- 2024-10-28
- イベントレポート, インタビュー, レッドカーペット, 日本映画, 第37回 東京国際映画祭

第37回 東京国際映画祭(TIFF) レッドカーペットイベント
映画『サンセット・サンライズ』
主演・菅田将暉&岸善幸監督 インタビュー
岸善幸監督×菅田将暉、7年ぶりのタッグが実現!!
菅田将暉「初めての岸組のような感覚でした」
10月28日(月)、秋晴れの空の下で第37回東京国際映画祭(TIFF)が華やかに開幕した。国内外から集まった映画人とファンで賑わう日比谷のレッドカーペットイベントに、ガラ・セレクション部門に出品された映画『サンセット・サンライズ』(2025年1月17日公開)のゲストが登場。主演の菅田将暉、共演の井上真央、三宅健、そして岸善幸監督、佐藤順⼦プロデューサー、富⽥朋⼦プロデューサーらが揃って姿を見せると、会場からはひときわ大きな歓声が上がった。
Cinema Art Onlineはレッドカーペットのサウンドバイツで、主演の菅田将暉と岸善幸監督に単独インタビューを実施した。
サウンドバイツ 単独インタビュー!
主演の菅田将暉と岸善幸監督に直撃🎤
自身初の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した『あゝ、荒野』(前・後篇/2017年)以来、7年ぶりに岸監督とタッグを組んだ菅田。二度目となる現場の雰囲気について尋ねると、ボクシングを題材に濃密な人間ドラマを描き出した前作とは全く違う印象だったと語った。
「岸組はシリアスで悲しい作品が多いのですが、今回はたくさん笑いがある現場で、作品自体も笑いがある。なんだか、初めての岸組のような感覚でしたね」
脚本に宮藤官九郎を迎え、移住エンターテインメントと銘打たれた本作。菅田が演じる主人公の晋作は、コロナ禍のリモートワークを機に宮城県・南三陸へと“お試し移住”し釣り三昧の日々を楽しむ。癖の強い地元民との距離感ゼロの交流に戸惑いながらも、いつしか溶け込んでいくが、彼らの生活からはさまざまな社会問題の側面が見えてくる。その見どころについて聞くと、ただ楽しいだけではない、作品に込められた深いテーマ性を挙げた。
「題材としては震災後の生活を送る人々のことやコロナ禍など、暗く悲しい部分もあるのですが、泣くだけではなく、笑って前を向ける。ちゃんとそうした映画になっていると思います」
作品への熱い思いは、メガホンをとった岸監督の言葉からも伝わってきた。
「菅田さん、井上さん、三宅さんほか、スタッフもキャストも全力で作った作品です。本当に笑って泣けます。見てください」と力強くアピールした。
映画『サンセット・サンライズ』は、震災や過疎化といった社会問題に触れながらも、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き出す。豪華スタッフ・キャストが贈る新たな感動作に、期待は高まるばかりだ。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 一部オフィシャル提供: © 2024 TIFF]
イベント情報
第37回 東京国際映画祭(TIFF) レッドカーペットイベント
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映画『サンセット・サンライズ』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた—?! |
音楽: 網守将平 歌唱:青葉市子
製作: 石井紹良、神山健一郎、山田邦雄、竹澤 浩、角田真敏、渡邊万由美、小林敏之、渡辺章仁
共同プロデューサー: 谷戸豊
キャスティング: 田端利江、山下葉子
ヘアメイク: 新井はるか
© 2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
公式ハッシュタグ: #映画サンセットサンライズ