ジャパンプレミア開催!
スティーブン・スピルバーグ監督13年ぶりに来日!
スピルバーグ監督にとって初めての日本映画は『ゴジラ』
スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1』のジャパンプレミアが4月18日(水)に東京・歌舞伎町シネシティ広場で開催され、キャストのタイ・シェリダン、オリヴィア・クック、森崎ウィン(PrizmaX)、スティーブン・スピルバーグ監督が登壇した。
本作は近未来を舞台に、新世代VRワールド「OASIS(オアシス)」創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と莫大な財産を巡り、日常とオアシスで繰り広げられる戦いを描いた。リアルな生活の大切さを説きつつ、仮想世界を否定しない世界観は今後の新しい方向性といえる。80年代の洋楽ヒット曲が流れる中、日本のポップカルチャーのキャラクターが多く登場するのが特徴だ。
あいにくの天気にもかかわらず、会場となった歌舞伎町シネシティ広場にはたくさんの観客が詰め掛けた。キャストや監督の登壇を前に、スペシャルゲストが登場。高梨沙羅、杉山すぴ豊率いるコスプレ隊、大関れいか、小林麗菜、桃月なしこ、ダンテ・カーヴァー、神山健治、荒牧伸志、叶恭子、叶美香、桐谷広人、開田裕治、開田あや、ハローキティがレッドカーペットを歩いた。
続いて、キャストの登場。まずはタイ・シェリダン、オリビア・クック、森崎ウィンがレッドカーペットに姿を見せる。握手やサインを求めるファンの期待にできる限り応え、マスコミから差し出されたマイクに向かって思いを語っていた。そして、スティーブン・スピルバーグ監督が登場すると会場はひときわ盛り上がった。
レッドカーペット インタビューコメント(サウンドバイツ)
スティーブン・スピルバーグ監督すごく興奮しているよ!13年ぶりに、この映画は自分にとっても大切な映画だから自分で紹介したいと思い来日したんだ! |
タイ・シェリダン(日本が最後のプレミアイベントと知り)1番良いのは、最後に取っておいたんだよ!(笑) 日本に来るのは初めてなんだ。自信を持って作ったこの作品で、日本に来られることが嬉しいよ。 |
オリビア・クック( この会場の熱気に)圧倒されているし、とても緊張してる!日本の皆さんに『レディ・プレイヤー1』が愛されるように願っているわ。会場のファンはまだ映画を観ていないのに、すごくいい反応で嬉しい!ぜひ大きいスクリーンで、たくさんのキャラクターたちを見つけて楽しんでほしわ! |
森崎ウィンついに明後日には公開ということで、不安や緊張もあってソワソワしている。でもこうしてファンの方が集まってくれて本当にうれしい。「春」といえば「初めて」のことが増える季節。ぜひ劇場で最高の「初体験」をしてほしいです。 |
ジャパンプレミアステージ
ステージでの各キャストと監督のコメントは以下のとおりである。
―― 日本のファンにひとことお願いします。
タイ・シェリダン: みなさま、ありがとうございます。特別な気持ちでここに立っています。私もオリビアも日本に来るのは初めて。『レディ・プレイヤー1』を持って、日本に来ることができ、心から嬉しく思っています。
オリビア・クック: 「こんにちは」と日本語で言ってから、英語で答え、最後にまた日本語で「ありがとう」日本に来ることができて、とってもエキサイティングだと思っています。金曜日に封切になりますが、なるべく大きなスクリーンで見てください。日本のキャラクターがたくさん出てきます。探してみてくださいね。
森崎ウィン: 監督を始めキャストのみなさんとジャパンプレミアのステージに立てて幸せです。また、みなさんにお越しいただいたことに感謝しております。今夜は僕にとって忘れられない、眠れない一夜になります。
スピルバーグ監督: こんばんは。『レディ・プレイヤー1』のジャパンプレミアにお越しいただきありがとうございます。日本は何度も来ていますが、少し時間が空き13年ぶりに来日しました。この作品は私にとって、とても個人的作品です。日本に行き、自分でこの作品を紹介したいと思いました。ここにいるキャストたちは本当に素晴らしい演技をみせてくれました。日本のポップカルチャーのいろいろな要素が含まれています。みなさんにはぜひともキャラクターやストーリーを楽しんでいただきたい。
―― 今の気持ちと日本の印象をお聞かせください。
タイ・シェリダン: 特別な作品だと思っています。いろいろな技術のおかげで、見ていて、とても美しい。しかし、それだけではなく、2018年の今の世界に関連性のある、人間のストーリーが込められています。私がこの作品を通じていろいろなことを学んだのと同じように、みなさんもいろいろなことを感じ取ってほしいと思います。日本の印象は礼儀正しいですね。
オリビア・クック: 美しい街ですね。いろいろ探検したくなりました。昨夜、日本に着いてから、仕事がたくさんあったので、明日の夜、食べて、歩いて、みなさんの文化を楽しみたいと思っています。お寿司をお昼に食べました。美味しいです。
スピルバーグ監督: 日本の人は礼儀正しい、そしてお互いに敬意を払う。そして皮肉っぽくない。そこがアメリカとはまったく違います。『レディ・プレイヤー1』は私が作った作品の中でもいちばん皮肉っぽさがない作品です。日本には合っているのではないかと思っています。
―― 監督から現場で何か声を掛けられましたか。
森崎ウィン: LAで行われたセカンドオーディションで監督に初めて会い、「ハイ、ウィン!」と握手してもらいました。今でも、そのときのことを覚えています。あの日から始まり、今日という日を迎えられ、幸せな気持ちでいっぱいです。ゆっくり振り返りたい気持ちはありますが、公開を前に緊張していて、みなさんに追いついていくので精一杯です。夢のように冷めないでほしい。演技やキャラクター作りについてたくさん、細かい演出がありました。何よりも「一番先にセットに来ているね」と褒めてもらったのはうれしかったです。
―― 監督にとって日本のポップカルチャーはどんなものでしょうか。
スピルバーグ監督: 黒澤明監督作品や三船敏郎さんの作品に出会う前に、父親に連れられて、東宝の『ゴジラ』を見ました。私にとって『ゴジラ』が初めての日本映画だったのです。『ジュラシックパーク』は『ゴジラ』を基に作りました。『レディ・プレイヤー1』にはメカゴジラが登場しますが、オリジナルの曲は使わせてもらっています。
―― 作品にはたくさんのキャラクターが登場します。ないりたいキャラクターを教えてください。
タイ・シェリダン: アイアンジャイアンは好きなキャラクターです。自分がやっているアバターが映画の中でアイアンジャイアンの隣りに立っている。しかもスピルバーグ監督の作品となれば、やっぱり選ぶキャラクターはアイアンジャイアンです。
オリビア・クック: チャッキー!
森崎ウィン: ドラえもんになりたい。ドラえもんの四次元ポケットの中にある道具が魅力的です。オアシスにはいろいろありますが、四次元ポケットの中の道具は出てきません。どこでもドアがあるわけではないので、それをバンバン出して、オアシスでみんなに広めていきたいです。
スピルバーグ監督: 監督は自分の映画に出てはいけないと思いますが、ヒッチコック監督は自分の作品にほんのちょっとカメオ出演をしていました。私もカメオ出演的に、最初のシーンでハローキティがすっと通り過ぎる役をしたいと思います。
[記者: 堀木 三紀 / スチール写真: オフィシャル提供]
イベント情報<映画『レディ・プレイヤー1』ジャパンプレミア> ■開催日: 2018年4月18日(水) |
映画『レディ・プレイヤー1』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》今から27年後の未来。 |
原題: Ready Player one
脚本: ザック・ペン
原作: アーネスト・クライン著「ゲームウォーズ」
キャスト: タイ・シェリダン、オリビア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィン
配給: ワーナーブラザーズ映画
3D/2D/IMAX3D®/4D