- 2024-11-1
- イベントレポート, 日本映画, 第37回 東京国際映画祭, 舞台挨拶
第37回 東京国際映画祭(TIFF)
ガラ・セレクション部門
映画『ルート29』舞台挨拶
綾瀬はるか「同世代の監督とのタッグで一緒に作っている感覚になれた」
11月1日(金)、第37回東京国際映画祭(TIFF) ガラ・セレクション部門にて、映画『ルート29』のワールドプレミア上映がTOHOシネマズ 日比谷で行われ、上映前の舞台挨拶に綾瀬はるか、大沢一菜、森井勇佑監督が登壇した。
初めての東京国際映画祭
オープニングレッドカーペットを振り返る
意外にも東京国際映画祭は今回が初参加という綾瀬は、「緊張しました!お客さんがたくさん来てくれて距離も近かったので活気が凄くて。これは本当に映画のお祭りなんだなって感じました」と、映画祭初日のレッドカーペットを振り返った。
大沢は、「(レッドカーペットは)凄く緊張しました!初めてだから楽しかったです!」と、大役を演じた彼女も舞台上ではまだまだ初々しい。
本作について聞かれると、森井監督は、「前作で『こちらあみ子』という映画を撮っていたんですが、プロデューサーとその次に何を撮ろうかと考えている時に渡されたのが中尾太一さんの『ルート29、解放』という詩集でした。詩集を読んで、これは映画にできるんじゃないかというインスピレーションが湧きました。
制作にあたって一番意識したのは、これはのり子とハルの2人の旅なので、2人を均等に撮るようバランスをすごく気をつけました」と語った。
綾瀬は自身が演じたのり子について、「のり子は積極的にコミュニケーションを取らず、どこにも属さず、自分の中に大きな宇宙を持っている女性。それはマイペースとも言えますが、自分というものを持っている人なんです」と話す。
また、撮影にあたって印象に残っていることを聞かれると、「台本の順番通りに撮っていったので、国道29号線を渡りながらの撮影でした。映画の中の2人の距離感のように、私と一菜ちゃんも撮影が進むにつれて仲良くなっていきました。道にカエルがいたり、いろんな昆虫がいたりしたので、2人で採ったりしていました」と、舞台上でも大沢と目配せをして笑いあっていた。
完成披露試写会での約束がさっそく実現!!
10月17日に行われた完成披露試写会にて、綾瀬が大沢から受け取った手紙には「今度うちに遊びに来てください」と書いてあったが、それが実現したのかを尋ねられると、大沢は「この前、実現しました!」と声を弾ませて回答。
綾瀬は、「(あの後)すぐに一菜ちゃんから日程をもらって、一緒にババ抜きしたり、一菜ちゃんのお母さんの手料理をいただいたりして、凄く楽しかったです」と優しい人柄を滲ませる。
大沢が「お母さんも結構喜んでました!」というと、会場はほっこりした笑いに包まれた。
不思議さを丸ごと楽しんで欲しい作品
同世代の監督とのタッグについて聞かれた綾瀬は、「自分よりも年上の監督の方が多かったので、勝手に親近感を感じていました。一緒に作っているという感覚があって、話してても感覚的に共感することも多くて、同い年だと思うだけで安心感がありました」と今までの出演作とは違った手応えを感じていた。
すると森井監督は、「改めて今感じたこととして2人はどこか似てるところがあったのかもしれないな。凄くまっすぐ。2人とも唯一無二でどこにも属していないという感じが共通点がありますね」と語った。
綾瀬のことを以前から尊敬していたという大沢は、「のり子はセリフがなくても、目で気持ちを表現するのが凄くいいなと思ったので、自分もできるようになりたいなと思いました」と綾瀬からお芝居で影響を受けたと話す。
綾瀬は、「一菜ちゃんと対面でお芝居をした時に、目力にびっくりしました。なんか吸い込まれそうで」と大沢の今後に期待していた。
最後に森井監督は、「たくさん不思議なことが起こる映画なんですが、その不思議さを丸ごと楽しんでいただきたいと思って作ったので、みなさん心を柔らかくして観ていただけたら嬉しいです」と締めくくった。
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