映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
ジャパンプレミア開催!
リュック・ベッソン監督来日!
THE ALFEEの声優ぶりとゆりやん版リアーナに太鼓判?!
『レオン』(1994年)、『フィフス・エレメント』(1997年)など、数々の名作を世に送り出してきた世界的巨匠リュック・ベッソン監督の17作目となるSF超大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日(金)に日本公開となる。
巨編シリーズ『スター・ウォーズ』に多大な影響を与えた伝説のSFコミック(バンド・デシネ)を原作に、銀河をパトロールするエージェント、ヴァレリアンとローレリーヌの美男美女コンビが全宇宙の存亡を揺るがす陰謀に立ち向かう物語。
いまだかつて見たことがない奇想天外な惑星や宇宙生物たち、これでもかとアイデアが詰め込まれた巨大宇宙ステーション“アルファ”の超絶ビジュアル、ヴァレリアンとローレリーヌの胸がすくような大冒険。銀河中を魅了する一大スペクタクルが誕生した!
公開に先駆け、3月13日(火)にリュック・ベッソン監督が来日!ジャパンプレミアが東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された。
「日本は私にとって第2の祖国」と公言するほど大の日本好きなベッソン監督の来日は2012年以来、6年ぶりとなった。
日本からは日本語版の声優を務めたTHE ALFEEのメンバーと、お笑いピン芸人のゆりやんレトリィバアがゲスト登壇し、ベッソン監督と本作にまつわるトークイベントが繰り広げられた。
《イベントレポート》
大きな拍手と歓声に迎えられながらリュックベッソン監督が登場!ステージへと登壇すると、まずは日本語で「どうもありがとう!」と声援に応え会場をさらに沸かせた。
リュック・ベッソン監督: こんばんは!これで僕が知っている日本語はもう出し尽くしてしまいました。日本には30年前に初めて来たのですが、毎回素敵な経験をさせてもらっています。本当に嬉しいのは、僕のことを信頼してくださって30年の長きにわたって映画を楽しんでくれているという、この長期的に続いている我々の関係です。長きに渡る応援に、心から感謝しています。30年後には僕も皆さんもヨボヨボになりながらも、やっぱりこうやってみなさんと会えたら嬉しいなあと思ってます。車椅子でも僕は来るからね!(笑)
―― 監督が10歳の頃にこの作品の原作に出会ってからというもの、実写化を熱望されていて今回実現叶ったわけですが、それを受けて今のお気持ちをお聞かせください。
リュック・ベッソン監督: とても良いね!「ヴァレリアンとローレリーヌ」という原作なんですけど、読んでいなくても大丈夫です。心配しないでください。映画を観ればわかるからね。今回、お話ししたいのは皆さんの脳の一部、若さを司る部分についてです。年を取るとどうしても忘れてしまうことがあります。
例えば10歳の子供に、「大人になったら何になりたい?」と聞きます。
「宇宙飛行士になりたい」と言うかもしれません。それを聞いた大人は笑います。
その子供が18歳になった時に、大人がもう一度、「もっと大人になったら何になりたい?」と聞くと、そう訊かれた少年はきっと、「まあもし叶うならば宇宙飛行士」と言うかもしれません。自分を疑い始めてしまうんです。もし叶うなら宇宙飛行士というけど、自分を疑い始めてしまうんです。
そして大人になった時に、子供の頃はどんな大人になりたいと思っていましたか?と訊いたら、「いや〜バカだよね宇宙飛行士になりたいなんて思っていたんだ」って、彼は答えるでしょう。でも、実際に宇宙飛行士になった大人もいます。今夜は皆さんと25世紀の宇宙に行きます。皆さんが宇宙飛行士になってもらえたらと思います。
10歳の頃にこの作品に触れ、監督となり本作の実写化を果たしたベッソン監督ならではの説得力と夢のある素敵なストーリーテリングが披露された。
その後、日本からのスペシャルゲストとしてTHE ALFEEのメンバーである桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦の三人が日本語版の声優を務めたドーガン=ダギーズのパネルをそれぞれ持って登場!
続いて、お笑い女性ピン芸人のゆりやんレトリィバアが声優を担当したリアーナ演じるバブル役に扮して登場。ベッソン監督とそれぞれ握手を交わし、にこやかに壇上に並んだ。
日本におけるセックスシンボル“ゆリアーナ”と名乗るゆりやんがベッソン監督に、本日の格好は似合っているかどうか訊いたところ、監督は「リアーナそのものだね!特に帽子が」とオチをつけ、会場を笑わせた。
また、THE ALFEEの面々が声を当てたドーガン=ダギーズの出来はどうだったかメンバーの桜井が監督に恐る恐る尋ねた所、「世界中の吹き替え版が存在するわけだけど、2カ国ほど最高だった。一つは君たちが演じてくれた日本版、もう一つはジェスチャーを交えダンサブルに演じてくれたイタリア版だ。逆にダメだったのはドイツだね。誤解しないでね、ドイツという国は大好きだよ」と監督が答え、THE ALFEEの面々はほっと胸をなで下ろしていた。
ここで監督が「一言いいかな?この作品は四年ほどかけて作った作品です。今日はプロデューサーも来ていて、彼女は僕の妻でもある。どこにいるかな?ああいたね。皆さん是非、彼女に拍手を送ってくれると嬉しいよ」と告げ、会場後方の座席に座っていた、本作のプロデューサーを務めたベッソン監督の妻・ヴィルジニー・シラに会場中が惜しみない拍手を送った。
その後、監督から本作の映画に日本語版の声優として貢献してくれたお礼として、なんと本作に登場する星のネーミングライツ(命名権)がプレゼントされた。THE ALFEEは星に「ドーガン=ALFEE=ダギーズ」と命名。
ゆりやんは『ヴァレリアン』に掛けてか、「ヴァレついていきやー!ダーン」と持ちギャグを絶叫し、それを星の名前に命名した。
「ゆりやんさんは本物のエイリアンだね」というベッソン監督からのコメントを受け、その後もボケ倒すゆりやんを前に、最後には「オーマイガー」とベッソン監督は静かに呟き、ジャパンプレミアトークイベントは終了した。
最後に、観客をバックにフォトセッションが実施され、大歓声の中、ベッソン監督、THE ALFEE、ゆりやんレトリィバアが退場し、イベントは大盛況のうちに幕を下ろした。
イベント情報
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』ジャパンプレミア■開催日: 2018年3月13日(火) |
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》一つの恋よ、叶え。一つの銀河を、救え。 西暦2740年。宇宙を守る任務を帯びたエージェントのヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は、星から星へと飛び回り、あらゆる種族が共存する“千の惑星都市・アルファ”へ派遣される。 しかし、その深部には謎の放射線反応が見られ、“アルファ”は滅亡の危機にあった。 「10時間以内にその原因を究明せよ」という極秘ミッションを託された2人の前に突如現れたのは、30年前に消えたはずの惑星の住人たち。彼らの思惑とは一体…? |