完成披露試写会 舞台挨拶
ミキ・昴生が仲間はずれ!?
アフレコに苦戦もキャスティングは大成功!
2021年4月よりテレビ東京にて放送されたTVアニメ「オッドタクシー」 。そのキャラクターたちのかわいいビジュアルを裏切り、本格的なミステリー・サスペンスを展開した衝撃作は、第1話から緻密に張り巡らされた伏線を回収した戦慄の最終回がTwitterトレンド入りするなど大反響を巻き起こし、放送終了後今なお大きなお話題を呼んでいる。
そんな「オッドタクシー」のTVシリーズを再構成しつつ、衝撃の最終回のその後も描かれる『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』が4月1日(金)より全国公開!TV版キャストとスタッフが再集結し、新たな視点で描かれる。
3月16日(水)、完成披露試写会がTOHOシネマズ 新宿で開催され、主人公・小戸川の声を務めた花江夏樹をはじめ、ヒロイン・白川役の飯田里穂、警察官の大門兄弟役のミキ(大門兄役の昴生、大門弟役の亜生)、芸人「ホモサピエンス」役のダイアン(ボケ担当・柴垣役のユースケ、ツッコミ担当・馬場役の津田篤宏)ら声優キャスト陣、そして木下麦監督が上映前の舞台挨拶に登壇。花江が映画化の話を聞いた当時の想いを、飯田はいまだ全貌が明らかにされていない映画の新録パートについて!また声優としてTVアニメ初出演となったミキとダイアンが大きな話題を呼んだ「オッドタクシー」の反響について語り尽くした。MCはニッポン放送アナウンサーの吉田尚記が務めた。
最初の挨拶から笑いが絶えないステージ
花江は「みなさん、今日はどちらまで?」と小戸川のセリフで挨拶!
ナースの白川役ということで、白い衣装に身を包んだ飯田も嬉しそうな表情を浮かべる。
昴生は「便宜上聞いてんだ、察しろよ」とカッコよく生ゼリフで挨拶すると、弟・亜生も「最近、白ご飯抜いてるんですよね」と続くも「そんなセリフない!」と舞台上から総ツッコミ!
MCの吉田アナから「関西から上京してきたけど、いまいち売れないお笑いコンビ“ホモサピエンス”のツッコミ、柴垣を演じたダイアン・ユースケさん」と紹介されたユースケは「ツッコミ役やったって、今初めて知りました」と普段はボケを担当しているため、衝撃の事実に驚いていた。
津田は「どうも、スーを差し上げます。すごいスベった!!えぇ〜!?こんなにスベるもんなんですか〜!?」とギャグを挨拶に差し込んでいくも、あえなく撃沈していた。木下監督は「こういう形で映画に至ったこと、すごく嬉しいです」と感謝を伝えた。
仲間はずれのお兄ちゃん
変わり者の41歳タクシードライバーである小戸川を演じたことについて花江は「最初は、なんで僕なんだろう?と率直に思いました。でも、設定や過去を知っていくうちに自分の中でも納得していった部分がありました。結末を知らないままのアフレコだったので、どうやって演じようか悩んだんですけど、最終的に自分の中でスッと腑に落ちる部分があったので、アフレコも楽しかったです」と振り返った。
アニメーション作品に出演することについて、亜生は「僕、ディズニーで」と得意気に話すと、ユースケと津田も「俺たちも『ブラック・ジャック』の方に」と実は声優経験があったことを告白。亜生が「お兄ちゃん、ごめんな」とコメントし、壇上に笑いが起きた。
苦労したアフレコ
周りからの反響について昴生は「芸人さんがめちゃくちゃファンの方が多くて。麒麟の川島さん筆頭に、くりぃむしちゅーの有田さんとか色んな人から声をかけられました!声を撮ったのは2日だけなんですけど、ずっと携わってきたかのようにお礼言いました」と得意気に話す。アフレコもスムーズに言ったと話す昴生の話を遮るように亜生が「(アフレコは)全然なんですよ。NGがすごく多くて。監督から一言ずつダメ出しを受けて、撮り直して……を10回くらい繰り返したら、遂にお兄ちゃんが“なにが違うねん、分からへんわ!”って」と現場での様子を暴露!昴生は「監督!そんなこと言ってないですよね?」と助けを求めるも木下監督は「“分からん!!!”って言ってました」と認めた。
一方、ミキよりは苦労しなかったというダイアン。しかしユースケは「芸人さん役ということで、逆に難しかったと言いますか。地が出すぎてもダメなので、監督さんと話し合いました。“どんなプランニングなんでしょうか”と。こんなに重要な役は初めてだったので、監督さんのアドバイスを聞きながら、助けていただきながらやりました」と話すも津田が「監督の言われたままにやってたやん!しかも“プランニング”って今日の取材中ずっと言ってるし〜」とツッコミを入れる。そんな津田も馬場を演じてどうだったか聞かれると「す〜ごい楽しませていただいて!あの〜、楽しかったですね」と答え「何も考えてないやん!」「内容うっすっ!!」と壇上でツッコミの嵐が起こった。
花江と同じく結末を知らないままアフレコをしていた飯田。「伏線が色々なところから張られていて、白川に関しては、序盤の方は黒幕なんじゃないかと思うくらいミステリアスな女性だったので。でも、物語を追っていくごとに人間味が生まれていって、小戸川さんに対する気持ちの変化をうまい具合に表現するのが大変でしたね」と振り返った。
壇上でのキャスト陣の笑いの耐えないやり取りに木下監督は「キャラクターに合ってるなと思いました。キャスティングは成功でした」と満足そうに話す。それを聞いた昴生は「僕、真逆じゃないですか?」と言うと木下監督は「いや、似てると思いますよ」とコメント。「魅力を引き出していただいてありがとうございます」と昴生もお礼を伝えた。
イベント内では入場者特典が「未公開証言入り木下監督描き下ろしステッカー」であることも発表された。
映画 #オッドタクシー イン・ザ・ウッズ
入場者特典決定🚕💥特典は
“未公開証言入り木下麦監督描き下ろしステッカー”ステッカー下の“証言”は
脚本・此元和津也書き下ろしのランダム3種✍
配布は4/1(金)〜7(木)までです!※先ほどの画像に誤りがあり再掲しました。
訂正してお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/9wInEecK3y— アニメ「オッドタクシー」OFFICIAL (@oddtaxi_) March 16, 2022
4月1日以降に解禁!?
本当の最後の最後に何か面白い仕掛けがある?!
最後に、木下監督は「キャスト陣含め、スタッフ一同本当に頑張って作りました。めちゃくち良い仕上がりになっているので、『ODDTAXI』の最後というか、小戸川の最後を見届けてください」と観客に向けて。
花江は「小戸川を演じられて嬉しかったです。物語もいい感じに終わって、“これ以上映画で何をやるんだ?”と思ったんですけど、その不安を払拭するような面白い内容になっていますので、是非エンドロールまで、隅々まで見逃さないで楽しんでいただきたいです。そして4月1日以降、本当の最後の最後にまた何か面白い仕掛けがあるらしいので、4月1日以降も楽しんで観ていただければなと思います」と公開後に明かされる“秘密”があることにも言及し、舞台挨拶は終了した。
フォトギャラリー📸
イベント情報
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』完成披露試写会
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『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》偏屈で無口な変わり者<小戸川>。 個人タクシーの運転手として街を流しながら、なるべく他人と関わらないように、平凡な日々を過ごしていた。 ところが、ある日思い掛けず『練馬区女子高生失踪事件』に巻き込まれてしまう。事件には、億を超える巨額の金、目的不明の半グレ集団、売り出し中のアイドル、カリスマ化されていく大学生など、様々な事物が絡み、混沌としていく。 それでも、ある計画の実行をきっかけに、事態は一気に収束。一連の出来事は、多くの悲しみや不条理をはらみながら、いったんの結末を見た。 ――かに思われた。 関わっていた人々は、口々に証言する。“あの時一体何が起きていた”のかを。 それらを繋ぎ合わせることで浮かび上がってくる、事件の新たな輪郭。 一人のタクシードライバーの “人生を一変させるような出来事”がカタチを変え、運命の歯車は再び揺さぶられていく。 |
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