映画『mid90s ミッドナインティーズ』
90年代への愛と夢が詰まった青春映画がいよいよ日本上陸!
2度のオスカーノミネートを果たし、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)、『マネーボール』(2011年)、『21 ジャンプストリート』(2012年)などの出演でも人気の俳優ジョナ・ヒルが初監督を手掛けた映画『mid90s ミッドナインティーズ』が9月4日(金)新宿ピカデリー、 渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャインほか全国ロードショーとなる。
本作は1990年代のロサンゼルスを舞台にシングルマザー家庭に育った13歳の少年スティーヴィー(サニー・スリッチ)が、スケートボードを通してかけがえのない仲間達と出会い、子供から大人への扉を開いていく、ジョナ・ヒル自身の半自伝的な10代の想い出をもとに珠玉の⻘春映画へと作り上げられたストーリー。
ライフスタイルがデジタル化される最後の時代――。1990年代のあの頃を背景に、懐かしくて新しい⻘春映画のマスターピースがいよいよ日本に上陸する!
タッグを組んだのは、日本での『ミッドサマー』(2019年)の大ヒットも記憶に新しく、『レディ・バ ード』(2017年)、『ムーンライト』(2016年)などアカデミー賞の候補作を続々と送り出すなど、世界中の映画好きから注目の的となっている気鋭の映画スタジオA24。
懐かしくて新しい90年代への愛情と夢をたっぷりに描いた10代の少年たちの成⻑物語はあらゆる世代の共感を呼び、ナショナル・ボード・オブ・レビューのトップ10インディペンデント映画にも選出。全米4館からスタートしたにも関わらず、1,200スクリーン超まで拡大するスマッシュヒットを記録している。
ジョナ・ヒル自身が子供時代を過ごし、タイトルにもなっている、本作の象徴的なキーワード“1990年代”の雰囲気と感覚を再現するため全編16mmフィルムにこだわって撮影されていることも魅力の一つ。スーパー・ファミコンやカセットテープ、ストリート・ファイターなど1990年代を象徴するような懐かしいアイテムが盛り沢山で、劇中に登場するなどのお楽しみも!
音楽はナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーが手掛けるほか、ニルヴァーナ、ピクシーズ、モリッシー、シール、ファーサイド、ウータン・クラン、ア・トラ イブ・コールド・クエストなど当時のヒット曲で彩られている。
『40歳の童貞男』(2005年)などのジャド・アパトー作品でキャリアを積み、アメリカを代表する大人気コメディ俳優となったジョナ・ヒル。『マネーボール』(2011年)でブラッド・ピット演じる主人公の右腕を演じアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)ではレオナルド・ディカプリオとのコンビが高く評価され、いまや不動の実力派人気俳優となった彼の初監督作となる本作は、子供と大人の中間で悩む誰もが共感必至の⻘春ストーリー。ティザービジュアルでは「たちあがれ、何度でも」という力強いメッセージとともに、不安と希望を胸に未来に立ち向かうように佇む主人公スティーヴィーが描かれる。
そんなスティーヴィーを演じるのは、『ルイスと不思議の時計』(2018年)、『聖なる鹿殺し』(2017年)のサニー・スリッチ。母親ダブニー役に『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャサリン・ウォーターストン、兄のイアンに『ある少年の告白』(2018年)、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016年)のルーカス・ヘッジズと脇には人気・実力を兼ね備えた俳優陣が揃う。
公開された予告映像は、憧れのCDやファッションが詰まった兄の部屋にこっそりと入るスティーヴィーの様子から始まる。彼にとって憧れの絶対的存在は兄だった。しかし、スケートボードを通して“憧れの年上の友人”や“心許せる仲間”に出会い、少しずつ自分にとって大切な世界を増やしていく。そのことで起こる家族との衝突や、傷つく姿をさらけだすことで出会う本当の友情など、誰もが経験する<⻘春>という魔法の季節を鮮やかに映している。
まるでビデオテープを巻き戻すような、独特の“キュルキュル”とひずんだ音から始まる懐かしい響きも必聴だ!
初めて女の子と家デートしてはにかんだり、兄の部屋でこっそりCDウォークマンを借りたり、放課後仲間と集まってスケートに夢中になったり。反抗しながらも離れられないスティヴィーの、兄と一緒にゲームをする姿や放課後、同級生たちと一緒にスケートボードに夢中になっている様子など、いずれもジョナ・ヒル監督が愛してやまない、1990年代真っ只中の(mid90s)LAでの10代ならではかけがえのないリアルな⻘春の空気とカルチャーを切り取った場面写真も解禁されている。
海外の映画評
ジョナ・ヒルの監督デビュー作は、90年代のLAに連れ戻してくれる。最高に魅力的! Rolling Stone
|
間違いなく、今年のナンバー1! VICE
|
ジョナ・ヒルによる『レディ・バード』! Reporter
|
今年最高の映画の一つ。みんな観に行って! アダム・レヴィーン(maroon 5)
|
国内でもたくさんのコメントが!
すごく面白かった! 石野卓球(DJ・プロデューサー)
|
90’sには、音楽と人とカルチャーが交わる場があった。 入江 悠(映画監督)
|
手に入れるしかない。誰かが、こんなもんか。と言ったとしても。 玉城ティナ(女優)
|
リアルな90年代を描いた少年たちの青春ドキュメンタリー。 篠原ともえ(デザイナー/アーティスト)
|
何者でもないのに、どんな者にもなれる。 野宮真貴(歌手・エッセイスト)
|
美しさと恥ずかしさと淋しさが同居する、青春のマジックアワーの様な瞬間が『mid90s』には封じ込められている。恐るべしA24。 伊賀大介(スタイリスト)
|
バカで、ピュアで、リアル。もっと彼らの青春を観ていたかった。 窪塚洋介(俳優・アーティスト)
|
監督の実体験的ストーリー、16ミリフィルムの質感、90’sカルチャーの懐かしさに終始高揚した。 SILENTPOETS/下田法晴(ミュージシャン)
|
もう戻れないあの頃に、帰れた気がした。不自由な自由って、最高だったんだ。 SYO(映画ライター)
|
映画『mid90s ミッドナインティーズ』本編映像 (LA夕焼けスケートシーン)
映画作品情報
《ストーリー》1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、⺟のダブニーと暮らしている。⼩柄なスティーヴィーは⼒の強い兄に全く⻭が⽴たず、早く⼤きくなって彼を⾒返してやりたいと願っていた。そんなある⽇、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出⼊りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど⾃由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。 |
製作: イーライ・ブッシュ
音楽: トレント・レズナー、アッティカス・ロス
配給: トランスフォーマー
公式Twitter: @mid90s_jp