- 2016-12-14
- 映画作品紹介
見届けよ、最期。私が何者であろうと―― この命を燃やす。
情熱と愛に育てられた最強のアクションシリーズ、ここに完結!
日本生まれのワールドワイドな人気ゲームを映画化した『バイオハザード』。2002年に公開されるや、それは世界を熱狂させ、後のシリーズ化によって、より大きな驚きを観客にあたえながら人気を拡張し続けた。そして2016年、足かけ15年にわたって熱烈な支持を受けてきたこの壮大なサーガが、ついに完結。シリーズ6作目にして最終章『バイオハザード:ザ・ファイナル』が、フィナーレを飾るにふさわしいアクション超大作として世界に放たれる!
ディストピアを突き進む主人公アリスにふんしたミラ・ジョヴォヴィッチは、今や 21世紀を代表するアクション・ヒロインと呼んでも過言ではない。もちろん本作でも彼女は、宙づり状態でのバトルや走る装甲車上での格闘など、新たなアクションに挑戦。さらに老けメイクを施した演技をも披露する。役柄の進化に伴って演技のスキルを広げ、15年という長い期間をシリーズに捧げて、観客の支持を膨れ上がらせてきた、そんなアクトレスが他にいるだろうか?
そして一方には、シリーズの生みの親にして彼女の公私にわたるパートナー、ポール・W・S・アンダーソン監督という功労者がいる。シリーズ全作の脚本と製作を手がけて『バイオハザード』の舵をとってきた鬼才が、今回も監督を務めて、これ以上にないフィナーレを用意する。彼とミラはシリーズの製作期間を通じて、ロマンスから結婚、ファミリーへとプライベートでの絆を強固にしてきたが、それが同時に『バイオハザード』を力強く推進させ、大きく成長させる力にもなったことは言うまでもないだろう。今、彼らの “ 子ども ” ともいえるシリーズは最大級のスケールに成長を遂げた。スリルはもちろんエモーションの点でも見る者の胸を揺さぶらずにおかない最終章。驚きと感動が待つ、最後のドラマに注目せよ!
アリスはなぜ 戦うのか?――すべての謎の答がここに!
物語は前作『バイオハザードⅤ:リトリビューション』のラストの舞台である、戦場と化したワシントンDCから始まる。
戦闘後の瓦礫の下で目覚めたアリスは荒廃しきった世界で、新たなサバイバルを余儀なくされる。そんな彼女の前に現われた、宿敵アンブレラ社のシステムを司る人工知能“ レッドクイーン”。「48時間以内に人類は滅亡する。あなたが介入しなければ、世界はおしまい」―― 敵か味方かもわからない、そんなA.I.のメッセージを受け止めたアリスは、世界の崩壊が始まったアンブレラ社の本拠、ラクーンシティの研究施設ハイブへと舞い戻った。世界中の人々を生ける屍“ アンデッド”に変え、文明を滅ぼしたT-ウイルスを抑える抗ウイルス剤が、そこにあるという。罠かもしれない。仮にその抗ウイルス剤を散布したら、感染者であるアリスも命を落とすことになる。が、ひとつだけ確かなのは、決着をつけなければいけない敵が、そこに待っているということ。悲壮な決意を胸に秘めて、アリスは敵の懐の奥深くへと潜り込んでいく……。
『バイオハザード』第1作目の死闘は文明滅亡の以前のハイブで繰り広げられたが、今回のアリスはその始まりの場所に戻る。そこではシリーズで提示されてきた、すべての謎に対する答がある。アンブレラ社の最終目的は何か? レッドクイーンに秘められた真実とは? アンブレラ社と戦い続けたアリスの運命は? そして、そもそもアリスとは何者なのか? 過酷なサバイバルの果てにアリスが見る風景。それはシリーズ過去作のどのエンディングとも異なる、深い感動を呼び起こすに違いない。
再登場する人気キャラ&注目の初参加組がフィナーレを盛り立てる!
『バイオハザード』シリーズを人気作に押し上げた大きな要素として、キャラクターの魅力を挙げないわけにはいかない。ミラ・ジョヴォヴィッチふんする主人公アリスのタフな個性は言うまでもないが、本作では他にもシリーズのファンを歓喜させるキャラクターが登場。人工知能レッドクイーンはアリスの出生の秘密を知る重要な役割を果たすことになる。また、前作で一度は共闘したアンブレラ社幹部ウェスカーは、再び強敵としてアリスの前に立ちはだかる。3作目で殺されたはずのアンブレラ社の共同経営者アイザック博士が意外なかたちで復活し、ラスボスとして君臨するのもシリーズのファンには嬉しい。何より見逃せないのは3&4作目で好評を博した、アリスの盟友である女戦士クレアの再登場だ。劇的な再会の後、アリスと三度共闘してハイブに乗り込む姿はファンの心を熱くするに違いない。
クレアを演じるのは「HEROES」のアリ・ラーター、ウェスカーにふんする個性派ショーン・ロバーツ、アイザックス博士を演じる英国の名優イアン・グレンはもちろん、新たに加わったフレッシュなキャストも見どころだ。オーストラリアを拠点に活躍し、近年はアメリカでもお騒がせセレブとして話題を振りまいている人気女性 DJ、ルビー・ローズはアリスに協力するエンジニア役で鮮烈な印象を残す。生存者チームのリーダー、ドクを演じたオーエン・マッケン、その一員クリスチャンにふんするウィリアム・レヴィは、いずれもモデル出身の新進イケメン俳優だ。さらに韓国からは、日本でも絶大な人気を誇る『王の男』のイ・ジュンギが敵役で出演。ミラと演じたガチのカンフー対決シーンは必見だ。そして日本からはテレビで目にしない日はないというほどの人気タレント、ローラが生存者集団の女戦士コバルト役でハリウッド・デビューを果たしている。
《ストーリー》
人工知能レッドクイーンこそが人類を滅亡に導く元凶と知らされ、アンブレラ社役員である宿敵ウェスカーと手を組み、ワシントンDC で蜂起したアリスだったが、戦いは無残な結果に終わった……。
瓦礫の中で目を覚ましたアリス。ウェスカーの裏切りによって部隊は全滅。外界にはアンデッドはもちろん、アンブレラ社が放った兵器用生物が獲物を探している。まずは生き延びなければならない――アリスの新しいサバイバルが始まった。そんな彼女の前に、廃墟のコンピューターを通じて現われたレッドクイーン。「現在地上で生き残っている 4472人の人類は48時間後に滅びる。あなたが介入しなければ、アンブレラ社の抹殺計画は完了する。救済の手段はハイブにある散布用の抗ウイルス剤。そこにはあなたの宿敵ウェスカーもいる」――敵であったはずのレッドクイーンが、なぜこんな情報を?
半信半疑のまま、アリスはハイブがあるラクーンシティへと向かう。
しかし、670キロ先にあるラクーンシティへの旅は楽ではなかった。アンデッドや暴徒の襲撃。そしてアンブレラ社の装甲車に遭遇し、捕えられるアリス。装甲車の指揮を執るのは、かつて倒したはずのアンブレラ社の経営者アイザックス博士だった。拷問され、危機に追いこまれながらも、アリスはバイクを奪って逃走し、何とかラクーンシティへとたどり着く。
人類滅亡まで、あと18時間……。
ラクーンシティの廃墟で、アリスはかつての盟友クレアと思いがけず再会を果たす。この地の生存者を束ねるドクに命を救われたクレアは彼のコミュニティに加わり、武装してアンデッドの群れに応戦していた。アリスから抗ウイルス剤の話を聞いたクレアは驚きを隠せない。散布すればアンデッドは絶滅するが、ウイルスに冒されているアリスも命を落とすだろう。それでも “ やる ” というアリスの熱意に心を動かされ、クレアは仲間とともにハイブ潜入計画に手を貸そうとする。
アンデッドの大群を引き連れたアイザックスの装甲車の攻撃をかわし、ウェスカーが放ったゾンビ犬=ケルベロスの猛襲に耐え、多くの犠牲を払いながらもハイブに潜入したアリスたち。迎えたレッドクイーンは、アリスに情報を流した意外な理由を語り始める……。
滅亡へのタイムリミットは、38分を切った。アリスは人類を救うことができるのか?やがて明らかになる、彼女がハイブに再び呼び寄せられた理由とは?そして勝っても負けても命を落とすであろうアリスの運命は?
想像を絶するファイナル・ファイトの果てに見えるのは、希望か、それとも絶望か……!?
映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』予告篇
原題: Resident Evil: The Final Chapter
監督: ポール・W・S・アンダーソン
出演: ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ、ルビー・ローズ、ローラ、イ・ジュンギ、ウィリアム・レヴィ、イアン・グレン
全米公開: 2017年 1月27日(金)
配給/宣伝: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2016年 / アメリカ映画 / スコープサイズ / 107分 / 字幕翻訳: 風間綾平