- 2019-11-5
- イベントレポート, セレモニー, 映画賞/アワード, 第32回 東京国際映画祭
第32回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー
各受賞作品&受賞者発表!
審査委員と観客が熱狂した珠玉の9日間で選ばれた各受賞作品は——
10月28日(月)より開幕し、9日間開催された第32回東京国際映画祭(TIFF)が11月5日(火)に閉幕を迎え、クロージングセレモニーが東京国際フォーラムで行われた。
昨年以上に国や地域、人種も文化も多様性に富んだ作品が出品された今回の映画祭、果たして各部門各賞の受賞作品・受賞者は、そして栄えある東京グランプリに輝いたのは——。
アメリカン航空アウォード大学対抗ショートフィルムコンテスト
東京国際映画祭の大きなミッションの一つである「映画の未来の開拓」の一環として、オフィシャルパートナーであるアメリカン航空と共催で大学対抗ショートフィルムコンテストを開催。映画製作に情熱を注ぐ大学生が監督したショート・フィルムを募集し、優秀作品として選ばれた5作品が映画祭で上映され、その中から最優秀作品が発表された。
最優秀作品に選ばれたのは大阪芸術大学の奥井琢登監督作品『Down Zone』。顔を緊張でこわばらせつつも、アメリカン航空グローバル・マーケティング・ディレクターのジョン・バード氏よりアメリカン航空機に象られたクリスタルトロフィーを手に奥井監督は、「選ばれるとわかっていたらもうちょっとマシな格好で来たのですが」と苦笑いすると、「映画は、作ったら完成ではなくて、観客に観られて完成だと思っています。昨日の上映会で足を運んでもらって、評価してもらった のは素晴らしいことで、すごく嬉しいです。これを糧にして、次は、みなさんに観ていただけるような、子供から大人まで観てもらえる ような作品をつくろうと思います」と力強いスピーチで壇上を後にした。
東京ジェムストーン賞
一昨年創設された、東京国際映画祭のビジョンの一つに掲げた「映画の未来の開拓」に沿って、宝石の原石(ジェムストーン)の様な輝きを放つ若手俳優を東京で見出し、顕彰し、世界に紹介することで、彼らがその輝きを増す一助となることを目的とする東京ジェムストーン賞。今年は4名の俳優が選出され、久松猛朗フェスティバル・ディレクターより発表された。
国内からは日本映画スプラッシュ部門に出品された『テイクオーバーゾーン』より吉名莉瑠、同じく日本映画スプラッシュ部門の『タイトル、拒絶』より伊藤沙莉、特別招待作品の『”隠れビッチ”やってました。』より佐久間由衣、そして海外からはコンペティション部門に出品された『ディスコ』よりヨセフィン・フリーダが受賞した。
各受賞者のコメントは以下の通り。
吉名 莉瑠 『テイクオーバーゾーン』(日本映画スプラッシュ部門)東京国際映画祭には初めて出させて頂いたのですが、レッドカーペットで観る景色や舞台挨拶で見る景色は、とてもキラキラして いて、とても新鮮で、初めての主演作品がこのような素晴らしい場所で上映されたことがすごく嬉しく思っています。これからもいろん なことがあると思いますが、毎日に感謝して素晴らしい女優になれるように、そして沢山の方に“吉名莉瑠”という女優を知ってもら えるようにがんばりたいです。 |
伊藤 沙莉 『タイトル、拒絶』(日本映画スプラッシュ部門)東京国際映画祭に今までも出品はありましたが、今回初めて、参加することができました。そういった機会に素晴らしい賞をいただ けて光栄です。映画、『タイトル、拒絶』という作品に出演させていただいたことがきっかけで、この賞をいただけたことは、とてもありが たいです。賞に選んだことを後悔させないようにこれからも頑張ります。これからも宜しくお願いします。 |
佐久間 由衣 『“隠れビッチ”やってました。』(特別招待作品)とても光栄に思います。今回、私自身は出席できず残念ですが、このような賞を頂けたことに胸がいっぱいです。私一人では、こ の賞をいただけなかったと思うので、監督はじめ、キャストの皆さん、この映画に関わってくださったスタッフの皆さん、すべての人に感謝したいと思います。私にとって初めての主演・初めての映画祭ということで余計に嬉しい気持ちです。たくさんの方がこの映画を 鑑賞してくださり、豊かになってくれたら嬉しいです。 |
ヨセフィン・フリーダ 『ディスコ』(コンペティション部門)東京、そして、東京国際映画祭をとても楽しめました。ここに出席できないことがとても申し訳なく、そして悲しく思います。でも、こ のような名誉ある賞をいただけて本当にありがとうございます。また、ディスコを観ていただいて、感謝いたします。 |
日本映画スプラッシュ部門
日本映画スプラッシュ部門の審査委員を務めた映画監督の大久明子より発表があり、監督賞は『叫び声』の渡辺紘文監督が、作品賞は『i—新聞記者ドキュメント—』が受賞した。
審査委員を務めた映画監督・大九明子による講評様々な作品がありましたが、ドキュメンタリー作品とフィクション作品が混在しているというのが我々の大命題でありまして、審査の上では大変難しく、審査の上では長く議論致いたしました。最も重要視すべきものはなんなのかと審査会合での結果は、“海外に 発信する力のある作品”ということでした。まだまだ日本には多くの映画作家がいるのを体感しました。 どんどんスプラッシュに応募・ 参加するようを促すのは、東京国際映画祭の責任になるかと思います。クリスチャンが話していたことですが、この作品は「間違いなく一年後にも覚えているだろう」ということです。会議が紛糾したなかで、この作品についてだけは皆同意見でした。ストロングでユニークなビジョンがあって、ザワザワするけど真逆の温かい感情を巻き起こす、大変面白い作品だと思いました。 私個人としては何も語っていないようで、日本の今を声高に歌っている、海外の方へ誇らしい気 持ちになるような作品でした。この監督に賞を差し上げるのは、大変光栄ですし、嬉しくてたまりません。 |
第29回で同部門の作品賞受賞に引き続き、今回監督賞を受賞した渡辺監督はスピーチにて「僕たちは、栃木県大田原市で小さな田舎町で自主製作映画をつくってきた団体です。家族で映画をつくってきた。隣にいるのは 弟で音楽監督の渡辺雄司です。父親、母親、祖父はスタッフとして一丸となって映画を作っています。僕たちの大事なスタッフとして韓国人のカメラマンがいますが、現在帰国しております。もう10年間僕を信じて一緒に映画を作ってくれた彼にも感謝しています。『叫び声』は、102才の僕の祖母が出演している作品です。しかしこの8月に、僕の映画のすべてに出演してくれていたおばあちゃんを失いました。この賞は、おばあちゃんがいたからこそ取れた賞だと思います。天国にいる祖母に感謝したいと思います。僕たち は、映画をこれからも作り続けていきます。本当に皆さんありがとうございました」と、時折声をつまらせながら感謝の意を表した。
今回の作品賞を受賞した『i—新聞記者ドキュメント—』の森達也監督は「今年のスプラッシュ部門は、僕の作品もですけどドキュメンタリーが存在感を示したと思っています。ドキュメンタリーはおもしろい。メディアが閉塞状況にある中で、ドキュメンタリーが新たな領域を見せてくれる、そうした時代になってきていると思います。特にこの 国は今、“空気”という目に見えないものが、いろんな機能を停止させている、言論の表現はかなり気まずい状況になってきている、そうした中でこの作品が賞を取れた、この作品を推薦してくださったプログラミングディレクターの皆様の将来は危ないんじゃないか、そう思います、自己責任ですね。僕自身は、ドキュメンタリーも、もちろん撮りますが、ドラマも撮ります。次回、数年後にはドラマでまたこの映画祭に来たいと思います」と、来年以降の野望を口にした。
また、同作の河村光庸プロデューサーからは「映画とドキュメンタリー、この二つを同時期に公開する世界で初めての試みでした。同調圧力や忖度、空洞化された社会、空洞化された為政者、空洞化されたメディア、そして私たち自身も空っぽなんじゃないかなと。それをこの映画は指し示していると思います。そうした問題提起もまた映画の役割ではないかと。55館で上映いたします。そこでスプラッシュしてほしいと思います」と語った。
アジアの未来部門 作品賞/国際交流基金アジアセンター特別賞
アジアの未来部門受賞では、最終的に審査委員満場一致で選ばれたという2作品が受賞。国際交流基金アジアセンター特別賞には『死神の来ない村』(レザ・ジャマリ監督)が、作品賞には『夏の夜の騎士』(ヨウ・シン監督)が選ばれた。
特別賞を受賞した『死神の来ない村』のレザ・ジャマリ監督は「実はこれはデビュー作で、東京国際映画祭で高価な賞を頂けて嬉しく思います。この映画を作るとき本当に手ぶらでした。プロデューサーがいなければ、この作品はできませんでした。そしてつらく大変な時を一緒に過ごしてくれた奥さんにも感謝しています。時差ボケで2時間くらいしか寝られなかったですが、これで今夜も興奮して寝られないと思います」とスピーチ。
作品賞を受賞した『夏の夜の騎士』のヨウ・シン監督は「何百人も監督がいる中で、映画を作れたことに感謝します。でもこれはプロデューサーがいたからこそだと思っている。監督は、大胆でなければならないのです。なぜなら、空想の世界に身を投げなければならないからです。でも同時に不安を抱えている存在なのです。監督として、これからのキャリアに意味あることだと思います。物語では、主人公は祖母と暮らしていて、母は日本にいます。これは、私の経験です。日本に2回来たことありますが、1回目はただの小さな子供でした。とても長い時間が経ってしまいましたが、とても嬉しく思います」と日本との縁を交えつつ感謝と喜びを語った。
コンペティション部門
各賞の受賞結果は以下の通り。
観客賞: 『動物だけが知っている』
観客賞に選ばれた『動物だけが知っている』。主演を務めたドゥニ・メノーシェがトロフィーと観客賞恒例の港区の法被を受け取り、「映画鑑賞後、お客さんと話せるという時間、大変素晴らしい経験ができました。そして日本は太陽の上る国だと言われますが、 本当に光がずっと差し込んでおり、素晴らしい価値を見出す国なのだなと思いました。それをぜひ持って帰りたいです」と笑顔でスピーチした。
最優秀脚本賞: 『喜劇 愛妻物語』
最優秀脚本賞に選ばれた『喜劇 愛妻物語』の足立紳監督は「まだ監督は2作目、本業はシナリオライターなので脚本賞が取れて助かりました。この作品は私生活をさらけ出していますが、私と妻をそのまま演じていただいたわけではありません。濱田岳さんと水川あさみさんが、シナリオの文字をあそこまで体現してくれました。それによってできた映画だからこそ、脚本を評価していただいたと思いますので、俳優さんに感謝したいです。小さな個人的な話 を映画にすることができたスタッフさんに感謝したいです。コンペの中では珍しい、ただ笑えるだけの喜劇を選定してくれた矢田部吉彦さんに感謝したいです」と感謝の気持ちを伝えた。
最優秀芸術貢献賞: 『チャクトゥとサルラ』
最優秀芸術貢献賞を受賞したのは 『チャクトゥとサルラ』。ワン・ルイ監督からは 「この映画を評価して認めてくださった東京国際映画祭、参加させていただくチャンスをくれたこと嬉しく思います。今思い返せば、この作品を撮っているときは素晴らしい思い出ばかりでした。制作の過程では様々な困難もありましたがすべて報われました」 と、静かな語り口ながら確かな本作への手応え、自信を露わにした。
最優秀男優賞: ナヴィド・モハマドザデー(『ジャスト 6.5』)
最優秀男優賞は『ジャスト 6.5』で主演を務めたナヴィド・モハマドザデーが受賞した。「とても高価な賞をありがとう。監督に差し上げたいです。監督の演出がなければ、演じられなかったです。そして今、劇場にイランの巨匠が来ています。彼がいなければ映画を愛することはなかったと思います。彼の映画を観て、今まで映画を作ってきました。彼の作品がきっかけで映画を愛してきました。感謝しています」と、二人三脚で映画を製作してきたプロデューサーへ大きな感謝の気持ちを表明した。
最優秀女優賞: ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ(『動物だけが知っている』)
最優秀女優賞には『動物だけが知っている』のナディア・テレスツィエンキーヴィッツが選ばれた。すでに本国に帰国していたナディアからはビデオメッセージが届き、「日本に来たこれ以上の素晴らしい理由を思いつきません。心から光栄に思っています。そして監督・俳優たちに感謝をお伝えした いです。また日本に必ず戻ってきますね」と画面の奥から受賞の喜びを炸裂させた。
ナディアの代役でトロフィーを受け取ったドゥニ・メノーシェは「人間的にも非常に素晴らしい女優です。明るいし何事にも興味を持っています。私が彼女と絡むシーンは、ブーツで顔を殴られ るシーンなのですが、その演技からユア・サーマンを越える素晴らしい女優さんだと思いました」と、彼女の存在感と確かな演技力を賞賛した。
最優秀監督賞: サイード・ルスタイ監督(『ジャスト 6.5』)
最優秀監督賞に輝いたのは『ジャスト 6.5』にて最優秀男優賞を受賞したナヴィドとともに情熱的な作品を世に送り出してきたサイード・ルスタイ監督。「この賞を、黒澤明の国から賞をいただけて光栄です。スタッフの皆さん本当に感謝しています」と言葉少ない長らも熱量感じる喜びのコメントがあった。
審査委員特別賞: 『アトランティス』
審査委員特別賞に選ばれたのは『アトランティス』。メガホンを取ったヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督からはビデオメッセージで、「この作品が東京国際映画祭に参加させてもらいとても嬉しい。矢田部プログラミンディレクターに心より感謝します。素晴らしい質問をしてくれた観客の皆様にも感謝いたします。この作品は日本にも通じるものがある。日本は戦争経験があり、戦争の痛みを理解しているからです。今回、奇跡が起きました。素晴らしい映画祭をありがとうございました」と画面の向こうから喜びのコメントをした。
壇上に立った主演俳優のアンドリー・リマルークからは「監督に一言付け加えるとしたら、私たちの映画にこのような賞をいただけて、皆さんに感謝いたします」とスピーチで締めくくった。
東京グランプリ/東京都知事賞: 『わたしの叔父さん』
東京グランプリ/東京都知事賞の発表の前に、今年のコンペティション部門国際審査委員長を務めた中国を代表する女優チャン・ツィイーより講評があった。「この映画は、感動的な詩のような語り口で我々に穏やかに物語ってくれました。監督は抑制的で繊細なカメラワークをもって、忘れ去られる人間の情感をとても力強く表現していました」と笑顔で語り、 東京グランプリ/東京都知事賞に『わたしの叔父さん』が選ばれたことが発表された。
受賞したフラレ・ピーダセン監督は「本当に光栄で、心臓がバクバクしています。この映画はインディペンデントの小さな作品で、少人数のクルーで一生懸命に撮影したものです。コンペティションに選んでいただいただけでもうれしかったです。この作品をコンペティションに選んでくださった皆様、優しくおもてなしてくれたスタッフの皆さまの愛を感じました。滞在中は素敵な時間を過ごさせていただき、ホテルでも素晴らしいおもてなしの精神を感じました。おそらく舞台となった地域で撮影するのは初めてではないかと思います。デンマークの皆様にも感謝いたします。そして最後にな ますが、観客の皆様にも感謝申し上げます。この映画を観てくださった、素晴らしい観客の皆様が素晴らしいリアクション・質問をし て下さいました」と興奮と喜び入り混じる様子で感謝のスピーチをした。
東京都知事賞のプレゼンターとして小池百合子東京都知事が登場し、「多くの方々にお越しいただき誠にありがとうございました。115の国と地域から、1804の作品が応募されました。多くの国々から 作品が寄せられるこのような機会に、東京から世界に羽ばたくニュークリエイターがたくさんおられることを光栄に思います。東京国際映画祭は32回目です。映画は、国境・言語を超えて文化や魅力を伝えるものです。2020年東京オリンピックは、スポーツだけでなく文化の祭典でもあります。日本の文化を東京発で伝えたいと思っています」とコメント。
チャン・ツィイー国際審査委員長からは「私たちが審査員として映画を鑑賞した期間は、6日間でしたが、私たちは映画の持つ、文化性・芸術性・多様性を感じることが できました。たしかに審査の過程はチャレンジングなものでしたが、私たちが共感する作品や判断の基準は一致していました。もちろん、みんなの意見をまとめる必要もあり、熟慮する場面もありました。審査員のみなさんにも感謝をしたいと思います。皆さんの努力の賜物でした。最後になりますが、映画という芸術が永遠に輝き続けますように心からお祈り申し上げます」と今回の映画祭について総評した。
最後に安藤裕康チェアマンが登場。「『男はつらいよ お帰り寅さん』で開幕した9日間、お楽しみいただけましたでしょうか。今年は、天候に恵まれて、ゲストの顔ぶ れも充実し、屋外の行事も盛り上がりました。数々の賞を受賞された皆様にお祝いを申し上げます。特に、審査委員長のチャン・ ツィイーさんには、お腹にいるジュニアと共に、懸命に審査にあたってくださり、改めてお礼を申し上げます。また、官公庁、スポンサー、 映画業界の皆様、300人を超えるボランティア・インターンが協力してくれました」と挨拶し、第32回東京国際映画祭を締めくくった。
エンタメはもちろんのこと、あらゆる面で多様性・多文化性への理解を求める声が年々大きくなっている昨今。長年に渡り世界中で楽しまれてきた映画という一つの映像文化にもその波はますます強く押し寄せているが、今回コンペティション部門国際審査委員長を務めたチャン・ツィイーが語ったように、多種多様な人種やそれぞれの国が持つ文化や習慣への理解をそれぞれが深めつつ、作品を楽しみながらますます映画の世界が盛り上がること、東京国際映画祭ならではの強みを育てながら素晴らしい作品を世界へと発信していくことを願ってやまない。来年2020年は、東京オリンピック・パラリンピックも開催される。第33回東京国際映画祭にはどんな作品が出品され、どんな作品や俳優が受賞するのか、今から期待は高まるばかりだ。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 蒼山 隆之]
フォトギャラリー📸
32nd TIFF クロージングセレモニー/審査委員&受賞者記者会見 動画🎥
32nd TIFF クロージングセレモニー概要📝
■開催日: 2019年11月5日(火)
■会場: 東京国際フォーラム ホール C
■登壇者:
コンペティション部門 国際審査委員: チャン・ツィイー(章子怡)、ビル・ガーバー、ジュリー・ガイエ、マイケル・ノアー、廣木隆一
アジアの未来部門 審査委員: エレナ・ポラッキ、ピムパカー・トーウィラ、中村義洋 日本映画スプラッシュ部門 審査委員: ナム・ドンチョル、大九明子 プレゼンター: ジョン・バード(アメリカン航空 グローバル・マーケティング・ディレクター)、古屋昌人(国際交流基金 アジアセンター部長)、武井雅昭(港区長)、須永達雄(みなと委員会 委員長)、金川宏美(セイコーホールディングス株式会社 常務取締役)、小池百合子東京都知事、安藤裕康チェアマン、久松猛朗フェスティバル・ディレクター 【アメリカン航空アウォード大学対抗ショートフィルムコンテスト】
最優秀作品賞: 『Down Zone』(監督:奥井琢登)
【東京ジェムストーン賞受賞者】
ヨセフィン・フリーダ、伊藤沙莉、吉名莉瑠、佐久間由衣 【特別功労賞】
仲代達矢、大林宣彦
【日本映画スプラッシュ部門 受賞作品及び受賞者】
作品賞: 『i -新聞記者ドキュメント-』 監督賞: 渡辺紘文(『叫び声』監督)
【アジアの未来部門 受賞作品及び受賞者】
作品賞: 『夏の夜の騎士』 国際交流基金アジアセンター 特別賞: レザ・ジャマリ(『死神の来ない村』監督)
【コンペティション部門 受賞作品及び受賞者】
観客賞: 『動物だけが知っている』 最優秀脚本賞: 『喜劇 愛妻物語』
最優秀監督賞: サイード・ルスタイ (『ジャスト 6.5』)
最優秀男優賞: ナヴィド・モハマドザデー (『ジャスト 6.5』)
最優秀女優賞: ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ(『動物だけが知っている』)
最優秀芸術貢献賞: 『チャクトゥとサルラ』
審査委員特別賞: 『アトランティス』
東京グランプリ/東京都知事賞: 『わたしの叔父さん』
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第32回東京国際映画祭 動員数 <速報値・11月5日は見込み動員数>
劇場動員数/上映作品数: 65,211人/180本 *9日間(第31回:66,801人/187本 *10日間)
JCS、レッドカーペット・アリーナ等イベント: 151,542人
共催/提携企画動員数: 約146,000人
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