島ぜんぶでおーきな祭
第10回 沖縄国際映画祭 プレミア上映舞台挨拶
榮倉奈々、安田顕、李闘士男監督がプレミア上映舞台挨拶に登壇!
初お披露目に感無量!それぞれの“死んだふり”への想いを明かす!!
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか︖」2010年、「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問はたちまち話題を呼び、内容にインスパイアされた「ほぼ日P」がボーカロイド・初音ミクで作った同名オリジナル楽曲を発表。そのミュージック動画はニコニコ動画で再生回数1位を獲得し、現在200万回以上の再生を記録し、さらに翌年にはコミックエッセイ化もされた。一大ブームを創り上げた伝説の投稿が、同名タイトル『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』で実写映画化︕ 6月8日(⾦)全国公開を迎える。
4月21日(土)、「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(4月19日~22日開催)の特別招待作品としてプレミア上映を沖縄県中頭郡北谷町美浜にある映画館「MIHAMA7 PLEX+ONE」実施。上映後の舞台挨拶に主演の榮倉奈々、安⽥顕、李闘⼠男監督が登壇し、初お披露目の場で本作にかける想いや、“死んだふり”の裏話など本作の⾒どころを語った。
《イベントレポート》
一般の観客への初お披露目となったプレミア上映後、主演の榮倉奈々と安⽥顕、李闘⼠男監督が登壇、大きな拍手で迎えられた。会場は、⽼若男⼥、親⼦連れ、カップル、友人同⼠などで満席。榮倉がまず、「今日はありがとうございます。初お披露目でこんなにたくさんの方にご覧いただけてうれしいです。楽しかったですか︖」と客席に問いかけると、客席からは再び大きな拍手が湧きあがった。
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』というタイトルの初印象について、榮倉は「⻑い(笑)」と答えつつ、脚本を読んで「ユニークなタイトルからは想像できない深いメッセージと素敵な⾏間が描かれた映画だと思いました」とオファーを受けた喜びを語った。安⽥は「脚本を読んだらイメージが原作と違って、いろいろと伝えたいことがあるのかな︖と。でも撮影が始まったら、毎日毎日”死んだふり”のシーンで、勘弁してほしかった(笑)。でも出来上がったら、夫婦愛がたくさん描かれていて、感じることがいっぱいあって。監督、素晴らしい素敵な映画をありがとうございます」と李監督に詫びとお礼を伝えた。
演じた役のちえについて、榮倉は「ちえさんの感情や愛情はとても普遍的で、みなさんに共感いただけるものがたくさんこめられています。素敵な方だなと思いました」。安⽥は夫のじゅんとは「共通点はないです。僕はもし死んだふりをされたら無視ですね。僕があの夫だったらたぶん離婚する結果になってる(笑)。なんか汗出てきちゃった…」と笑わせた。
李監督は、本作で描きたかった夫婦の愛の形について聞かれると。「夫婦にしろ友人にしろ兄弟にしろ、コミュニケーションは難しいもの。ほとんどの人が不器⽤ですよね。描きたかったのはそれぞれのコミュニケーションの形を模索していくことが大切なことなのではないかということです。不器⽤な夫婦って素敵だな、と」と答えた。
15パターンの”死んだふり”で、どれがお気に入りかと問われ、李監督が「ドラキュラですね。セットに入ってきた榮倉が男装の麗人という感じでめちゃくちゃカッコよかったんです。あと、落ち武者もお気に入りです」と答えると、榮倉が「スタッフの皆さんの気合いが入りすぎて、最初はあまりにも完ぺきな落ち武者になってしまって(笑)。さすがに普通の主婦には無理だろうということで、パーティーグッズのかつらを⽤意してもらったんです」と裏話を明かした。
安⽥は「お気に入りは一切ありません。さっき言ったように撮影中はうんざりしていたので(笑)」と再度、”死んだふり”をボヤくコメントとなった。フォトセッション中に、安⽥から客席に「映画をご覧になっていかがでしたか︖星三つだとも思う人︖」と問いかけると、客席からは大きな拍手。
最後に榮倉から「みなさん、本当にありがとうございました。不思議なテイストの映画になるのではないかと撮影中は安⽥さんと不安を抱えながら演じていましたが、完成した映画を⾒て、想像以上にいろんな夫婦の人生、いろんな人間の人生が浮き上がっていて、とても素敵な、言葉にならない映画になりました。李監督は素晴らしい方だなと。ありがとうございました。気に入っていただけたら家族やお友達を誘ってまた劇場にいらしてください」と感謝のメッセージが贈られた。
イベント情報
島せんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭
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映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』予告篇
映画作品情報
《イントロダクション》「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」2010年、「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問はたちまち話題を呼び、内容にインスパイアされた「ほぼ日P」がボーカロイド・初音ミクで作った同名オリジナル楽曲を発表。そのミュージック動画はニコニコ動画で再生回数1位を獲得し、現在200万回以上の再生を記録し、さらに翌年にはコミックエッセイ化もされた。現在410万以上の閲覧、1700以上の回答が寄せられている一大ブームを創り上げた伝説の投稿が、この度同名タイトルで実写映画化! 主演をつとめるのは、「余命1ヶ月の花嫁」「図書館戦争」などラブストーリーからアクション作品まで幅広くこなす榮倉奈々。不思議な行動を繰り返すぶっとびキャラの妻・ちえを演じる。一方、超フツーで冷静なちえの夫・じゅん役には、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じる安田顕。コミカルな演技にも定評のある榮倉と安田が見せる化学反応と、2人が演じるちえとじゅんの、ミスマッチだけれども共感を生む新しい夫婦のカタチに期待がかかる。 さらに共演には、韓国でキャリアをスタートさせ数々の映画やドラマに出演、国内外で絶大な人気を誇るとともに、最近では大ヒットTVドラマTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」、「奪い愛、冬」(2017年/テレビ朝日)での好演も記憶に新しい大谷亮平と、宝塚歌劇団所属時「演技が優れたトップ娘役」と評され舞台やドラマで活躍する野々すみ花が決定!安田顕扮するじゅんの後輩夫婦・佐野と由美子を演じる。 本作のメガホンをとるのは、コメディの鬼才・李闘士男監督。『デトロイト・メタル・シティ』(松山ケンイチ主演/2008年)が興収23億円を超える大ヒットを記録した他、怪しくもチャーミングな大富豪アニキの成功哲学を描いた『神様はバリにいる』(堤真一主演/2015年)は全国69館公開ながらも、ディズニーアニメ『ベイマックス』を凌ぐ劇場アベレージでスマッシュヒットを記録。日本映画界にコメディの金字塔を打ち立てた。本作でその手腕を発揮し、ちょっと変わった夫婦の日常エピソードを愛おしくチャーミングに描き、見た後にはほっこり幸せな気分になれる“ハートフル・コメディ”が誕生する! |
《ストーリー》サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、⽞関で妻のちえが口から⾎を流して倒れていた︕動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。 最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の⾏動には、“秘密”があった。 |
脚本:坪田文