ』と言ってくれたので、豚骨ラーメンとかポテトチップスをいっぱい食べれて嬉しかったです」と満面の笑みで答えた。
黒木は「差し入れにソフトサラダのレモン味があって、初めて食べたんですけど凄く美味しくて、ずっとそれを食べながらアフレコしてました。2人の時はありましたか?」と言うと、三浦は「僕の時は無かったです。皆さんご存知かと思いますが、アフレコは別々に撮るんですね。今日初めてダッシュと会って、黒木さんとも1年半ぶり位にお会いしました」とアフレコの裏話を暴露した。
また、自身の家族との思い出に残っている一家団結エピソードを聞かれると、三浦は「30代の息子が2人いるんですけど、盆と正月しか帰って来ないんですね。自分の事振り返っても、そんな感じだよねって思っていたんですけれども、3.11の日に僕は富山に居たんですが、2人とも直ぐに実家に戻ってるという。そういう時に『これが団結なんでしょう』と感じました」と語った。
ここで7月7日の七夕が近いという事で、ロゴマークをイメージした特大七夕飾りが運ばれてきた。そして、スーパーヒーローに因んで、ゲストの3人の欲しいスーパーパワーのお願い事を短冊に記したものが登場した。
三浦は「私は瞬間移動のパワーが欲しい。この瞬間移動っていうのは、簡単に言うとどこでもドアですね(笑)。僕らは変わりが居ないため開始時間に遅れたら大変な事になるので、いつも時間は心配で心配で。家から現場まで早く着いたらどんなに楽かっていう」と回答。
黒木は「一瞬でセリフが覚えられる記憶のパワーが欲しい。でも、もしかしたら中々これが出来ないから良いのかも知れませんけどね」と答えつつも、MCが2枚ある事を指摘すると照れながら「相撲が強くなりたい。ちょっと思ってます、心で。家でよくやるんですけど、どうしても夫に勝てないんですよ。何回やっても負けるのに腹が立つんですね、なので(笑)」と言うと、三浦は「黒木さんに負ける夫なら別れた方がいいと思うよ(笑)。心配になるね」とコメント。黒木も「なるほど!じゃあ強くならなくていいです!」と願い事を撤回した。
山崎は「僕の願い事はたくさんあります!」と言うと手に持っている1枚の短冊とは別の願い事が書かれた短冊が運ばれてきた。MCも「6枚も……」と、ゲストの2人と共に驚いた。「まず、バリアのパワーを手に入れてドッヂボールで完全無敗にしたい。 チョッパヤを手に入れて、野球でランニングホームランをしたい。ゴムパワーを手に入れて遅刻しないようにしたい。フロゾンの氷パワーでいつでもどこでもかき氷を食べたい。雷パワーを手に入れて、充電しながらゲームしたい。あと、怪力パワーを手に入れて、お掃除の時に家具を軽々持ち上げたい」と何とも可愛らしい願い事を紹介すると、MCは「みんな納得してますよ……!」と相槌を入れた。
最後に山崎は「ワクワクドキドキな物語で観ているだけで笑えてくる面白いので期待してて下さい」
黒木は「今回は、前回のMr.インクレディブルのお話から3時間しか経っていない所から物語が始まるんですけど、14年過ぎてますが、そういった意味では本当に見やすい作品になっておりますし、今回、末の息子のジャックジャックの新しいパワーも必見ですので、どうぞ最後までお楽しみいただきたいと思っております。今日はありがとうございました」
三浦は「凄く簡単に言うと、壮大なホームドラマです。スーパーパワーの部分を除けば、どこの家庭でも起こりうる事をストーリーにしている作品ですので楽しんでいただけると思います。楽しんで下さい、ありがとうございます」とこれから映画を観る方へメッセージを送った。
最後のフォトセッションではMCが「インクレディブル〜」と声をかけ、インクレTシャツとアイマスクを身に纏った観客とゲストの3名全員で「ファミリー!」と声を合わせ、みんなが1つになり、イベントは終了した。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 梅田 奈央]
イベント情報
映画『インクレディブル・ファミリー』完成披露舞台挨拶イベント■日時: 2018年7月5日(木) |
映画作品情報
《ストーリー》彼らは、どこにでもいるフツーの家族…ではない。パパもママも3人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族なのだ!超人的なパワーをもつパパ、ボブ、伸縮自在なゴム人間のママ、ヘレン、超高速移動できる長男ダッシュと、鉄壁バリアで防御できる長女ヴァイオレット。さらに、スーパー・パワーに目覚めたばかりの赤ちゃんジャック・ジャック…その潜在能力は、まだ未知数。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える、この夏最高の一家団結アドベンチャーが誕生した! |