主演・岡山天音&武田玲奈 インタビュー
共演2回目!?武田玲奈の努力に岡山天音驚く!?
和歌山県田辺市で毎秋開催される田辺・弁慶映画祭が第10回目を迎えることを記念して
製作された長編映画『ポエトリーエンジェル』が2017年5月20日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーとなる。
家業を手伝いながらも日々くすぶって過ごす妄想好きな梅農家の青年と、ある悩みを抱え、友人も作らずにボクシングのトレーニングに励む女子高生の 2人を主軸に、“詩のボクシング”やその仲間たちとの出会いによって成長していく姿が描かれる物語。
本作でW主演を飾った注目の若手個性派俳優・岡山天音さんと、女性誌「non-no」専属モデルとしても活躍する期待の新進女優・武田玲奈さんに本作出演についてお話を伺った。
―― ダブル主演が決まった時の感想をお願いします。
岡山さん: 飯塚監督とは、短編作品『チキンズダイナマイト』(2014年)でご一緒したこともあり、主演だからと言って変なプレッシャーとかはなかったです。また一緒にやれることがすごく楽しみでした。
武田さんとも前の短編作品でお会いしているんです。武田さんのイメージは綺麗だなって印象が大きかったので、台本を読んでみたら、武田さんが泥臭いイメージの役だったので驚きました。
武田さん: 前回はご一緒するシーンがなかったのですが、今回はがっつりお芝居をさせていただき嬉しかったです。台本を読んだときは大変そうだなって思った役柄だったのですが、挑戦してみたいって思いました。
―― それぞれ複雑な思いを持っている役柄でしたが表現をする上で一番力を入れたところはxxxありましたか?
岡山さん: 僕は、観ている方が、特に玉置を通して身に覚えがあるような悶々とした日々を過ごしている人に、ワンカット目のスタートラインから感情移入してもらえるように、お客さんの気持ちが離れないように演じたいなと思いました。
武田さん: 私の役は(コミュニケーションの)障害をメインにするのではなく、障害があるからコミュニケーションが上手く取れないという葛藤とか、クラスメイトと上手く話せないモヤモヤとかを表せたらなと思いました。
―― 役と自分自身が似ているところはありましたか?
武田さん: 人見知りで上手く思ったことを言えないところは自分に近いなと思いました。
岡山さん: 僕は割と自分に似ているなと思いました。理解できないところはあまりなかったです。
―― 今回、“ボクシング”と“詩”という不思議な組み合わせですけど試合するときはどんな気持ちで演じたのですか?
武田さん: 私は、詩のボクシングも本当のボクシングもやりました。コミュニケーションに少し障害のある役だったんですけど、上手くしゃべれないという葛藤をボクシングにぶつけたり、最後のシーンでの詩のボクシングでは今までのすべての葛藤をそこでぶつけるように演じました。
岡山さん: 僕も武田さんに近いですけど、どこにも発散できないモヤモヤしている感情を詩のボクシングで吐き出すぞっていう思いでやりました。
―― 今まで詩のボクシングは聞いたことありましたか。どんなイメージを持ちましたか?
岡山さん: 今回の台本を読んで、詩のボクシングがあるというのを知り、監督に会う前にYouTubeにアップされている実際の大会の動画を見ました。めちゃめちゃ面白かったです! 割りと歴史もあるのに何で今まで取り上げられて来なかったんだろうって思いました。もっと広まっていったらいいなという意味でもこの映画に向かうモチベーションになりましたね。
武田さん: 私も初めてでしたので、まず詩のボクシングって何だろうってなって、インターネットで調べて動画を見ました。
―― 武田さんは劇中で本格的なボクシングもしていますが、ボクシングのレッスンもされたのですか?
武田さん: 2ヶ月間ボクシングジムに通いました。コーチの方をつけていただき、一人で練習をする日もありました。
岡山さん: へえ~!!
―― 知らなかったのですか!? (笑)
岡山さん: リハーサルの後みんなは解散したんですけど、確かに一人でジムに行ってましたね。
―― 岡山さんは芝刈り機を使用しているシーンがありましたが、練習はされたのですか?
岡山さん: 撮影に入る前に練習に行きました。半日ずっと芝刈っていて、暑いけどどんどん没頭していって変なアドレナリンみたいなのが出ていましたね(笑) やり方は実は細かくあって、初めてやった人かどうかがすぐ分かっちゃうので簡単そうに見えてすごく難しかったです。綺麗に刈ることを体で覚える感じだったのでそれも大変でした。
―― 撮影期間が短かったと伺いましたが撮影は大変でしたか。観光はされましたか?
武田さん: 和歌山県と栃木県4日ずつで、栃木は泊まりじゃなかったんですよ。和歌山では梅をたくさん食べました!!
岡山さん: そうですね。和歌山は泊まりだったけど、栃木は通いだったので観光とかしてないですね。差し入れにたくさん梅を頂いて、甘いのから酸っぱいのまで色々な味があって美味しかったです。
―― 映画で日干しされている梅って本物ですか!?
岡山さん: 本物です。あの時期の作業を残しておいてもらって撮影で使いました。11月に映画祭でお邪魔した時に、撮影で使っていた梅を食べさせてもらいました。
―― 岡山さんの大親友の山﨑賢人さんが出ていましたが演技はアドリブだったのでしょうか?
岡山さん: 一応台本はあったんですけど、本人は勝手に足してましたね(笑) でも、あのシーンは賢人が出てくれると決まってからできたシーンだったので現場で膨らむことが多かったです。演技中もずっと笑っちゃってましたね。
―― もしかして、ちょっとにやけてました!? (笑)
岡山さん: にやけてないと思うんですけどね・・・。(笑) 耐えてたはずなんですけど。頑張って隠したんですよ。本番とテストでやることは一緒なんですけど毎回変えてくるんですよ。やめてほしかったです(笑) でも、現場に賢人がいてくれるっていうのがすごく嬉しかったです。
―― 最後にそれぞれ注目してほしい見どころを教えてください。
武田さん: やっぱり詩のボクシングのところですかね。私もそうですけど、それぞれが思い思いのことをぶつけているのでそこは注目ポイントだと思います。
岡山さん: 詩のボクシングっていう要素も大きいんですけど、魅力的なキャストが揃っていて、芸人さんから大先輩まで色んな方々が集まってそれぞれの個性を爆発させてカオスな芝居合戦を観れるのですごく楽しめると思います。
[撮影・編集: Cinema Art Online UK]
★CAO読者の皆さんへ、岡山天音&武田玲奈 動画メッセージ
プロフィール
岡山 天音 (Amane Okayama)1994年6月17日生まれ。東京都出身。 |
武田 玲奈 (Rena Takeda)1997年7月27日生まれ。福島県出身。 |
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映画『ポエトリーエンジェル』予告篇
映画作品情報
「詩のボクシング」とはボクシングリングに見立てたステージ上で、2人の朗読ボクサーがオリジナルの詩を声に出して表現し、どちらの言葉が聞き手の心に届いたかを判定して勝敗が決まる声と言葉のスポーツ。 |
《ストーリー》玉置勤(岡山天音)は高校卒業後、実家の梅農家で働くが、その仕事に満足していない。妄想癖があり、自分の妄想が発揮できる場所を探していた。そんな玉置がふとしたきっかけで声と言葉のスポーツ“詩のボクシング”の説明会に参加したところ興味を持ち、「詩のボクシング教室」に通うようになる。そこには指導する先生(角田晃広)、自称のラッパー(芹澤興人)、暗そうな女性(山田真歩)、年金暮らしの老人(下條アトム)など、ひとクセある面々が集まっていた。 そんなメンバーたちが力試しに高校生と強化試合をすることになるが、彼らの詩に足りないものは何なのか模索していくと、各メンバーに秘密があることがわかる。そして、ある出来事により女子高校生の丸山杏(武田玲奈) が新たなメンバーとして加入することに。ただ、彼女はある悩みを抱えていた・・・。 |
鶴見辰吾、美保純、角田晃広(東京 03)、山田真歩、芹澤興人、山﨑賢人(友情出演)、下條アトム
主題歌: Mrs. GREEN APPLE「soFt-dRink」
企画/制作支援: 田辺・弁慶映画祭実行委員会
製作: 田辺・弁慶映画祭 第 10 回記念映画プロジェクト
配給/製作プロダクション: アークエンタテインメント
制作協力: エイガ・ドット・コム、ニューシネマワークショップ、為一、田辺市観光振興課
日本 / シネマスコープ / カラー / 95分
© 2017 田辺・弁慶映画祭 第 10 回記念映画プロジェクト
テアトル新宿、ジストシネマ田辺ほか全国ロードショー!
公式Facebook: @poetryangel.film
田辺・弁慶映画祭: http://www.tbff.jp/