第33回東京国際映画祭(TIFF)
ジャパニーズ・アニメーション部門
映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』舞台挨拶
22年前の作品が再び劇場で!!
愛され続けるポケモンの魅力を語る⚡
第33回東京国際映画祭(TIFF)のジャパニーズ・アニメーション部門で“『劇場版ポケットモンスター』の世界”として「劇場版ポケットモンスター」シリーズ3作品が特集上映される。
11月1日(日)、映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(1998年)がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映され、上映前の舞台挨拶に、監督の湯山邦彦、主人公サトシの声優を務める松本梨香、エグゼクティブ・プロデューサーの久保雅一が登壇。ポケモンについて熱いトークを繰り広げた。MCは、ジャパニーズ・アニメーション部門のプログラミング・アドバイザーとして特集の企画に携わったアニメ評論家の藤津亮太が務めた。
ポケモンは子供にとっての“原点”
ポケモンがいるからひとりぼっちじゃない
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』は、テレビアニメ「ポケットモンスター」の劇場版第1作として、1998年7月18日に劇場公開され、日本国内の観客動員総数は650万人、そして国内興行収入は72億円を記録。1999年には『Pokémon: The First Movie』の英題でアメリカをはじめ世界各国で公開。世界興行収入は約1億7千万ドルを超え、世界中で多くの「ポケモン」ファンを魅了した作品。
公開から22年の時を経て、再び劇場のスクリーンで上映されることについて、湯山監督は「大きなスクリーンでまた観てもらえて嬉しい」と喜びの想いを込めて挨拶。
主人公サトシの声を演じる松本は「みなさんと会えて本当に嬉しい。“ポケモン、ゲットだぜ!”」とサトシの名セリフで会場を沸かせると、テレビアニメシリーズからサトシを23年間演じ続けてきていることについて「子供達に寄り添う演技をしたい。23年続いているが、“今日が初めてだという気持ちで毎週スタジオに入っている”」と心構えを話した。
久保プロデューサーは、ポケモンの魅力について「子供の好きなものが詰まっている。みなさんが小さい頃体験した要素がポケモンで再現されていて、さらに冒険にもつながっていること」と、湯山監督は「子供にとっての原点だと思う」と表現。
さらに松本は「ひとりぼっちにならないこと。みんなが帰れる場所であり、困ったり悩んでもポケモンがいるからひとりぼっちじゃない、思い出や友達がそこにいる。そんな風に思ってもらえているのではないか」とポケモンが長く愛され続ける理由について語った。
松本梨香、死ぬまで“ゲットだぜ!”
劇場版最新作は“絶対観た方がいい”!
最後に会場の観客に向けて、湯山監督は「ポケモンはまだまだ続いていくので、これからもポケモンを楽しんでほしい」、そして松本は「こうして東京国際映画祭で選ばれて、みなさんの前で挨拶できて嬉しい。死ぬまで“ゲットだぜ!”と言っていきたいので、これからも応援してほしい」とメッセージ。
12月25日(金)公開の最新作、映画『劇場版 ポケットモンスター ココ』について、久保プロデューサーは「『ココ』という作品は、僕たちが大事にしてきたものが分かる映画だと思う」と言及。松本も「“絶対”観た方がいいよ!」とコメントした。
フォトセッションの後、松本は大きく手を振りながら観客を盛り上げると、拍手に包まれながら会場を後にした。
第33回東京国際映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門『劇場版ポケットモンスター』の世界では、11月3日(火)に映画『劇場版 ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』(2007年)、11月4日(水)に映画『『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018年)の上映が予定されている。
イベント情報
第33回 東京国際映画祭(TIFF)
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映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』予告篇
映画作品情報
スタッフ
監督: 湯山邦彦
キャスト
ピカチュウ: 大谷育江
ミュウツー: 市村正親
© Pokémon
© 1998 ピカチュウプロジェクト