映画『小さな恋のうた』
完成報告記者会見&完成披露舞台挨拶
キャスト・スタッフなど、遂に全貌が明らかに!
初披露となった舞台にメインキャスト&監督が登場!!
20年経った今もなお、世代・性別を問わず愛され、歌われ続けるMONGOL800 の名曲「小さな恋のうた」。2001年に発売された収録アルバムはインディーズ史上初のオリコンランキング1位を記録。それ以来、60以上もの有名アーティストたちがカバー。そして常にカラオケチャート上位にランクインを果たし続け、平成最後の年末に第一興商が発表した「DAM平成カラオケランキング」では男性アーティストによる楽曲で堂々1位を獲得。もはや誰もが知ると言っても過言では無いこの国民的楽曲を基に、映画が製作されることは、2018年5月のMONGOL800のライブでメンバーによって突如発表された。その後、昨年末から公式SNSに出演キャストと思われる人物がそれぞれの「小さな恋のうた」を唄うスペシャルPVが順次配信され、総再生回数は60万回を突破。キャストやスタッフ、物語などの詳細は謎に包まれたまま、ネット上で話題を集めている。
そして、ついにキャスト・スタッフが明らかに!
主人公・真栄城亮多を演じたのは、『ちはやふる-結び-』『3D彼女 リアルガール』(2018年)『凜-りん-』(2019年)など多くの作品に出演が続く若手最有力俳優でありながら、ボーカルダンスユニットM!LKとしても活躍中の佐野勇斗。池原航太郎役は、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年)でドラムを習得した森永悠希。譜久村舞役は、『ミスミソウ』(2017年)では迫真の演技で主演を務め、「ロッテ『ガーナミルクチョコレート』」のCM出演で話題の山田杏奈。譜久村慎司役には、昨年末衝撃のモデルデビューを飾り、今作で役者デビューとなる新鋭・眞栄田郷敦。新里大輝役は、MEN‘S NON-NOモデルでありながら、話題のテレビドラマ「3年A組」にも出演の鈴木仁。さらに、ミスiD2017に選ばれ、アイドルグループWi-Fi-5で活躍するサンフランシスコ出身のトミコクレアが沖縄に駐屯する米兵の父を持ち、米軍基地内で育つリサ役を好演。また、日本音楽界の至宝、世良公則が主人公たちのバンドを応援する練習スタジオ兼ライブハウスの店長・根間役で出演している。
企画・プロデュースは、沖縄出身でMONGOL800の映像作品を手がけてきた山城竹識。MONGOL800のメンバーの高校時代の後輩としてバンドの結成当初からその歩みを間近で見守ってきた山城は、米アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した『つみきのいえ』(2008年)の脚本家・平田研也をむかえ、楽曲から着想を得た映画を構想する。
そして監督は、『羊と鋼の森』(2018年)、『雪の華』(2019年)を手掛けた橋本光二郎がつとめ、音楽と若い俳優たちのエモーショナルなコラボレーションを演出。世代、性別、言葉、人種、国境、あらゆる壁を越えていく音楽の力。小さな島の高校生たちの想いは、音楽に乗って大きな“叫び” となり、海を渡って響き渡る――――
3月13日(水)に完成披露上映と舞台挨拶を新宿バルト9で開催!すべての情報がベールに包まれたまま、本編の上映をもって明かされたキャスト陣、監督が上映後に登壇。また、完成披露舞台挨拶に先立ち、集まったマスコミに向けてキャストと監督による完成報告記者会見も実施された。
完成報告記者会見レポート
情報解禁を待つ多くのメディアが集まった完成報告記者会見の冒頭、映画『小さな恋のうた』の特別メイキング映像が上映され、佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁の5人がバンドメンバーであることが明かされると、共演のトミコクレア、世良公則、そして橋本光二郎監督とともに会場に現れ、記者会見に臨んだ。
半年間のバンド練習でそれぞれが得たものとは?
クランクイン前に半年間ほどバンド練習が行われていたことが話題に。主人公・真栄城亮多役を演じ、本作の座長を務めた佐野はクランクイン前の練習について、「半年前から作品に向けて準備をすることはないのですが、その半年間の練習があったからこそ、バンドメンバーの絆も深まりましたし、バンド感というものが映画にも表れていると思います」と撮影を振り返った。
ドラム担当・池原航太郎役を演じた森永は以前他作品でドラム経験があると話し、「経験があったからこそ、練習の時はものすごくプレッシャーを感じていました。ドラムの経験があるからこそ、何こいつと思われないようにしていましたし、みんなよりはできていて当たり前というのを標準にしなくてはいけないと思っていました」と思いを明かした。
ギター担当・譜久村舞役を演じた山田は練習について、「私もエレキギターを初めて触るところからスタートしたのですが、バンドとしての1回目の練習の時に眞栄田さんのギター演奏がすごく上達していて驚いて、私も焦って練習しました。他の方と一緒に練習したからこそ、練習期間を経てバンドの楽しさが分かりました」とコメントした。
舞の兄でギター担当・譜久村慎司役を演じた眞栄田は「お芝居もギターも初めてなのですが、ギターやベースは皆さんと同じスタートラインなので、そこだけは負けたくないなという気持ちで挑みました」と話し、MCから「かなり練習はされたんですか?」と問われると「はい!!」と答え「時間があるときは常にギターに触ってました」と明かした。
ベース担当・新里大輝役を演じた鈴木は音楽に苦手意識があったことを明かし、「音楽が未経験め、楽器を触るのが初めてなので大丈夫かなと思っていました。実際に合同練習を行うと出遅れていることを感じて焦りましたが、合同練習を行ってから、個人練習では成長できなかった部分ができるようになりました」と話した。
バンドの演奏を聴いた感想を求められたクレアは「みんな上手でした。初めてみんなの音楽を聴いて、みんなの顔がとても幸せそうで私も幸せな気持ちになりました」と回答。
世良は「目があっただけで楽しめる音楽があるのは、音楽をメインにした作品で大事なことで、作品を観ていただければ分かりますが、彼らの中で曲が生まれ育って、それが人に伝わって聴くものを感動させ、映画を超えて彼らの中で育っている音楽が映画を育てているという実感を持てるいい映画です」とコメントした。
橋本監督は撮影について、「彼らが練習期間を大事に使って築き上げたものが素晴らしかったですし、撮影をしながら本番の中で歌も成長していっていたので、それを見守れたのが子供達を見守るような形で嬉しかったです」と話した。
今作がデビュー作の眞栄田郷敦、この場に立てて感謝している
昨年末にモデルデビューをし、今作で役者デビューとなる眞栄田は、「父や兄から何かアドバイスはありましたか?」と問われると、「兄からは『一回やってみな』と『それで決めな』と、細かいことは無しに背中を押してくれました」と話し、父からは「本読みを一緒にしてもらったり、現場にも一回来てもらったり、結構細かいアドバイスをもらいました」とコメントした。
デビューの心境については「デビュー作でこのような素晴らしい作品、キャストの皆様、監督も暖かく、環境に恵まれたなと思っています。これが当たり前だと思わないよう初心の気持ちを忘れずないようにしたい」と自身の気持ちを明かした。
完成披露舞台挨拶レポート
本編の上映をもってすべてが明かされた観客の前に、佐野勇人、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁、トミコクレア、世良公則らキャスト陣、そして橋本光二郎監督が登壇した。
佐野の「映画は面白かったでしょうか?」の問いかけに会場からは大拍手が起こった。
国民的楽曲のバンドのボーカルでプレッシャーがあったか問われた佐野は、「プレッシャーしかなかったです」と言い、「MONGOL800さんは、小さい頃から知っていましたし、僕自身がファンなので、MONGOL800さんのファンの皆さんに失礼のないように演じないといけないというプレッシャーで練習は相当頑張りました」と話した。
MCから「佐野さんはバンドのボーカルとして引っ張っていってくれていましたか?」と問われた森永は、「そうですね。フロントマンとしてかなり頑張ってくれていたと思います」と話すと、すかさず佐野に「喋り方の癖がすごいよ」とつっこまれ、「ほんとごめんね。こんな感じで、こんな先輩で」と会場の笑いを誘った。さらに佐野から「髪型いいね」といじられた森永は「世良さんに僕が一番ロックな格好をして来ると当てられていました」と明かした。
佐野勇人が思う、自身のお気に入りのシーン
佐野は一昨日試写で作品を観たと話し、「初めて観たときにこんなに感動したのが初めてで、いつもは客観的に観れないのですが、キャストの皆さんのお芝居も素晴らしくて、感動しました」と映画についてコメントし、自身のお気に入りのシーンについては、「最後の方の学校の屋上で3人が歌っているシーンは観ていても気持ちいいシーンですし、歌っていて感情が入ったシーンなので屋上の3人でのシーンが一番好きです」と明かした。
沖縄での撮影エピソードとは?
森永は撮影中のエピソードについて、「たまたま宿泊施設にキッチンや洗濯機が設備されていて、自炊をしようと思っていたら、人が集まってきましたね(笑)。撮影が終わると男子勢が僕の部屋に集まってきて、毎晩毎晩、僕が飯を作ってました」と話し、麻婆豆腐、スパムチャンプル、タコライス、ジャージャー麺など多数の料理を振る舞ったことを明かした。
アメリカ出身のクレアは楽曲について、「初めて聴いたのですが、とてもいいメロディだなと思いました。でも歌詞が全部理解できなくて、ネットで英語で歌詞を読んだのですが、とても素敵なメッセージだなと思いました。私の音楽のプレイリストに追加しました。素敵な歌だと思います」とコメントした。
最後に佐野勇人からメッセージ
最後に佐野は「今この舞台挨拶を見てもらったら分かると思いますが、友達以上のバンドになれたと思います。伝えたいことはたくさんありますが、皆さん各々感じたことを周りの方々に伝えて欲しいなと思います。“大自信作”となっております!ありがとうございました」と締め、大歓声の中舞台挨拶は終了した。
イベント情報
映画『小さな恋のうた』完成報告記者会見&完成披露舞台挨拶<記者会見>■開催日: 2019年3月13日(水) <舞台挨拶>■開催日: 2019年3月13日(水) |
映画『小さな恋のうた』特報映像
映画作品情報
《ストーリー》沖縄の小さな町。日本とアメリカ、フェンスで隔てられた二つの「国」が存在する場所。そこでは、ある高校生バンドが熱い人気を集めていた。自作の歌を歌いこなし、観るものを熱狂させるその実力で、東京のレーベルからスカウトを受け、なんとプロデビューが決まる。しかし、喜びの絶頂で盛り上がる彼らに一台の車が突っ込み、バンドは行く先を見失ってしまう。そこに現れた、一曲のデモテープと、米軍基地に住む一人の少女。それらによって、止まった時計の針は前に進み始める。フェンスの向こう側に友の“想い”を届けるため、彼らは再び楽器を手に取り立ち上がる―。 |
監督: 橋本光二郎
脚本: 平田研也 Inspired by the songs of MONGOL800
©︎ 2019「小さな恋のうた」製作委員会