- 2020-11-8
- イベントレポート, 日本映画, 第33回 東京国際映画祭, 舞台挨拶
第33回 東京国際映画祭(TIFF)
特別上映 舞台挨拶
天使の歌声を持つレミ役・熊⾕俊輝登壇︕
「レミが君でよかった︕」と⼤先輩・⼭路和弘からサプライズコメントも♪
⽇本でも3度にわたりアニメ化されて親しまれてきたフランスの名作児童⽂学「家なき⼦」を完全映画化した『家なき⼦ 希望の歌声』(原題:Rémi sans famille)が 11⽉20⽇(⾦)より公開される。
澄みきった少年レミの歌声と、壮⼤に広がる南フランスの美しい⾵景。波瀾万丈の冒険にハラハラしつつ、⼈と⼈との⼼の通い合い、胸を締めつける別れと出会い、そしてレミの何があってもひたむきに前へ進み続ける姿と温かい結末には、⼤⼈も⼦どもも、きっと涙を誘われずにはいられない。
この秋最⾼の感動作が公開に先立ち、11⽉8⽇(⽇)に第33回東京国際映画祭(TIFF)で特別上映され、TOHOシネマズ 六本⽊ヒルズでの上映後に行われた舞台挨拶に⽇本語吹き替え版で主⼈公レミの声を担当した熊⾕俊輝が登壇した。
吹き替え版の映画館でのスクリーン上映は本⽇が初お披露⽬。熊⾕は主⼈公・レミの⾐装の中でも印象的な、クジャクの⽻がついたハット姿で登場し、⼤きな拍⼿で迎えられた。
熊⾕は「とても嬉しいです︕すごい緊張しています…」と満員の客席を前に緊張した⾯持ちで挨拶。演じてみて難しかったこと、楽しかったことを聞かれると、「僕も歌が好きなので、レミの歌が好きなところが共感できました。レミが⼀番初めは⼈前で歌うことから逃げ出していたけれど、しっかりと歌えるようになった姿を⾒て勇気をもらいました」と共通点をあげた。
吹き替え版を⾒た感想を聞かれると、「レミのまっすぐな性格や映像の美しさ、ストーリーにも感動できて泣けました。でも⾃分の演技は恥ずかしかったです」と感動しつつも恥じらいを隠せない様⼦。⾃分⾃⾝では経験していないことを声だけで表現する”声優業”は、「レミになって声だけで表現することはとても難しかったです。親⽅役ヴィタリスと⽣活してきた姿を想像して役に⼊れるようにしました。声の⾼さなどに注意しながら、特に距離感を意識していました」と、歌⼿とも俳優とも違う声優ならではの役作りについて語った。
『ライオン・キング』(2019年)のシンバ役に続き、本作も動物が登場する作品となった熊⾕。動物たちの演技について聞かれると、すごかったです。本当に演技をしている役者のようだったし、親⽅との愛情ある関係も伝わってきました。また動物と⼀緒の作品に出られたら嬉しいです」と語った。⾃⾝はほぼ⼀緒に育ってきた来週10才になるウサギを飼っているそうだ。
主⼈公レミは親⽅ヴィタリスに歌の才能を⾒出され、それを⼈⽣のみちしるべとしていく。熊⾕⾃⾝は「舞台⼥優の姉の影響で⼩さい頃から⼈前で歌いたいなぁと思っていたんです。今はレッスンを受けたり、家でも歌っています」とのこと。また、「歌詞から勇気や元気をもらいます。お客様に拍⼿をいただけた時に⼀番やりがいを感じますね。満⾜していただけたことをできてよかったなと思います」と⾃⾝にとっても歌が⼤切なものだと語った。
ヴィタリスのような、忘れられない先⽣ついて聞かれると、「ヴォーカルの先⽣です。歌についてためになることを教えていただいたり、個⼈的な相談にものってくれて、ステージや舞台も⾒にきてくれていつも応援してくださっています」と回答。また、主⼈公レミにとって 2⼈の⺟親もキーパーソンとなるが、⾃⾝の⺟との関係について聞かれると、「お⺟さんとは仲が良くて毎⽇よく話します。いつも⽀えてくれて感謝しています。練習中に泣いていたら、『頑張ったね。レミになれたね。』と⾔葉をかけてくれたことがあって。とても嬉しかったです」と感謝の気持ちを述べた。
劇中登場する南フランスの美しい絶景について「僕は外国に⾏ったことがないんですけど…いつかあそこで歌いたいですね︕」と、レミの美しい歌声が⾼らかに響く場⾯を挙げて、フランスで歌う夢を述べた。
また、親⽅ヴィタリス役の⼭路和弘より、熊⾕へサプライズでメッセージが到着︕MCより「『熊⾕君、君の声は不思議な声、のんびりくんに聞こえてたのに、急に寂しそうに聞こえる。 レミが君でよかった。ありがとう』」と読み上げられ、メッセージを受けた熊⾕は、「⼭路さんは声優さんとしても俳優さんとしてもすごく尊敬している素晴らしい⽅なので、⼤先輩からお⾔葉をいただけて本当に嬉しいです」と感極まった様⼦で喜びを伝えた。
「⼭路さんは⼀緒に収録していても優しくアドバイスをしてくれました。存在感がドーンとあるのに、そのオーラとは違いすごく優しい⽅でした」と⼭路との収録現場でのエピソードを、⼤先輩へ憧れの眼差しで述べた。
イベント情報
第33回 東京国際映画祭(TIFF) 特別上映
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映画『家なき⼦ 希望の歌声』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》11歳の少年レミは、南仏の農村で優しいママと貧しいながらも幸せに暮らしていた。ところが⻑い間パリへ出稼ぎに出ていた義⽗によって旅芸⼈の親⽅ヴィタリスに売り⾶ばされてしまう。だが、情の深い親⽅に歌の才能を⾒いだされ、⽝のカピ、猿のジョリクールと親交を深めながら、懸命に旅を続けるレミ。さまざまな出会いや困難が渦巻く冒険の果てに、待ち受ける運命とは……︖ |
邦題: 家なき⼦ 希望の歌声
YEBISU GARDEN CINEMA、
109シネマズ ⼆⼦⽟川ほか全国ロードショー︕