公開初日舞台挨拶
“平成仮面ライダー”の集大成映画遂に公開!
奥野壮「演じていた僕ら自身も鳥肌が立つ映画」
2016年から毎年冬に人気を博してきた「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」シリーズ。そして平成最後の冬である今年、シリーズ最新作『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』が遂に12月22日(土)に公開初日を迎えた。
「時代が終わる。すべてがはじまる」平成という時代を駆け抜けてきたヒーローたちに突き付けられる「仮面ライダーは虚構の存在だ」という衝撃の事実、そして平成仮面ライダーの歴史そのものを消し去ろうとするシリーズ最大の敵に、仮面ライダージオウ・仮面ライダービルドを中心とした歴代平成ライダーが挑む!まさに「平成仮面ライダー」の集大成にふさわしい本作が遂に公開!
12月22日(土)、公開初日舞台挨拶が東京・新宿バルト9で行われ、奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐ら「仮面ライダージオウ」のレギュラーキャスト、そして犬飼貴丈、高田夏帆、武田航平、水上剣星ら「仮面ライダービルド」のキャストが登壇。そしてさらに、平成仮面ライダーそのものの歴史を消し去ろうとするシリーズ最大の敵、スーパータイムジャッカー・ティードを演じた大東駿介、仮面ライダーが虚構の存在であることを主人公たちに告げる仮面ライダーファンの高校生を演じた福崎那由他ら劇場版ゲストキャストや、この記念作のメガホンをとった山口恭平監督も登壇!平成仮面ライダーの集大成とよぶにふさわしい本作に懸けた熱い思いを語った。
そして、会場に集まった仮面ライダーの熱烈なファンは、全員が歴代平成仮面ライダーの20種のうちわを持ち、フォトセッション時にはそれを掲げることで、歴代平成仮面ライダーに会場は一面平成仮面ライダーに!祝砲と共に会場全員で平成仮面ライダーの集大成である映画の公開を祝った。
この最新作の公開前までで、歴代平成仮面ライダーシリーズ映画の観客動員数は累計ですでに3,500万人を突破し、多くの人に愛され続けている。その集大成ともいうべき、新たな平成仮面ライダー映画が幕を明けた。
《イベントレポート》
平成仮面ライダー映画の新たな幕開けを待ちわびる観客で満員御礼となった客席後方から「仮面ライダービルド」に出演していた犬飼貴丈、高田夏帆、武田航平、水上剣星がテーマ曲とともに登場!続いて「仮面ライダージオウ」のテーマ曲が流れると、「仮面ライダージオウ」に現在も出演している奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐が登場した。
また、劇場版ゲストとして大東駿介、福崎那由他、山口恭平監督が登場し、キャスト全員が壇上に上がると客席からは歓声が上がった。
現在放送中の「仮面ライダージオウ」で、常磐ソウゴ役を演じる奥野はで「なんかこの映画大ヒットする気がする!」と劇中のセリフを言うように挨拶をした。
明光院ゲイツ役を演じる押田も奥野に続き「早くお前らに映画観せたくてうずうずしている!」と奥野同様役に似せた挨拶をし会場からは笑いが起こった。
仮面ライダービルドで桐生戦兎役を演じた犬飼は奥野、押田の挨拶を聞き「そういう感じの挨拶なんですね」と言いつつも「新鮮な気持ちでやろうかな。“勝利の法則は決まった!”」と劇中セリフを決め会場からは拍手が起こった。
公開初日を迎えた気持ちを聞かれた犬飼は「ジオウチームとビルドチームで映画は初めてなんですが、どんな化学反応が起きているか僕たちもまだ観れてないので楽しみです」と話し、奥野は「僕は早く届けたい気持ちがずっとあったのでドキドキと嬉しさで胸がいっぱいです」と映画公開への喜びを話した。
演じてた僕ら自身も鳥肌が立った
映画の見どころを聞かれたジオウチームの奥野は「ソウゴとゲイツとツクヨミがそれぞれ別のキャラクターってところですかね」と控えめな様子で喋るも、それを見た犬飼が「ジオウとしても映画初めてだったのでわくわくしますね」と話に割り込み、それを見ていた猿渡一海役の武田が「いけいけ貴丈! 今日はビルドVSジオウだから」と話に割り込む犬飼を応援する場面も。
奥野も犬飼に負けずと昨日映画を観たと話し「演じていた僕ら自身も鳥肌が立つ映画だった」とコメント。押田も「コメディ調なところが前半にあって、いつもの僕らの持ってるキャラとは全然違うものを演じているのでそこは一つの見どころだと思います」と映画の見どころを話した。ウォズ役のを演じる渡邊は「取材では“難しい話”と話していたけど、映画を1回観たら理解できます!」と話した。
ビルドチームの石動美空役の高田は「航平さんと赤楚くんと演じたシーンでアドリブ禁止令が出ていた気がします」と撮影のエピソードを明かし、禁止令の件について監督は「そんなことないと思います」と言葉を詰まらせていた。
それに対し武田は「アドリブ禁止令は僕らが普段やりすぎだから出されてしまって、(映画では)静かに観えるかもしれないけど、本来バランスとしては多分それくらいがちょうどよかったです。役者として反省させられた映画です」と反省した様子を見せた。
見どころを聞かれた水上はまだ映画を観ていないと話し「奥野くん、僕出てた?」と問いかけ、それに対し奥野は「しっかり出てました!」と返していた。
ライダーを観ていた時の憧れの気持ちを役に生かした
スーパータイムジャッカー・ティード役を演じた大東は役作りについて「僕が学生の時に平成シリーズが始まって、その時から見ていたので今回の劇中と重なるところがあり、一視聴者としてライダーを見ていた時の憧れの気持ちを役に生かした」と明かし、今回演じたティードのタイムジャッカーについては「タイムジャッカーがなんなのか分からなくてテレビを追いかけて、世界を悪いほうに持っていったヤツよりも『俺のほうがうまくできるんじゃないか』という気持ちを持って演じました」と話すも、「俺も話していて、今何の話しをしているのかわからない」とポツリ。
本作で物語の重要人物・アタル役の福崎は「僕自身仮面ライダーが好きで、皆さんと同じ立場に立って仮面ライダーを好きな少年として映画の中にいられるよう気を付けました」と話した。
本作の監督を務めた山口監督は「平成が間も無く終わると同時に20作目という記念の作品で、ずっと演出家として育ててもらった恩返しという思いでやらせていただきました。懐かしいライダーも出てきて大活躍もしますし、バイクも出しましたし、キックもバンバン撃って最後大爆発もするので今日楽しんでいただきたいと思います」と映画への愛を語った。
仮面ライダーは時代とともに一緒に生きている
最後に、平成仮面ライダー20作の存在をどのように感じたかと問われた犬飼は「この映画を通じて平成仮面ライダーがいろんな人に愛されてると改めて感じましたし、この平成仮面ライダーという存在が時代と共に一緒に生きているヒーローだからこそ、皆さんがここまで愛してくれるような存在になったと気づかされました」と話した。
続く奥野は「この映画では仮面ライダーではフィクションであるということが一つの大きなテーマになっていますが、ただのフィクションであったらこの平成仮面ライダー20作の歴史は作られてはいないので、僕たち仮面ライダーはいつの時代も確かにここにいる存在だと思いました」と締め大歓声の中舞台挨拶は終了した。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 井上 綾乃]
イベント情報映画『平成仮 面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』 ■開催日: 2018年12月22日(土) |
映画『平成仮 面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』予告篇
映画作品情報
仮面ライダーを愛してくれたあなたへ常磐ソウゴと桐生戦兎の世界に、異変が生じていた。まるで別人と入れ替わるように、仲間たちが次々と記憶を失っていくのだ。さらに、二人の前に現れたスーパータイムジャッカー・ティード。彼はアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、一人の少年・シンゴを追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタルに出会う。一方ティードに単身戦いを挑んだ戦兎は、洗脳され操られてしまい…。 強大な敵を前にシンゴを救おうともがくソウゴたちだったが、そんな中アタルがある告白をする。 なぜ、いつから、仮面ライダーは虚構(フィクション)の存在となってしまったのか? |
滝藤賢一、関 俊彦、遊佐浩二、てらそままさき、鈴村健一、石丸謙二郎/生瀬勝久原作: 石ノ森章太郎
脚本: 下山健人
監督: 山口恭平
音楽: 川井憲次、佐橋俊彦
アクション監督: 宮崎 剛
特撮監督: 佛田 洋
製作: 「ジオウ&ビルド」製作委員会(東映/テレビ朝日/東映ビデオ/アサツー ディ・ケイ/木下グループ/バンダイ)
配給: 東映