
映画『かくかくしかじか』高校プレミア
永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、森愁斗、関和亮監督が登場!
約530名の現役高校生が朝から大絶叫&大興奮‼️
「ママはテンパリスト」「海月姫」「東京タラレバ娘」など数々の大ヒット作を生み出した漫画家・東村アキコが泣きながら描いたという自身の実話「かくかくしかじか」(集英社刊)を東村アキコ自身の脚本により映画化した映画『かくかくしかじか』が5月16日(金)より全国公開される。
4月15日(火)、高校生が主人公の作品に合わせて、東京都中野区にある宝仙学園高等学校で高校プレミアイベントが開催!主演の永野芽郁をはじめ、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、森愁斗らキャスト陣、そして関和亮監督が登場した。
約530名の生徒たちが集まったレッドカーペット
永野芽郁と大泉洋、高校生の熱気に圧倒されつつも笑顔
会場となった高校の体育館には、朝から約530名にもおよぶ生徒たちが集結。只事ではない会場の雰囲気を感じ取った生徒たちのテンションも一気に高まる中、イベントがスタート。MCの奥浜レイラの呼び込みでキャスト・監督が登場すると、会場は割れんばかりの歓声と拍手に包まれた。永野、大泉らは生徒たちの熱烈な歓迎に笑顔で応えながら、レッドカーペットでメディアの取材に応じ、集まった生徒たちにも丁寧にファンサービスを行い、華やかにレッドカーペットを闊歩した。
レッドカーペットでのサウンドバイツとファンサービスを終えたキャスト・監督たちは、会場のステージに再集結し、舞台挨拶が行われた。
高校の体育館という異例の場所でのレッドカーペットイベントだったが、永野は「本当にみなさん元気で…朝眠かったのですが、一瞬で眠気覚めました(笑)」とコメント。
大泉も「僕らが少し顔を向けるだけで“ぎゃあ〜!!”と…関和亮監督でもこんなに人気があるなんて(笑)。こんなに盛り上げていただいて感謝しかない」と、元気いっぱいの高校生たちの勢いに驚きながらも笑顔を見せていた。
再共演の永野と大泉、互いを絶賛する相思相愛ぶり
レッドカーペットでも息の合った掛け合いを見せていた永野と大泉。映画『こんにちは、母さん』以来の再共演となる今回は、生徒と恩師という役どころだ。永野は「(大泉との共演は)心強かったです!前回(共演した際は)撮影日数自体はそこまでなかったので、今回がっつりご一緒させていただいて面白いし楽しいし、美味しいご飯も連れて行ってくださるし最高でした」と信頼を寄せた。
一方、大泉は「前は(永野は自分の)娘役で、しかも僕も気の弱いお父さんという役だったんですが、今回は厳しい恩師と生徒という関係性。今回の方が濃密な絡みがたくさんあって、改めて永野芽郁という役者の凄さを目の当たりにするというか。共演していても油断すると観客になってしまうくらい、すごいなと見入ってしまいましたね」と絶賛。
そんな二人をそばで見守っていた関和亮監督も、「すごく和気藹々と撮影されているのは現場でも一緒でしたが、リハが始まると一気に緊張感が出て。明子と日高先生の関係性がものの数秒で作り出せるのが、お二人ともプロだなと」と現場での様子を明かし称賛した。
絵画教室仲間を演じた見上、畑、鈴木、森も撮影秘話を披露
明子の絵画教室仲間を演じた見上愛、畑芽育、鈴木仁、森愁斗も、永野、大泉との共演や撮影当時のエピソードについて語った。
印象的なシーンとして、明子が日高先生に引きずられるシーンを挙げたのは、明子の友人・北見役を演じた見上。「コミカルなシーンはもちろん、日高先生が竹刀で指導する気迫に満ちたシーンもある中で、皆さん切り替えが早くて。ついていきます!という気持ちでした」と当時の心境について触れ、永野、大泉らの姿に刺激を受けたと語った。
明子の絵画教室の後輩で、のちの明子の漫画のアシスタントとなる佐藤役を演じた畑は、もともと原作の大ファンだったといい、「明子と日高先生を演じるのがこのお二人だと聞いて、“キャスティングが天才!”と思っていました。観客としてもずっと感動していました」と熱量たっぷりにコメント。
同じく原作ファンだという、美術の魅力に気づき絵画教室に通い始める元ヤン・今ちゃん役を演じた鈴木は、「今ちゃんというキャラクターを演じることに緊張もあったんですが、初日の撮影から大泉さん演じる日高先生と“ゼロ距離“で睨み合うシーンがあって、逆にもう大丈夫だと吹っ切ることができました(笑)」と笑い混じりに振り返った。
さらに明子たちと同じく絵画教室の生徒、川崎くん役を演じた森は、「僕(が演じる川崎くんも)日高先生から強い言葉を浴びるシーンがあるんですが、個人的にはすごく楽しい撮影でした。撮影前には“デスマスク”(※劇中に登場するデッサンのモチーフ)の型も取っていて。口を開けっぱなしで、20分くらい鼻呼吸で頑張っていたんですが(笑)。なかなか経験できないことだったので楽しかったです」と笑顔を見せた。
プレミア上映を鑑賞した生徒たちの感動の声を紹介
イベントでは、一足早く本編を鑑賞した生徒たちからの感想も紹介された。「私にも歌を教えてくださる先生がいて、少しこの映画と重なる部分があり、これでもかというほど泣きました。ずっと教えてくださるのが当たり前ではない、寄り添ってくれる先生がいなくなってしまうこともある。今を大切にしなきゃと感動させられました」、「とてつもなく感動しました。本当に最高に良い映画で号泣しちゃいました。でも笑っちゃうシーンも多かったのでとても楽しく観ることができました。全員演技が上手で引き込まれました。私も今年受験生なので、ダウジング法で乗り越えたいと思います」というリアルな感想が読み上げられ、会場の生徒たちの胸に深く響いた様子。
そんなリアルな声に永野は、「本当に嬉しいです!ちょうど明子がみなさんと同じくらいの歳の頃からこの物語も始まるので、そんな年の近いみなさんの心に届いたのかなと思うと本当に光栄です」と目を輝かせていた。
キャスト陣が高校時代の思い出を語る!!
イベント終盤には、キャスト陣が自身の高校時代に強く印象に残っている思い出についてトークを展開。永野は「学生時代はもうこのお仕事をしていたので、学校にたくさん通えていたわけではなくて…。全日で通うのが難しいかもとなってお別れするときに友達が寄せ書きをくれたんですが、帰る時にも友達が窓から見送ってくれた記憶がずっと残ってます。学生時代の友達は大事だなと思いました」としみじみ語った。
大泉は、「高校時代は目立たない子供でしたね。友達とお笑い研究会を作ろうとしていましたが、結局その友達と僕しか入らなくてやっぱりやめようかと(笑)」と笑いを誘いながら、「いわゆる帰宅部でしたが、学校祭は楽しかった記憶がありますね。フォークダンスをやった時には、自分のところに好きな子が来るのかドキドキしながら待っていたりもしたなぁと。淡いプラトニックな思い出もありますね」と懐かしんだ。そんな大泉の話を聞いた見上も「私は“マイムマイム”してました!」と口を開くが、「先生たちに相談してスピーカーをお借りして、校庭でみんなで集まってやろうとしたこともありました。けれど人が全然集まらなくて…(笑)」とまさかのオチを明かし、会場の笑いを誘っていた。
畑は「私はすこぶる勉強が苦手だったので、よく教卓で先生に怒られて泣いてました」と苦い思い出を振り返り、「(授業が)わからなくて、わからない自分にもどかしさを感じて泣けてくるという…。こういうことを繰り返してましたね」と知られざるエピソードを披露した。
一方、鈴木と森も「幼稚園・小中高までずっとサッカーを続けていたので、思い出ですね。体育祭でやる全員参加のリレーも大好きで、毎年それだけを楽しみにしていました」(鈴木)、「僕は中学生の時にスケートボードにハマって放課後よく滑りに行っていたのですが、受験まで滑ってしまって…(笑)。その後定時制の学校に入学して、そこまで大きな夢もなかったのですが、兄がきっかけでこの業界に入って夢を持つことができました。何があるかわからないので、目の前のことをがむしゃらにやっていた感じですね」(森)と当時を振り返った。豪華キャスト陣の貴重な学生時代のエピソードに、生徒たちは終始聞き入っていた。
永野と大泉から観客へ向けてメッセージ
最後に、永野と大泉から集まった生徒たち、そして映画を楽しみに待つファンに向けてメッセージが送られた。大泉は「授業もある中、朝から集まって“ワーキャー”してくれて、おじさんとっても元気になりました、ありがとうございます。時代も変わってコミュニケーションが取りにくい時代になってしまったなと思っている中で、本作は自分の想いをストレートにぶつける教師と、その想いに応えたいという生徒がぶつかり合いながらも成長していく物語です。ぜひ友達にも観てもらえたらと思います」とコメント。
永野は「私自身も完成した本作を観た時に、結末を知っているのに泣きました。それでいて笑えて、なんて不思議な魅力のある映画なんだろうと。東村先生の自伝的な物語なので、先生の人生をほんの少しだけ知れた気もしましたし、明子にとっての日高先生のような恩師がいない人でも、人生を変えてくれた人とか、ターニングポイントになる人は頭に浮かぶと思います。そういう人がいたら、ぜひ映画を観て感謝な気持ちを伝えてくださいね」とコメントすると、再び盛大な拍手に包まれる中イベントは幕を閉じた。
イベント情報
映画『かくかくしかじか』高校プレミア■開催日: 2025年4月15日(火) |
映画『かくかくしかじか』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》漫画家になるという夢を持つ、ぐうたら高校生・明子(永野芽郁)。人気漫画家を目指していく彼女にはスパルタ絵画教師・日高先生(大泉洋)との戦いと青春の記録があった。 先生が望んだ二人の未来、明子がついた許されない嘘。ずっと描くことができなかった9年間の日々が明かされるー。 |