映画『BLUE GIANT』公開初日舞台挨拶
「言葉じゃない、観にきた人にしか持って帰れないものがある!」
山田裕貴がブルーに染まった満席の会場観客と公開を祝う!
シリーズ累計920万部突破の大人気漫画「BLUE GIANT」を原作とするアニメーション映画『BLUE GIANT』が2月17日(金)に全国公開され、TOHOシネマズ 日比谷で行われた初日舞台挨拶に、山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音ら声優キャスト陣と立川譲監督が登壇した。
キャスト・監督が公開初日を迎えた喜びを語る!!
主人公・宮本大の声を担当した山田は、映画を観終わったばかりの客席に対し、「どうでしたか?」と呼びかけると、客席からは溢れんばかりの拍手が鳴り響いた。「原作の力がものすごくある作品なので、皆さんの心に届くことは信じていたのですが、自分が声を担当することですごく責任を感じていたので、きちんと響いたかなって気になっていて。今日皆さんの反応で分かるので有り難いです」と観客の熱狂ぶりから安心感を吐露。
沢辺雪祈を演じた間宮は「本日初日ということで、みなさんの反応が生で感じられてとても嬉しく思います。自分の声が自分の体以外から出ているのがまだ慣れないし、まだ劇場では観れていないので大きなスクリーンで早く観たい」と言い、岡山は「今日からいよいよ公開ということで、まだ不安もあるのですが、今日を楽しんでいただけたら」とコメントした。
そして、本作の立川監督を務めた立川は「今日を迎えられてほっとしています。そして、今をときめくキャスト 3人と一緒にステージに立てていることを光栄に思います」と公開初日を無事に迎えたことに喜びを露わにした。
改めて、公開を迎えた今の気持ちを聞かれると、山田は「本当に楽しみでした。原作ファンとしてもそうですし、上原ひろみさん筆頭に、音楽チームの演奏も魂を揺さぶられるものなので、早く『BLUE GIANT』が持つ魂を感じてほしいと思っていました。そんな日が本当に来て嬉しいです」と作品の持つ力強いパワーに言及しつつ、公開を迎えた喜びを語った。
間宮は「音楽のもつ力をすごく感じました。コロナ禍になり、制限されることも多かったが、人間が音楽や映画などの芸術をつくりだして熱狂するのは素晴らしいものだなと思いました。皆さんにもそういった生き甲斐を感じてもらえたら嬉しいです」と話し、岡山は「声で参加させてもらうというのは不思議な感覚で、原作ファンでもあるこの作品に携われたことは本当に嬉しいです」、さらに「もっともっと『BLUE GIANT』という作品が、広くいろんな方達に、映画という新しい形で届いてくれたら」とコメント。
立川監督も、「制作に携わってくれたスタッフ一同、役者、音楽チームの方達のおかげです。映画の良さ、音楽の良さが口コミでどんどん広がっていってくれたら嬉しいです」と続けた。
キャスト陣が好きなシーンとは?
好きなシーンを聞かれると、山田は「ラストのライブシーン」と即答!「台本を読んでも泣いて、練習中にも泣いて、アフレコ時にも泣いて、完成版を観ても泣いて・・。どれだけすごいんだ!この作品の力は!って、劇場で観たらどうなっちゃうんだろうと思います」と熱く語り観客を沸かせた。さらに「映画館で泣いたというコメントを見て、伝わるんだなって思った。この仕事をしている意味があるんだな」と感慨深げ。
また、間宮は好きなシーンを聞かれると、玉田が『俺にもへたくそって言えっちゃ!』と言うシーンを挙げ、「3人それぞれの内側が混ざり合った瞬間だなって思った。人間関係の描写としてすごく印象に残っている」と理由を話した。
岡山は「大が玉田のアパートを訪ねてくるシーンが印象深い」と語り、セリフの量や大との掛け合いに苦労したとアフレコ当時の思い出を振り返った。また、3人が一緒にアフレコの収録をしていたことを振り返り、立川監督は「(キャストは)初日は練習だけで終わり、宿題として持って帰ってもらったが、自主練をしてきてくれたおかげで、メキメキと成長していくのを感じた」と、キャスト陣の努力を絶賛した。
『BLUE GIANT』を通じて、新たに知ったお互いの一面
本作を通して、それぞれが知った新たな一面を聞かれると、岡山は「山田さんは、あまりいないタイプの人だと思う。上手くいかない瞬間があっても、あー!なんでだー!って声に出してみんなを笑わせてくれて、応援したくなっちゃう人」と言い、それに対し山田は「心の声が漏れちゃうのよ」とコメントし、笑いを誘った。
「間宮くんは多趣味(笑)。そして、相変わらず堂々としている」とコメント。そして、間宮は岡山に対し、「アニメ映画に思い入れがあるのもあり、ものすごく努力家でストイックだなって思った。筋トレをすると落ち着くって(笑)。イメージと違うかもしれないが、肉体派なんです」と新たな一面を明かす。山田に対しては「真摯に自分自身と向き合っているところは本当にすごい」と今作で一緒になったことで、さらに知った山田の姿を明かした。
そして、山田は岡山に対し、「見る視点がいろんな角度を持っているんだなって。天音くんにしかない世界観をちゃんと持ってる。人に押し付けないし、心の中を見たくなる人」とコメント。対して間宮は「虎っぽい」と思っていたが、「ものすごく冷静な彼がいる。かなり思考派なのかなって。それがどっしりして見えて大人っぽいので憧れる」と話した。
原作者・石塚真一より感謝の手紙✉
舞台挨拶の終盤、原作者の石塚真一先生よりキャスト・監督への手紙が到着!アニメ映画化となったことへの喜びや、キャストと監督への感謝が綴られており、「皆さんのおかげで僕の大きな夢が叶いました」という内容を MCが代読すると、山田は「いや〜嬉しいですね。原作の先生がどう思うか、めちゃめちゃ気になるところ。先生が思っているものを映し出せたなら嬉しいですし、有り難いなって思います」と喜びを噛みしめた。
最後に、登壇者よりメッセージ
最後に、立川監督は「この映画を見てもらって、3人が持っている感情がスクリーンを通して皆様に広がり、それがさらにどんどん多くの人に伝わっていってくれたら嬉しいです」。岡山は「今日いよいよ公開ということで、皆さんに届くことを本当に嬉しく思っています。僕自身も客観的に本作を観たいので、映画館に行こうと思っています!」。
間宮は「JASSのライブみたいに、どんどん人が増えていって、熱が伝導していったら嬉しいなって思います。映画館で臨場感を、JASSの音楽とこの物語を体感してほしいです」。
最後に山田は「言葉じゃない、観にきた人にしか持って帰れないものがここにあると思う。それを感じさせてくれる映画なので、みなさんの魂を全力でぶつけて、この映画を青く大きく光る炎のような作品にしてもらえたら嬉しいなって思います」と話し、「JASSでした!!」と映画に登場するセリフとともに舞台挨拶を締めくくった。
イベント情報
映画『BLUE GIANT』公開初日舞台挨拶
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映画『BLUE GIANT』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》「オレは世界一のジャズプレーヤーになる」 ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。 雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。 卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。 「組もう」大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。 楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。 トリオの目標は、日本最高のジャズクラブ「So Blue」に出演し、日本のジャズシーンを変えること。 無謀と思われる目標に、必死に挑みながら成⻑していく “JASS”は、次第に注目を集めるようになる。「So Blue」でのライブ出演にも可能性が見え始め、目まぐるしい躍進がこのまま続いていくかに思えたが、ある思いもよらない出来事が起こり……。 情熱の限りを音楽に注いだ⻘春。その果てに見える景色とは―――。 |