映画『九月の恋と出会うまで』公開記念舞台挨拶
高橋一生&川口春奈がお互い最後に伝えたいこととは!?
“書店員が選んだもう一度読みたい恋愛小説第1位に輝いた松尾由美による同名小説を映画化!高橋一生×川口春奈の実力派俳優W主演が贈る、時空を超える切ないウソと一途な想いに涙する、映画『九月の恋と出会うまで』が3月1日(金)に遂に全国公開を迎えた。
主人公を演じるのは、今回が初共演となる高橋一生と川口春奈。高橋は本作で〈恋愛映画初主演〉を果たし、一途に志織を想う小説家志望の平野を熱演。映画・ドラマ・CMで幅広く活躍する川口は、“未来からの声”に翻弄されつつ自分らしく想いを貫こうとする志織をみずみずしく演じている。そして今、ラスト20分、切ないウソに涙する奇跡の物語に、鑑賞した多くの女性たちが共感、話題を呼んでいる。
公開から一夜明けた3月2日(土)、公開記念舞台挨拶が東京・新宿ピカデリーで開催され、W主演の高橋一生と川口春奈、山本透監督が登壇した。
MCから公開を迎えた気持ちを聞かれた高橋は「昨日の時点でソワソワしていました。今こうして、皆さんのお顔を拝見すると面白かったと思ってくれたのかなと思います」とコメント。川口も「1年間本当にあっという間で、やっと観ていただけるという喜びがあります!」と公開を迎えた喜びを語った。
また、劇中で一番好きなシーンについて聞かれると、高橋は「2人で“ケチケチ”言っているシーンが好きです。監督にできるかぎり“ケチケチ”言い続けてくださいと言われて、ケチという同じ単語でも色んな意味が感じ取れて、2人の距離が縮まっていく感じが好きです」と説明し、川口は「志織を看病してくれる、平野のぎこちない感じが好きです。冷却シートを貼る時に前髪を挟まないようにして、気を使っている感じが良いですよね。キュンとくるし、彼の人柄が見えるので好きです」とコメント。それに対し山本監督は「貼る前の平野の“失礼します“は、アドリブなんですよ。とても可愛いセリフだったので、仕上げで音を上げました」と制作秘話を語った。
ここで、本作のクランクインがちょうど1年前の3月2日だったということで、特別にクランクイン初日に撮られた、平野がタイム・パラドックスを志織に説明するシーンのメイキング映像が上映された。懐かしそうに映像を見つめる3人にクランクインの日の思い出を聞くと、山本監督は「一生くんの方から、たくさんのアイデアをいただいて、元々この説明のシーンは、CGなどで補足しようと思っていたのですが、素晴らしい説明だったので、余計なことは必要ないと思い全てなくしました」と高橋を絶賛。高橋は「映画を観て、説明がわかりにくかったら、Blue-rayとかで変わっていると思います(笑)」と照れた様子で会場を沸かせた。
MCからお互いの役で好きな所について聞かれると、川口は「私は、平野を尾行しているシーンが多かったので、彼の普段の抜けている、変わっている、可愛らしい一面がたくさん見えて、可愛いなと思いました。寝癖にもキュンとしました」と回答。高橋は「僕は逆に、撮影では平野を尾行してくれている志織を見ていられたので、“未来からの声に”従って、こんなにしてくれるなんて、なんて真っ直ぐで良い人なんだ、と思って見ていました」と答え、と照れくさそうにお互いを褒め合った。
続いてMCから、「原作は“書店員が選んだもう一度読みたい恋愛小説第1位に輝いておりますが、”もう一度観たい映画“として、より楽しめるポイントは?」と聞かれると、山本監督は「本作は、小道具にもすごくこだわっていて、例えば志織のスマホケースには、ラベンダーの押し花が入っていて、『時をかける少女』のオマージュになっています。後、ミッキー・カーチスさんが劇中読んでいる小説が、〈マグカップ一杯分の奇跡〉という本で、これは、原作小説の最初の1ページ目に出てくるセリフになっています。ミッキーさんは、実はこの物語を全部知っている、というのを込めています」と驚きの裏設定があることを明かした。
そして、映画のプロモーションも一区切りということもあり、お互い“最後にこれだけは言っておきたいこと”を聞かれた高橋は「監督も川口さんも、仕事をやっていく以上は、交差する時があるでしょうし、また違った役でフレッシュにお芝居ができたらと思います。あとは、撮影中に唇がとても荒れてしまっていたのですが、川口さんが大好きだという辛い食べ物をくれるので、キツかったということだけです」とコメントすると会場は笑いに包まれた。川口は「撮影から1年たって、撮影期間も含めてプロモーションでも本当に高橋さんには感謝していて、大人の余裕で、私を包み込んでくださったので、“本当にありがとうございます”ということを伝えたいです。そして、またご一緒できるように頑張りたいです」と最後まで仲のいい掛け合いを披露した。
最後に川口は、「やっと公開を迎えられて、すごく嬉しいです。1度だけではなく、何度も大切な人とこの映画を観て、ほっこりしてくれたら嬉しいです」とコメント。高橋は、「“また恋がしたくなりました!“と監督に多くの人からメッセージが届いているようで、それが1番良いことなんじゃないかと思います。人が誰かを想って恋をすることは、とても勇気がいることなので、その後押しになるような作品になっていれば、本当に良かったと思います」と締めくくり舞台挨拶は幕を閉じた。
[スチール写真&情報提供: オフィシャルリリース]
イベント情報<映画『九月の恋と出会うまで』公開記念舞台挨拶>■開催日: 2019年3月2日(土) |
映画『九月の恋と出会うまで』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織は、小説家志望の隣人平野と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声――。「こちらは一年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドクス>が生じることに気付く。それは一年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた――。 |
出演: 浜野謙太、中村優子、川栄李奈、古舘佑太郎、ミッキー・カーチス
監督: 山本透
© 松尾由美/双葉社 © 2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員
2019年3月1日(金) 全国ロードショー!
公式Twitter: @9koi_movie #九月の恋