第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー レポート
【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー (受賞者フォトセッション)

第35回 東京国際映画祭(TIFF) 
クロージングセレモニー

東京グランプリはロドリゴ・ソロゴイェン監督の『ザ・ビースト』
最優秀監督賞&最優秀男優賞と合わせ3冠🏆

2022年11月2日(水)、第35回東京国際映画祭(35th Tokyo Inernational Film Festival / TIFF)クロージングセレモニーが東京国際フォーラムで行われ、各部門各賞の受賞者を発表。トロフィーの授与、受賞者によるスピーチ、審査委員長による講評などが行われた。

特別功労賞 🏆
長年黒澤映画を支え続けた野上照代が受賞💐

黒澤明賞が復活した今年、映画『生きる』(1952年)以降の黒澤明監督作品すべてに記録・編集・制作助手として参加するなど長年に渡る映画界への貢献が評価された御年95歳となる野上照代が特別功労賞を受賞。プレゼンターは黒澤明監督の作品をリメイクした本年度のクロージング作品『生きる LIVING』のプロデューサーのスティーヴィン・ウーリー氏が務めた。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー 特別功労賞受賞 (野上照代、スティーヴィン・ウーリー、安藤裕康チェアマン)

特別功労賞受賞者 野上照代 コメント

ありがとうございます。なんて言ったって(今年で)95歳ですからね、よく保ったものです。私は、映画が本当に好きだし、映画という表現をここまで続けてきてくれた色々な監督たちに感謝します。いろいろな表現があるけれど、やっぱり映画ほどリアルで具体的で真実に迫るものはない、やはり素晴らしい表現だと思います。

今年は、安藤さん(東京国際映画祭チェアマン)も来られて素晴らしい会になって良かったと思います。ありがとうございました。 

Amazon Prime Video テイクワン賞 🏆 
今年のファイナリスト7作品には受賞該当作品無し

今年で第2回となるAmazon Prime Video テイクワン賞。プレゼンターとして審査委員を務めた早川敬之、行定勲、半野喜弘が登壇。今回7作品がファイナリスト作品に選ばれ映画祭で上映されたが、今年は受賞に該当する作品は無しであることが審査委員長の行定監督から発表された。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー (Amazon Prime Video テイクワン賞 審査委員:行定勲、早川敬之、半野喜弘)

審査委員長: 行定勲監督 総評

Amazon Prime Video テイクワン賞、今年の該当作品はありませんでした。

私たちプロの立場であっても、映画の企画が生まれ、完成するまでに至るというのは奇跡的なものです。私たち自身も完成した作品より、消えていった作品の方が多いのが現実です。このAmazon Prime Video テイクワン賞は、新人監督に長編映画の企画を実現するチャンスを与えるという夢のような賞です。しかし、それに見合う実力を、この人に獲らせたいという想いを、今回のファイナリストの作品から見出すことが出来ませんでした。

審査会議では、俳優の、音楽家の、美術家の、それぞれの審査委員の視点から実に辛辣な意見も飛び交いました。

「それぞれの作品には良さがある、しかしそれは世界に繋がっていない、15分という短編には強い作家性が込められるべきで、それを感じられなかった」

「どの作品にもイメージの飛躍が我々の想像を超えるものではなかった」

しかし、今はまだ賞に値するものではないが、今回のファイナリストに残ったことがいつか評価される才能が、この中にいるのではないかと期待したいと思います。

ここ数年、さまざまな短編映画祭の審査委員を務めてきましたが、昨年のテイクワン賞のレベルには正直驚かされました。こんなにも才能のある作家がまだいるのかと。実力はあるが商業ベースではない若手を見出す、世の中をもっと広く意識した作品を作ろうとじゃないか、とする才能をAmazonスタジオが支援をするテイクワン賞に相応しいのは辛辣な意見を聞いてきた作り手であり、この賞はそれでも作り続けるという作り手にこれから手を差し伸べるべきだと思います。今回の結果を是非、来年のAmazon Prime Video テイクワン賞に繋げていただきたいと切に思います。

来年は、更なる飛躍をしていただいて、また若い人たちがどんどん応募してきていただけたらなと思っております。

アジアの未来部門 作品賞 
イラン映画『蝶の命は一日限り』が受賞🏆

ワールドプレミアとなるアジアの10作品上映された「アジアの未来」部門。最優秀作品に与えられえる作品賞を受賞したのは、イランの『蝶の命は一日限り』(原題:Parvaneha Faqat Yek Rouz Zendegi Mikonand)。モハッマドレザ・ワタンデュースト監督が登壇し、トロフィーを授与された。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー アジアの未来部門 作品賞 (モハッマドレザ・ワタンデュースト監督、斉藤綾子、ソーロス・スクム、西澤彰弘)

作品賞受賞『蝶の命は一日限り』
モハッマドレザ・ワタンデュースト監督 コメント

この賞をいただくことはとても感銘を受けることなのですが、今は芸術性の高い映画が中々色んな映画祭で賞を貰ったりしないので、東京国際映画祭は今でも芸術性を大事にする映画、芸術の言葉で一つの物語を語る映画を大事にすることということに、私たちは感銘を受けました。

私たちは監督として一つの社会問題を、映画の言葉で表現することはとても重要なことであると信じてます。この場を借りて、この賞をイランの大変素晴らしい女性たちに捧げたいと思います。世界の平和、そして戦争がない平和を願って、スピーチを終わりたいと思います。

コンペティション部門 観客賞
今泉力哉監督の『窓辺にて』が受賞 
🏆

コンペティション部門の上映を鑑賞した一般観客の投票により選ばれる観客賞は、今泉力哉監督の『窓辺にて』が受賞。安藤裕康チェアマンがプレゼンターを務め、今泉監督にトロフィーが授与された。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 観客賞受賞『窓辺にて』(今泉力哉監督、安藤裕康チェアマン)

観客賞受賞 『窓辺にて』
今泉力哉監督 コメント

私の作品はすごく、個人的な本当に小さな悩みを題材に恋愛映画をずっと作り続けています。世界には戦争だったりとか、ジェンダーの問題だったりさまざまな問題がある中で映画の題材にならないような、小さな小さな…本当に小さな取るに足らない悩みとか、個人的な問題とかを、恋愛を通じてコメディ的な笑いも含めて描こうと思って今まで作り続けています。

映画に限らずですけれども、小説とかそういうものっていうのは大きな問題を取り上げてそれについて語るものとしての側面があると思うのですけれども、自分は主人公も受動的だったり、自ら行動できなかったりとか、見過ごさられるような小さな問題について映画にしていきたいというのをずっと作り続けています。

自分が映画を作ってきて、こうやってこの場に立っていられるのを嬉しく思いますし、今後も続けていければと思います。まだまだ、(世界には)戦争だけではないですし、色々な問題がありますが、ネガティブに全部捉えるわけではなく、そこにある小さな喜びとか、そういうものについてこれからも、自分なりにできることを考えていこうと思います。

コンペティション部門 最優秀芸術賞
サンジーワ・プシュパクマーラ監督の『孔雀の嘆き』が受賞
🏆

最優秀芸術貢献賞は、サンジーワ・プシュパクマーラ監督の『孔雀の嘆き』(原題:Vihanga Premaya)が受賞。プシュパクマーラ監督が登壇し、審査委員の柳島克己監督からトロフィーを受け取ると、一緒に来場していたプロデューサーのアミル・アベイスンダラとスランガ・ハンダパンゴダを呼び、3人で喜びを分かち合った。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 最優秀芸術貢献賞受賞『孔雀の嘆き』 (サンジーワ・プシュパクマーラ監督、アミル・アベイスンダラ、スランガ・ハンダパンゴダ)

最優秀芸術貢献賞受賞『孔雀の嘆き』
サンジーワ・プシュパクマーラ監督 コメント

日本の政府・日本のみなさんに大変多くなサポートいただきましたことを心から感謝したいと思います。私たちの困難の間、みなさんから非常に強力なサポートを得ることができております、ありがとうございます。

また、私の映画のまさに源となりました妹、兄弟に感謝しております。この映画を全てのスリランカの人に捧げたいと思います。私たちは税金で教育を受けることが出来ております。そういった意味で私はこの映画そのものをスリランカの人々に捧げたいと思います。

コンペティション部門 最優秀男優賞
『ザ・ビースト』主演のドゥニ・メノーシェが受賞🏆

最優秀男優賞受賞は、『ザ・ビースト』 (原題:As Bestas)主演のドゥニ・メノーシェが受賞。プレゼンターを務めた審査委員のシム・ウンギョンから発表があると、会場のスクリーンにドゥニ・メノーシェからのビデオメッセージが映された。

第32回のコンペティション部門で主演を務めた『動物だけが知っている』が観客賞と最優秀女優賞を受賞した際には2回登壇した彼だが、今回はモントリオールにいるため登壇は叶わなかった。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 最優秀男優賞受賞『ザ・ビースト』主演 ( ドゥニ・メノーシェ)

最優秀男優賞受賞『ザ・ビースト』主演
ドゥニ・メノーシェ コメント

東京国際映画祭は大好きな映画祭です。賞をいただくことができて光栄です。日本が大好きで、日本の文化を素晴らしく思っております。世界中が「日本的」だったらもっと住みやすくなるに違いありません。ですから受賞を大変喜ばしく思っております。残念ながら、今私はモントリオールにいます。また日本に行くことを楽しみしにしており、いつか日本で映画を作りたいものです。

コンペティション部門 最優秀女優賞
『1976』主演のアリン・クーペンハイムが受賞🏆

最優秀女優賞受賞は、『1976』 (原題:1976)主演のアリン・クーペンハイムが受賞。プレゼンターを務めた審査委員のシム・ウンギョンから発表され、来日していたマヌエラ・マルテッリ監督が代理でトロフィーを受け取った。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 最優秀女優賞受賞『1976』主演 (マヌエラ・マルテッリ監督、シム・ウンジョン)

最優秀女優賞受賞『1976』
マヌエラ・マルテッリ監督 コメント

私の作品を上映する機会を与えてくださった東京国際映画祭のみなさま、心から感謝しております。そして、この素晴らしい日本という国、素晴らしい日本のみなさまに心から感謝しております。実は10歳の時に主演のアリンさんにインタビューをする機会があったんです。今、彼女がこの作品で賞を獲ったことにとても感激しております。

 

映画『1976』マヌエラ・マルテッリ監督 インタビュー

本国チリのサンティアゴにいる主演のアリン・クーペンハイムからはビデオメッセージが届き、会場のスクリーンに映された。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 最優秀女優賞受賞『1976』主演 (アリン・クーペンハイム)

最優秀女優賞受賞『1976』主演
アリン・クーペンハイム コメント

このような素晴らしい賞をいただいて大変嬉しく驚くと共に、大変光栄に思っております。映画祭審査委員のみなさん、そしてこの役を私に託してくれたマヌエラ・マルテッリ監督、『1976』の素晴らしいチームの仲間たち、非の打ちどころのない愛情に満ちたチームワークは改めてお礼を申し上げます。

本当はみなさんと一緒に祝いたいのですが、私は文字通り地球の裏側にいるのです。とても遠いチリのサンティアゴから、あなた方一人ひとりの幸運を祈ります。

コンペティション部門 審査員特別賞
ホウマン・セイエディ監督の『第三次世界大戦』が受賞
🏆

審査員特別賞受賞は、『第三次世界大戦』(原題:Jang-e Jahani Sevom)が受賞。プレゼンターを務めた審査委員のマリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセルから発表があり、ホウマン・セイエディ監督に代わって主演のマーサ・ヘジャズィがトロフィーを受け取った。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 賞受賞『1』 ()

審査員特別賞受賞『第三次世界大戦』
ホウマン・セイエディ監督(代理:マーサ・ヘジャズィ)コメント

残念ながら監督がこの場に来られなかったので、代わりにメッセージをいただいているので私が読ませていただきます。

「日本のために、そして全ての私の幻想のために。この世界は山であり、私たちの行動は呼びかけである。呼びかけは声として入ってくる、声には呼吸がないが、声は聞くことができる。私の声は、あなたの元に届くでしょう。私は今、この瞬間みなさんと一緒にいることができません。それは私が望まなかったからではなく、そうせざる得なかったからです。けれど私の声は、そこにあります。あなた方と一緒にいられなかったこと、あなた方の文化や伝統に触れられなかったことが、とても悲しいです。しかし私は何年も前からみなさんの声を聞いているのです。俳句読む度に、村上春樹やカズオ・イシグロの本を開く度に、黒澤映画を観る度に、私はみなさんのことをよく知っています。そしてもうすぐみなさんに会いに飛んでいきます。
世界平和を願い、日本のみなさんに会えることを願い、私たちを受け入れてくれたこと深く感謝の気持ちをお送りします。」

コンペティション部門 最優秀監督賞&東京グランプリ/東京都知事賞
『ザ・ビースト』が最優秀男優賞と合わせて3冠受賞
🏆

最優秀監督賞は審査委員のジョアン・ペドロ・ロドリゲスから、東京グランプリ/東京都知事賞の発表は審査委員長のジュリー・テイモアからそれぞれ発表があり、『ザ・ビースト』 (原題:As Bestas)が受賞。来日が叶わなかったロドリゴ・ソロゴイェン監督に代わりラテン・ビート映画祭プログラミング・ディレクターのアルベルト・カレロ・ルゴ氏が登壇し、東京グランプリのトロフィーをジュリー・テイモアから、東京都知事賞の表彰状と麒麟像をスペシャルプレゼンターの小池百合子東京都知事から受け取った。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 東京グランプリ/東京都知事賞受賞『ザ・ビースト』 (アルベルト・カレロ・ルゴ、ジュリー・テイモア審査委員長、小池百合子東京都知事)

スペシャルプレゼンターの小池百合子東京都知事からは、開催地の東京都を代表しての挨拶と東京グランプリ受賞者への祝辞が述べられ、「毎年数多くの新しい才能がここ東京から世界へ羽ばたいていることを大変嬉しく思います。映画には、人々の心をつなげる大きな力があります。この映画祭を通じて相手の個性や考えを尊重し一人ひとりの夢、希望が育まれることを期待しています」と映画祭へのメッセージが贈られた。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー (小池百合子東京都知事)

最優秀監督賞と東京グランプリ/東京都知事賞を受賞したロドリゴ・ソロゴイェン監督からはビデオメッセージが届き、会場のスクリーンに映された。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 東京グランプリ/東京都知事賞受賞『ザ・ビースト』 (ロドリゴ・ソロゴイェン監督)

最優秀監督賞&東京グランプリ/東京都知事賞受賞
『ザ・ビースト』ロドリゴ・ソロゴイェン監督 コメント

最優秀監督賞と東京グランプリ/東京都知事賞の2つをいただけるなんて本当に嬉しいです。この2つの賞を受賞できることを心より光栄に思います。東京国際映画祭と審査委員のみなさんありがとうございます。

授賞式に参加できないのは残念ですが、『ザ・ビースト』や映画祭、そして素晴らしい東京という街を楽しんでいただければと思います。本当に嬉しいです。

コンペティション部門 国際審査委員長総評

コンペティション部門の国際審査委員を務めたシム・ウンジョン、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、柳島克己、マリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル、ジュリー・テイモアの5名が登壇し、審査委員長を務めたジュリー・テイモアから映画祭全体の総評が述べられた。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー コンペティション部門 国際審査委員総評 (ジュリー・テイモア)

クロージング作品『生きる LIVING』を紹介
プロデューサーのスティーヴィン・ウーリーが登壇

クロージング作品として上映される映画『生きる LIVING』が紹介され、来日したプロデューサーのスティーヴィン・ウーリーが登壇。一言挨拶の後、主演のビル・ナイ、脚本のカズオ・イシグロ、監督のオリヴァー・ハーマナスら3名からのビデオメッセージが映された。

最後にウーリープロデューサーから「黒澤明監督の『生きる』をご覧の方も、ご覧になっていない方も、同じように作品を楽しんでいただけたらと思います」と観客に向けてメッセージで締めくくられた。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー クロージング作品『生きる LIVING』プロデューサー (スティーヴン・ウーリー)

第35回 東京国際映画祭 閉会宣言 
安藤裕康チェアマン「映画を通じて世界との架け橋になりたい」

最後に、安藤裕康チェアマンが登壇。10日間を振り返り、黒澤明賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が「黒澤明監督は偉大な日本の映画監督である。自分たちの映画人生に非常に大きな影響をもたらした」「日本の芸術文化は、すべてにおいて世界の最たるものである」と、様々な場で強く語っていたことが印象的であったと回顧。

そして「東京国際映画祭は映画を通じて世界との架け橋になりたい。これからもさらに飛躍していきたいと思っております」と宣言し、第35回東京国際映画祭が締めくくられた。

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー (安藤裕康チェアマン)

セレモニーの最後には、2019年(第32回)以来3年ぶりとなる登壇した各賞受賞者全員によるフォトセッションが行われた。

[スチール撮影・記者: Cinema Art Online UK]

フォトギャラリー📸

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イベント情報

第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー

■開催日時: 2022年11月2日(水)17:00~18:50
■会場: 東京国際フォーラム ホールC
■司会: 金子恵理子
■英語通訳: 大倉美子
■登壇者: 各賞の受賞者、各部門審査委員他

Amazon Prime Video テイクワン賞 審査委員: 行定勲、早川敬之、半野喜弘
アジアの未来部門 審査委員: 斉藤綾子、ソーロス・スクム、西澤彰弘
コンペティション部門 審査委員長: ジュリー・テイモア
コンペティション部門 審査委員: シム・ウンギョン、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、柳島克己、マリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル
 
アルベルト・カレロ・ルゴ(ラテン・ビート映画祭 プログラミング・ディレクター)、小池百合子(東京都知事)、スティーヴン・ウーリー(クロージング作品『生きる LIVING』プロデューサー)安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)
 
【コンペティション部門 受賞者】
 
東京グランプリ/東京都知事賞:『ザ・ビースト』(スペイン/フランス)
審査委員特別賞:第三次世界大戦』(イラン)
最優秀監督賞: ロドリゴ・ソロゴイェン監督『ザ・ビースト』(スペイン/フランス)
最優秀女優賞: アリン・クーペンハイム『1976』(チリ/アルゼンチン/カタール)
最優秀男優賞: ドゥニ・メノーシェ『ザ・ビースト』(スペイン/フランス)
最優秀芸術貢献賞:『孔雀の嘆き』(スリランカ/イタリア)
観客賞:『窓辺にて』(日本)
 
【アジアの未来部門 受賞者】
 
作品賞:『蝶の命は一日限り』(イラン)
 
【Amazon Prime Video テイクワン賞 受賞者】
 
Amazon Prime Video テイクワン賞: 該当者なし
 
【特別功労賞 受賞者】
 
特別功労賞: 野上照代
 

【写真】第35回 東京国際映画祭(TIFF) クロージングセレモニー (東京国際フォーラム ホールC)

第35回東京国際映画祭 動員数 <速報値・11月2日は見込み動員数>

■公式上映動員数/公式上映作品数: 59,414人/169本 *10日間(第34回:29,414人/126本 *10日間)
■公式上映作品における女性監督作品の比率(男女共同監督作品含む): 14.8%(169本中25本)
■その他リアルイベント動員数: 50,842人
■ゲスト登壇イベント本数: 157件(昨年:65件、241.5%増)
■海外ゲスト数: 104人(昨年:8人、1,300%増)
■共催/提携企画動員数: 約20,000人

【画像】第35回 東京国際映画祭 (TIFF) ポスタービジュアル

第35回 東京国際映画祭(TIFF) 開催概要

■主催: 公益財団法人ユニジャパン(第34回東京国際映画祭実行委員会)
■共催: 経済産業省、国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)、東京都(コンペティション部門、ユース部門)
■開催期間: 2022年10月24日(月)~ 11月2日(土)[10日間]
■会場: 日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区(東京宝塚劇場、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、東京国際フォーラム、TOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホール、丸の内TOEI、丸の内ピカデリーほか)
■上映作品本数: 計169本(各部門上映作品本数合計)
■公式サイト: https://2022.tiff-jp.net/

TIFFCOM2022 開催概要

■主催: 公益財団法人ユニジャパン
■開催期間:
2022年10月25日(火)~ 27日(木)[3日間]
■会場: オンライン
■公式サイト: http://tiffcom.jp

第35回 東京国際映画祭(TIFF) ラインナップ発表記者会見レポート

第35回 東京国際映画祭(TIFF) レッドカーペットイベント レポート

第35回 東京国際映画祭(TIFF) オープニングセレモニー レポート

第35回 東京国際映画祭(TIFF) 黒澤明賞授賞式 レポート

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