ジャパンプレミアイベント
同世代キャストにちょっかい!?
重岡大毅のテンションが止まらない!!
東野圭吾が1992年に発表したミステリー小説を実写映画化した映画『ある閉ざされた雪の山荘で』が、2024年1月12日(金)より全国公開される。
とある宿泊所を“閉ざされた大雪の山荘”と見立てて開催された、新作舞台の主役の座をかけた最終オーディション。そこに集まった7名の若き劇団員たちは、演出家の指示に従い過ごすが、ひとり、またひとりと劇団員が消えていく。次第に「これは本当にオーディションなのか?」「それとも本当は連続殺人事件が起きているのでは?」という疑念が広がっていく――。
原作は、今や“国民的作家”と名高い東野圭吾が、まだ作家として芽が出ぬ30年以上前に執筆した同名長編小説。当時は携帯電話が普及しておらず、インターネットもない時代であり、それゆえ外部との通信が遮断された密室空間が舞台となった。
オーディションに参加した唯一の“部外者” 久我和幸役に重岡大毅、華と実力を兼ね備えた劇団トップ俳優 本多雄一役に間宮祥太朗、公演直前に役を奪われてしまった女優 中西貴子役に中条あやみ、恋愛感情をこじらせたクセあり怪優 田所義雄役に岡山天音、世間知らずなお嬢様女優 元村由梨江役に西野七瀬、役のためなら超勝ち気なワガママ女優 笠原温子役に堀田真由、誰よりも優しい劇団リーダー 雨宮恭介役に戸塚純貴、圧倒的な演技力を持つ天才女優 麻倉雅美役を森川葵が演じる。
11月21日(火)に、有楽町朝日ホールでジャパンプレミアイベントが行われ、上映前の舞台挨拶には主演の重岡大毅をはじめ、間宮祥太朗、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵らオールキャストが登壇!今かいまかと観客が待ち構える中で幕が開けると、まばゆいバックライトに照らされたキャスト・監督のシルエットが舞台上に浮かび上がる。
男性陣はフォーマルなジャケットスタイル、女性陣はブラックカラーをベースに、「映画の中での担当カラー」を身につけ、それぞれの個性を際立たせていた。
主演・重岡大毅、大歓声にガッツポーズを披露💪
本作で主演を演じた重岡は、観客からの大歓声に応えるように大きくガッツポーズ。興奮のあまり司会者と反対の方に話しだすという、可愛らしいアクシデントでひとしきり会場を笑わせたあと、今の感想を聞かれると「ほんまに嬉しくて。撮影は2023年の1月、ようやくこうやって皆さんに観ていただける機会がきたなと、今は満たされていて幸せです」とはじまりの挨拶にかえた。
本作へのオファーへの感想を聞かれると、「東野圭吾さんの原作と知って、すごく嬉しかった。家族とメンバーにすぐに報告したところ、頑張ってこいよ!と背中を押してくれました」と、作品への即参加を決断したことを振り返った。
そしてここで、一つのサプライズが。原作者の東野圭吾がジャパンプレミアイベントの会場に来場していることが明かされた。
イベント前にキャスト一同挨拶をするタイミングがあったとのことで、重岡は「僕、原作と同じ1992年生まれなんですと、(東野さんに)前のめりにお伝えしました」と満面の笑顔。
すると中条も、もっと強いネタを持っていると続ける。「私、東野圭吾さんと誕生日が同じなんです。しかも、この作品の撮影中に現場で誕生日を迎えられて、シンパシーを感じました」と語り、2人して前のめりに東野圭吾氏とコミュニケーションを取ったエピソードが飛び出した。
間宮祥太朗が語る矛盾を産まない「役作り」
それぞれの役作りについて聞かれると重岡は、「今回の役は、唯一“部外者”としてオーディションに参加しているのですが、ある意味それがとっかかりやすくて。僕自身、普段はアイドル活動をしているので役者の方々の中に飛び込んでいく、ある種の異物感のようなもの(がマッチした)。台本を読んでいる時から、手応えがありました」と返答した。
間宮は「俳優が俳優を演じていて、さらにストーリーが二重三重の構造になっている。作品としてのシステムと、役柄を演じる動きの塩梅が難しくて、楽しい充実した作業でした」と晴れ晴れした表情を見せた。スター俳優という役柄について聞かれると、「思慮深そうな顔をしていた」と吐露。一方で劇団員からいじられる愛嬌もある役だと解釈して、演じたそうだ。
中条は、「貴子は人間味がすごくある役柄だったので、ありのまま、思うままに演じました」と役作りについて話しながら、中でも堀田とのあるバトルシーンが印象的という話題へ。「こんなかわいい真由ちゃんに罵倒を浴びさせられるのが気持ちいい!と思いました(笑)。アドリブだったので、2人のリアルな感じが出たのでは?」と、この後の上映に期待が持てる発言が飛び出した。
堀田は出演者それぞれに対して勝気で喧嘩してしまう役柄だったとのことで、「だいぶ(雰囲気を)かき乱しているので、映画を観て嫌いにならないで欲しいなと思います(笑)」と心配の表情。しかし、「役のためなら一生懸命で情熱的という役柄。これまでも強気な性格の役は多いのですが、違いを出せたらと思いました」と、普段のおっとりとした雰囲気とは異なる役柄を楽しんでもらえるよう、微笑んだ。
癖のあるキャラクターを演じた岡山は、注目してほしいポイントを聞かれると「髪型ですかね。初めてのぱっつん前髪だったので、3日に1回は切っていました」と発言。そんな岡山に対して、重岡・間宮が茶化す場面もあり、キャスト同士の仲の良さが滲み出ていた。
西野は、物語の構造を理解するのに時間を使ったとのこと。「劇団の中では一番後輩の立ち位置なので、発言は多くなく、思ってることはあるけど発言せず先輩たちを観察する、といった雰囲気でしたね」と、多くを語らずとも性格を感じさせる役作りを行った様子。
この個性派揃いの劇団員を率いるリーダー役の戸塚が、「曲者が揃っているので、リーダーとしてまとめるのは大変で、僕が一番大人だったかな?」と語ると、他キャストからツッコミが入る場面も。自身の役柄を『リーダーだからこそ劇団内の関係性に敏感なキャラクター』と解釈し、「その胸の内側を劇中で魅せられたら」と真面目な一幕もあった。
劇中、触れるとネタバレになってしまう!?と危惧される森川は、「二重三重のシナリオの中で、いつ出てくるのか?を楽しみにしていただけたらと思います」と、観客の意識を集中させた。
映画化が難しいとされた原作を見事実写した飯塚監督からは、「俳優が俳優を演じるということは、心に負荷をかける作業だなと見ていて思いました」と労う一言が。「みんなが混乱しつつ、このストーリーにこの演技は合っているのか?を確認しながら、一つひとつの疑問点を話し合いながら、丁寧に作れたと思っています」と、改めて今回の実写化を成功に導いた裏側を語った。
役者一人ひとりの細やかな立居振る舞いが光る本作。撮影を1時間止めての話し合いもあったとのことで、振り返って間宮は「自分たちがきちんと役柄と向き合っていかないと、観ているお客様が『これなんかおかしくない?』と思ってしまう。そうすると、そこから先の時間を信用して観てもらえなくなる。その信用を自分たちができる限り勝ち取る努力をしないといけないなと、思って話し合いました」と、役者魂を見せつけた。
今をときめく豪華俳優が熱演!
世代を問わず楽しめるサスペンスを目撃して
劇中では色々な人間関係がありシリアスなシーンも多い中、現場はとにかく明るかったとのこと。それぞれ共演経験もある中で、それぞれの成長を感じあえたこと。また学園ものではないのに同世代が8名集まるという本作のキャスト組に、重岡は終始テンションが上がっていたとのことだった。
男性陣は、間宮の車に入っていたキャッチボールセット(グローブとボールのこと)で休憩中にキャッチボールをしたり、カードゲームをしたりと交流を深めたそう。
一方、その遊びに男性俳優唯一参加しなかったという岡山は、女子チームに混じって女子会に参加していたことが中条から暴露されてしまった。1つの楽屋で「劇団員」さながらの距離の近い時間を過ごしたとのこと。それによって生まれたチームワークの良さが、イベントでもとって見られた。
締めの言葉として重岡は、「原作が東野圭吾さんなので、間違いない作品。それをここにいるみんなが各役柄に情熱を込めて、作りました。世代を問わず楽しめるサスペンスエンターテインメントです。きっと喜んでいただけるのではと思っております。もし面白いと思ったら、ハッシュタグ #とざゆき (での発信も)ありなのでは、と思っております(笑)。ぜひ楽しんでいただけたらと思います!」と、最高の笑顔と共に語った。
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』ジャパンプレミアイベント■開催日: 2023年11月21日(火) |
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》劇団に所属する役者7人に届いた、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。 新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。 出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。 果たしてこれは、フィクションか? それとも本当の連続殺人か?彼らを待ち受ける衝撃の結末とは―― |
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー!
公式Instagram: @tozayuki_movie