完成披露上映会 舞台挨拶
田中圭、南沙良らフレッシュなキャストが勢揃い!
田中の“死んでも叶えたい願望”は世界進出!?
『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの鬼才・古屋兎丸の画業20周年記念作品として発表され、その衝撃的な内容で話題を呼んだ「女子高生に殺されたい」が、遂に禁断の映画化!映画『女子高生に殺されたい』が4月1日(金)より全国公開される。
“女子高生に殺されたい”という異常な願望を持つ主人公・東山春人を演じるのは田中圭。春人を囲む高校生役には南沙良、河合優実、莉子、茅島みずき、細田佳央太と注目の若手俳優が勢揃い。さらに春人の元恋人役として大島優子が参加するなど、豪華なキャスト陣が集結した。
『性の劇薬』(2020年)、『アルプススタンドのはしの方』(2020年)で映画ファンの注目を集める城定秀夫監督が自身の脚本で原作を映画的に大胆にアレンジし、禍々しいほどの映像美と上質なストーリーテリングで、衝撃の怪作を誕生させた。
公開に先駆けて、3月23日(水)に完成披露試写会がニッショーホールで行われ、主演の田中圭、大島優子、南沙良、河合優実、莉子、茅島みずき、城定秀夫監督が登壇。奇抜な設定の作品に挑んだ感想や、映画の内容にかけて「死んでも叶えたい夢」についてトークを展開した。
“女子高生に殺されたい男”が主人公の衝撃的なストーリー
キャスト陣は役作りに一苦労?
「女子高生に殺されたい男」という奇抜な役どころの田中は、春人を演じるにあたって役作りは特にしなかったといい、その理由を「役作りのしようがないんですよね。(女子高生役の女優陣の)“みんなに殺されたい”と思って芝居してみましたが難しくて」と特殊な心情を持つ役柄を演じることの難しさを語った。
3つの人格を持つ女子高生、佐々木真帆役の南は「今まで挑戦したことのない役だったのでやりがいも感じつつ、楽しんで演じられました」と撮影を振り返った。田中との共演については「原作よりも狂気さが増していてよかったです」と田中の演技を称賛。これに田中も満足げな表情を見せた。
小杉あおい役の河合は「原作のあおいをコピーすることをベースにしていました」と話し、原作には登場しない君島京子役の莉子は「現場でのキャッチボールを大切にして演じていました」とそれぞれ役作りでの工夫をコメント。柔道部に所属する沢木愛佳を演じた茅島みずきは、柔道をするシーンについて「背負い投げや絞め技を一から全部教えてもらいました」と経験のなかった柔道の練習に取り組んだことを明かした。
若いキャストばかりの現場に田中タジタジ?
同世代の大島に「仲間が来た!」と安心
田中と過去に何度も共演経験のある大島は「共演するたびに役の関係性が違うのですが、今回は元恋人役で。新しい関係性の役だったので違う一面だと感じました」と話した一方で、撮影の休憩時間については「変わらぬ田中圭でした」とコメント。「ポケットに手を入れて、『大島〜』って」と猫背気味に歩いてくる田中のいつもの姿を再現すると、田中は「改善したいと思います(笑)」と返し、2人の親しい関係性が伺えた。
そして田中は大島が現場に来ると安心したと明かし、その理由を「キャストがとにかく若くてフレッシュで、キラキラしているんですよ!」と語ると、大島から「おい」と強めのツッコミが。すると田中が慌てて「(大島が)キラキラしていないなんて言ってないよ!」とフォローしつつ、若い世代ばかりの現場に同世代の大島が現れると「仲間来た‼︎」と安心感と喜びを感じたことを語った。
死んでも叶えたい夢は?
田中は“世界進出”の夢を公言!
“女子高生に殺されたい”という願望を持つ男を描いた映画の内容にかけて「死んでも叶えたい夢」について登壇者がトークを展開。
まず城定監督は「原作者である古屋さんの漫画に出会った頃は大学生くらいでした。その頃は将来映画監督になって、たくさんの人に映画を観てもらいたいと思っていたので、まさに今夢が叶ったなと思っています」と感動的なエピソードを披露。
続いて大島は「怒りの演技など芝居の幅を広げるために巻き舌を習得したい」、茅島は特技のゴルフについて「スコア60を出したい」とそれぞれ目標を明かし、莉子は年末に運転免許を取得したことから「プライベートで高速道路に乗って、グランピングに行きたいです」と可愛らしい願望を語った。
河合は「私が映画や舞台を見て夢や元気をもらってきたので、自分が死んだ後も未来の子ども達が(出演作品を)観てこの世界に夢を持ってくれたら嬉しいです」と未来の子どもたちに夢を与える存在になりたいという願望を語る。
南は「私は凶暴な巨大生物が好きなんですよ。恐竜や、実在するかはわからないけれどメガロドンとか。特にホホジロザメは水族館に入れないので、生で見てみたいです」とコメントした。
そして田中は「日本のチームで作った作品で世界と戦いたいし、そういうチームの一員として自分も関わっていたいです」と世界進出の夢を語った。
主演の田中から観客へメッセージ
イベントの最後には田中から、これから映画を観る方へメッセージが送られた。
田中は作品の魅力を「ワクワクさせられる映画になっています」とアピールし、「なかなか観ることのできない力のある映画になっているので、ぜひ体感して帰ってください」とまとめ、舞台挨拶は幕を閉じた。
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『女子高生に殺されたい』完成披露上映会 舞台挨拶■開催日: 2022年3月23日(水) |
映画『女子高生に殺されたい』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中圭)。人気教師として日常を送りながらも “理想的な殺され方”の実現のため、9年間も密かに綿密に、“これしかない完璧な計画”を練ってきた。彼の理想の条件は二つ「完全犯罪であること」「全力で殺されること」。明るく平和な学園内で、静かに着実に男の計画は進んでいく―。 |
企画・プロデュース: 谷戸 豊
プロデューサー: 柴原祐一
ラインプロデューサー: 濱松洋一
撮影: 相馬大輔
照明: 佐藤浩太
録音: 竹内久史
美術: 黒羽陽子
美術プロデューサー: 津留啓亮
ヘアメイク: 内城千栄子
衣装: 加藤みゆき
編集: 相良直一郎
音響効果: 井上奈津子
キャスティング: 細川久美子
助監督: 土岐洋介
制作担当: 天野佑亮
宣伝プロデューサー: 福田大輔
制作プロダクション: ダブ
企画・配給: 日活