映画『不能犯』公開初日舞台挨拶レポート

映画『不能犯』公開初日舞台挨拶

撮影が終わってからのほうが長かった?!
松坂桃季が公開初日を迎え、大感謝した相手とは?!

俳優・松坂桃李が初めてのダークヒーローを演じることで話題の【立証不可能犯罪】スリラー・エンターティメント 映画『不能犯』が、2月1日(木)より全国公開となった。

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」などでも知られる神崎裕也が作画、原作を宮月新が担当し、「グランドジャンプ」で連載中の同名漫画が原作。見つめるだけで相手を死に追いやる主人公・宇相吹(うそぶき)正(ただし)役を松坂桃李、宇相吹が唯一殺すことのできない、正義感溢れる女刑事・多田友子役を沢尻エリカが演じている他、宇相吹に翻弄される人々に新田真剣佑、間宮祥太朗、真野恵里菜、忍成修吾、今野浩喜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍という豪華キャストが出演。

【画像】映画『不能犯』メインカット (宇相吹正/松坂桃李)

全国269館で公開初日を迎えた2月1日(木)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて公開初日舞台挨拶が行われ、主演の松坂桃李、沢尻エリカをはじめ、新田真剣佑、間宮祥太郎、真野恵里奈、芦名星、白石晃士監督という豪華キャスト陣と監督が勢ぞろいで登壇、人の心理を操る主人公に掛けた心理イベントが実施され、作品鑑賞したばかりの観客で埋め尽くされた会場を大いに盛り上げるイベントとなった。

イベントレポート

MCを務めた荘口彰久による呼び込みにより、キャスト陣・監督が次々と登場、大歓声に包み込まれた会場内を横断しながらステージへと登壇し、それぞれが感謝の挨拶を述べた。

【写真】映画『不能犯』公開初日舞挨拶 「大ヒット公開中!」

松坂: みなさんほんっとうに今日は寒い中、雨降ってる中、雪が降るかもしれない中、来てくださって本当に嬉しいですありがとうございます!雪が降る前にみんなで帰りましょう!(笑) 。明日の昼まで降るらしいので雪がね。本当に嬉しいです!短い時間ですがどうぞ最後まで楽しんで帰って行ってください。

沢尻: 多田役を演じさせていただきました沢尻エリカです。この作品は自分の中でもすごく思い出に残る楽しい作品でした。初日を迎えることが出来て幸せです。今日はどうぞよろしくお願い致します。

新田: 新人刑事役を演じさせていただきました。とにかく走りっぱなしの役です。今日はどうぞよろしくお願い致します。

間宮: みなさん初日来てくださって本当にありがとうございます!この映画を観ない人は愚かだ愚かだと色んな所で言ってきましたが、本日いらした皆さんは愚かじゃないです笑ありがとうございます!

真野: 役はとても複雑な役だったんですけれども楽しく演じさせていただきました。本日はどうぞよろしくお願い致します。

芦名: みなさんの心に色んなものがきっとあると思うんですけれども。。あれ、皆様観終わった後ですよね?(笑)。この作品は後半に向けてどうなるの?どうなるの?ってなる内容ですので、ネタバレなしでどうかこの作品を広めていただければ嬉しいです。今日はありがとうございます。

白石監督: 今日は本当に寒い中、雨の中来ていただきありがとうございます。この映画はですね、公式や宣伝では言ってませんが、私が言っているのは仲良く家族で観れる人殺し映画だと(笑)。若い女性も今日は沢山来ていただいていますけれども、どうでしたか?楽しめましたか?みんなで人殺し映画を楽しんでいただきありがとうございます(笑)。

その後、改めて公開初日を迎えた感想を松坂がこれまでの撮影を振り返りながら話した。

松坂: 本当に撮影終わってからの方が長く感じましたね。宣伝部のみなさんありがとうございます!お疲れ様でした本当に!(笑)

芝居一割、バラエティー9割でしたね笑すごく沢山の芸人さんたちと仲良くなることが出来ました。宣伝部の方にはとにかく感謝申し上げたいですね。こんなにも繋いでいただけるとはと。嬉しい気持ちでいっぱいです。

白石監督: 各劇場のことも漏れ伝え聞こえてきています。他の上映館でもかなり人が入っていただいていると聞いております。嬉しいですね。こんな真面目な感じで大丈夫ですか?(笑)

松坂、白石監督が答えた後、MCによって『不能犯』公開記念としてキャスト陣の心理を暴くと題してのスペシャルな心理テストゲームが開催された。

【写真】映画『不能犯』公開初日舞挨拶「心理テスト」

キャストそれぞれに好きな食べ物を挙げてもらい、その食べ物の苦味・酸味が強いほど腹黒度数の高さが判明するというもので、真野が「もずく酢」が好きと答えた瞬間、会場内は悲鳴とザワつきと笑いに包まれた。キャスト陣・監督の好きな食べ物の回答は、白石監督が「たこやき」、芦名は「ステーキ」、真野は「もずく酢」間宮は「鮨」、新田は「魚」、沢尻は「チーズ」松坂は「マグロの赤身」であった。全員の回答が一通り出揃った後、どんな心理テストだったのかがキャスト陣・監督に伝えられた瞬間、「もずく酢」と答えた真野がゆっくりと崩れ落ちたものの、すぐさま松坂が「監督が一番ブラックなんですけどね」と紳士的フォロー(?)した。

そして、最後に松坂による締めの挨拶が行われた。

松坂: 本当に最後までみなさんありがとうございます!何度も言わせてもらいますが、宣伝部の方々にお礼を言いたいです。本当に大変だったと思うんです。
今日という日を皮切りにより多くの人たちにこの映画を広めて頂ければ嬉しいです。最後は足を滑らせないように帰ってください。

主人公の宇相吹正が呟きそうなセリフで舞台挨拶を締めくくり、大歓声に包まれながら今回のイベントは幕を閉じた。

[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 蒼山 隆之]

イベント情報

映画『不能犯』公開初日舞台挨拶

■開催日: 2018年2月1日(木)
■会場: TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
■登壇者: 松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太郎、真野恵里奈、芦名星、白石晃士監督
■MC: 荘口彰久

映画作品情報

【画像】映画『不能犯』ポスタービジュアル

【不能犯】とは─―

〈呪い〉や〈マインドコントロール〉で殺すなど、目的は犯罪だが、常識的に考えて実現が不可能な行為のこと。

《ストーリー》

都会で次々と起きる変死事件。いずれの被害者も、検死をしても、何一つとして証拠が出てこない不可解な状況で、唯一の共通点は事件現場で必ず目撃される黒スーツの男。男の名は宇相吹正(松坂桃李)。彼こそがSNSで話題の〈電話ボックスの男〉だった。とある電話ボックスに、殺人の依頼を残しておくと、どこからともなく彼が現れ、ターゲットを確実に死に至らしめるという。その死因はどれも病死や自殺に事故―― 宇相吹の犯行は、すべて立証不可能な犯罪、〈不能犯〉だった。今日も、愛憎や嫉妬、欲望に塗れた人々が彼のもとにやってくる。 そんな中、警察はようやく宇相吹の身柄を確保し、任意で取り調べを始める。多田(沢尻エリカ)が見守る中、 宇相吹を前に上司の夜目(矢田亜希子)が取り調べを始めるが、次第に夜目の様子がおかしくなり、最終的に宇相吹は解放される。彼の正体とは一体―。

 
出演: 松坂桃李、沢尻エリカ 
新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍
 
原作:「不能犯」(集英社「グランドジャンプ」連載 原作:宮月新/画:神崎裕也)
 
監督: 白石晃士
脚本: 山岡潤平、白石晃士
配給: ショウゲート
 
© 宮月新・神崎裕也/集英社  2018「不能犯」製作委員会
 
2018年2月1日(木) 全国ロードショー!
 
映画公式サイト
 
公式twitter: @FunohanMovie
公式facebook: @FunohanMovie
公式Instaglam: @funohan_movie
 

この記事の著者

蒼山 隆之アーティスト/インタビュア/ライター

映画俳優や監督のインタビュー、映画イベントのレポートを主に担当。
東京都内近郊エリアであれば、何処にでも自転車で赴く(電車や車は滅多に利用しない)スプリンター。

そのフットワークを活かし、忙しい中でもここぞという時は取材現場に駆けつけ、その時しかないイベントを現地から発信したり、映画人の作品へ対する想いを発信するお手伝いをしている。

また、自身も表現者として精力的に活動を展開。

マグマ、波、雷など、自然現象から受けたインスピレーションをブルーペイントを用いたアートで表現する「Blue Painter」として、数々の絵画作品を制作。銀座、青山、赤坂などで開催する個展を通じて発表している。

俳優の他、映画プロデューサーやインテリアデザイナーと幅広い顔を持つブラッド・ピットをこよなく尊敬している。

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