- 2017-10-29
- イベントレポート, 日本映画, 第30回 東京国際映画祭, 舞台挨拶
第30回 東京国際映画祭(TIFF)
特別招待作品『巫女っちゃけん。』舞台挨拶
広瀬アリスが不良の巫女さんとなって暴れ倒す?!
バトルあり誘拐あり!?の神社ムービー。
年に2回だけ現れる絶景「光の道」で有名な福岡県の宮地獄神社を舞台に繰り広げられる史上初?の神社エンターテイメントムービー『巫女っちゃけん。』が第30回東京国際映画祭(TIFF)に特別招待作品として出品された。
10月29日(日)の上映に合わせ、主演を務めた女優・広瀬アリス、監督を務めたグ・スーヨンがTOHOシネマズ六本木での舞台挨拶に登壇。25日(水)に開催されたレッドカーペットでは劇中衣装の巫女姿での登場だったが、今回のイベントでは黒いドレス姿での登場した。
そして主題歌を担当した、YouTube再生回数3億回超えの世界的ヒット曲「Mr. Saxobeat」で知られるルーマニア出身の歌姫アレクサンドラ・スタンも登壇! 監督からのリクエストを受けて主題歌「フェイヴァリットゲーム」を急遽アカペラ歌唱し、会場を大いに沸かせた。
《舞台挨拶レポート》
広瀬アリス: お足元の悪いなか、お越しいただきありがとうございます。短い時間ではありますが、ぜひ楽しんでいっていただけたらなと思います。本日はよろしくお願い致します。
グ・スーヨン監督: 本日は台風です。正直この(広い)会場と聞いたときは、こりゃやべえと思ったのですが、こんなにも多くの方にお越しいただいて感激しています。
(二人の笑顔での挨拶の後、本作の主題歌に起用されたアレクサンドラ・スタンが登場した。)
アレクサンドラ・スタン: みなさん、とっても私は今緊張しています。しかし、この素敵な映画の企画に参加できてとても嬉しいです。
―― 監督、今日はスタンさんにもお越しいただけて嬉しいですね。
グ・スーヨン監督: まさか巫女の映画で外タレさんというのも珍しいかと(笑)。
いや、まさかやってくれるとは思わなかったのですけど、だってYouTubeで累計60億回再生とかいっている方ですよ。折角なのでスタンさん、一節(ワンフレーズ)歌っていただいてもいいですか?アカペラですが。
アレクサンドラ・スタン: 昨日ビデオを撮影したばかりなのですが、そこの一節を歌います。
(急な歌フリにもかかわらず、会場中の手拍子に合わせて見事なアカペラによる歌唱が披露され、会場は大盛り上がりとなった。広瀬アリスも「本物だよ!」と興奮を隠せない様子だった。)
―― 最初にこの映画の主演が決まったとき、そして映画が完成してご覧になったときの感想をお聞かせください。
広瀬アリス: 実はこの役、オーディションだったんですね。台本をいただいたときに、すごく自分に合ってるなと思いながらお芝居をしました。実際にクランクインして、撮影をして、話を聴いているシーンも暇すぎてその中でいろんな動きをしたんですけど、それが全部オッケーになって。「大丈夫かな~」と思いながら本編を観たんですけど、まあそうですね~一言で言うと「がさつ」ですね。ひどいなあと思いながら観てました(笑)。
―― 監督、かなり自由に広瀬さんには演じていただいたようですね。そんな現場だったのでしょうか?
グ・スーヨン監督: まあ自由というか、役者さんには台本を読み込んで、役を作ってきていただいているので、よっぽどのことが無いと文句は言わないと言うか(笑)。勘がいい役者さんっているのですが、彼女はまさにその最たる女優さんだと思います。僕が欲しいところも、そんなに話をしなくてもすごく汲みとってくれてそれをやってくれるです。なんて言うんでしょうかね・・・こういうの。「放置プレイ!」(笑)。
―― その自由な雰囲気がこの映画をとても活き活きと輝かせていたような気がしますね。
広瀬アリス: もう自由すぎてMEGUMIさんに「ババア」と言い、 紗和さんに「ブス」と言い、本当にひどいことをいろいろと言っちゃったので、、、すみません(笑)。
―― これからご覧になる皆様へ、最後一言ずつメッセージをおねがいします。
アレクサンドラ・スタン: みなさん本当にラッキーだと思いますなぜなら誰よりも早くこの映画をプレミアで観れるわけですから。広瀬アリスさん、本当にこの映画のなかで”ROCK”しています。一生懸命お仕事される方ですし、すごくかわいらしくてスイートですし。監督もとても才能に溢れる方で非常に謙虚な方でもありますし、そしてダンスがとっても上手いです。
―― そんなダンスの上手い監督、一言よろしくおねがいします。
グ・スーヨン監督: ありがとうございます(笑)。これまでの僕の作品とは全然違う作品になっていると思います。生きているといろいろ上手くいかないことってありますよね。そのとき、ほんのちょっとの思いやりで、ずいぶん穏やかに生きていけるんじゃないかなと。そういう気持ちで巫女さんね、、、まあちょっとだらしない巫女ですけど、その巫女さんがちょっと成長していく姿を観ながら、穏やかな気持ちになっていただければいいなあと思います。
―― 最後に広瀬さん、一言よろしくお願いします。
広瀬アリス: この作品は、多分日本人の方も神社や巫女の世界ってなかなか知らないと思うんですよね。そんな巫女や神社の世界をコミカルに、面白く、ロックな形で描いているので、日本の方にも、海外の方にも楽しんで観ていただければいいなと思います。本日はありがとうございました!
フォトセッションの後、大きな拍手で見送られながらゲストが降壇すると、熱気冷めやらぬままにプレミア上映が行われた。
映画『巫女っちゃけん。』は、2018年2月3日(土)に全国公開を迎えるが、 物語の舞台となった宮地獄神社のある福岡県のみ、1月20日(土)より先行ロードショーが予定されている。
《イベント情報》<第30回 東京国際映画祭(TIFF) 特別招待作品『巫女っちゃけん。』舞台挨拶>
■開催日: 2017年10月29日(日)
■会場: TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
■登壇者: 広瀬アリス、グ スーヨン監督、アレクサンドラ・スタン(主題歌アーティスト) |
30th TIFF『巫女っちゃけん。』舞台挨拶動画
映画作品情報
第30回 東京国際映画祭(TIFF) 特別招待品
《ストーリー》しわすは、現在就活中。⽗が宮司をしている神社で巫⼥のバイトをしている。「就職が決まったら巫⼥なんかすぐにやめてやる」と⽗に⾔いながらも、しわすはやりたいことや夢があるわけではない。しかも、⼦どもの頃に⺟親が家を出て⾏った事がトラウマで、何かしら反発してしまう。そんな時、神社でボヤ騒ぎが起こったり、賽銭や⾷べ物が盗まれたりする事件が発⽣。夜中の境内⾒回り中、しわすは社殿に隠れて居た5歳の少年、健太を捕まえる。⼀切⼝を聞かない健太。しばらくの間、神社で⾯倒を⾒ることになり、しわすはイヤイヤ健太の世話係になる。そんなある⽇、⺟親の美和が健太を迎えに来て、しわすは世話係から解放される。 数⽇後、健太が再び境内に隠れて居るのが発⾒される。顔には殴られたアザが・・・。 児童相談所の相談員を交えた話し合いの席で、「誰に殴られたの?」と問われた健太はしわすを指さす。唖然とするしわす。警察も動き出す事態になり、疑惑の⽬で⾒られるしわすが最後に取った⾏動とは・・・。
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主演: 広瀬アリス
出演: 山口太幹、仁村紗和、山﨑萌香、川津明日香、MEGUMI、飯島直子(特別出演)、リリーフランキー
主題歌: アレクサンドラ・スタン「フェイヴァリットゲーム」
99分 カラー 日本語 | 2017年 日本 | 配給:スリーパーエージェント
© 2017 「巫女っちゃけん」 製作委員会
2018年1月20日(土) 福岡先行ロードショー!
公式Instagram: www.instagram.com/mikomovie_0203/