映画『ザ・サークル』(The Circle)

映画『ザ・サークル』(The Circle)

映画『ザ・サークル』

SNSによって創り出された、嘘や隠し事のない世界に隠された衝撃の真実とは?

ピューリッツァー賞ノミネート作家のデイヴ・エガーズが2013年に発表し、たちまち全米に一大センセーションを巻き起こしたベストセラー小説「ザ・ザークル」。28歳で長編映画デビューを果たし、サンダンス映画祭でその才能が認められた新進気鋭の監督、ジェームズ・ボンソルドが、デイヴとともに脚本を書き、メガホンを取った。主人公を演じるのは今まさに旬の女優、エマ・ワトソン。共演には2度のアカデミー賞に輝き、実力派俳優として知られるトム・ハンクスを迎えた。二大ハリウッドスターの豪華共演にも注目の集まる本作が11月10日(金)より全国公開となる。

《ストーリー》 

世界No.1のシェアを誇る超巨大SNS企業〈サークル〉。憧れの企業に採用され、奮起する新人のメイ(エマ・ワトソン)は、ある事件をきっかけに、創始者でありカリスマ経営者のイーモン(トム・ハンクス)の目に留まり、自らの24時間をすべて公開するという新サービス〈シーチェンジ〉のモデルケースに大抜擢される。瞬く間に1000万人超のフォロワーを得て、アイドル的な存在になるのだが——。ピュリッツァー賞ノミネート作家デイヴ・エガーズが、現在進行形のSNS社会が孕む脅威を鮮明に暴き、たちまち全米に一大センセーションを巻き起こしたベストセラー小説「ザ・サークル」が、待望の映画化!

映画『ザ・サークル』(The Circle)

《みどころ》

SNS時代の到来と言われ、至るところでスマートフォンを手にした人々を見かける現代社会を風刺したような内容の本作。SNSを通して個人のプライベートを包み隠さず他者に公開することで、嘘や隠し事のないよりよい世界を構築できるというのは、一見素晴らしいことであるかのように錯覚してしまいそうになるが、同時に、SNSの脅威を改めて考えさせられるような、メッセージ性の強い作品となっている。特に劇中に登場する「秘密が嘘を作り出す」というフレーズはとても印象的であり、映画を観終わった後には今後のSNSとの付き合い方や、SNSを通した人との付き合い方を見つめなおすことだろう。

映画『ザ・サークル』(The Circle)

本作の主演を務めているのは、映画『ハリー・ポッターシリーズ』のハーマイオニー・グレンジャー役で一躍有名となり、『美女と野獣』(2017年)での好演も記憶に新しいエマ・ワトソン。女優としての活動のみならず、化粧品ブランドの広告塔を務めるなど、モデルとしても活躍しており、華やかで可愛らしいイメージを持つ彼女だが、平凡な女性が、あることがきっかけでシンデレラストーリーのごとくカリスマ的存在になっていく様子を等身大の演技で熱演している。

映画『ザ・サークル』(The Circle)

また、物語の鍵を握る超巨大SNS企業サークルの経営者・イーモンを演じるのは、数々の賞を受賞し、話題作や超大作への出演が続く名優トム・ハンクス。優しく穏やかな笑顔とは裏腹に、一癖も二癖も持ち合わせるような、影のある演技にも注目してほしい。

映画『ザ・サークル』(The Circle) Baily (Tom Hanks)

スピード感のあるストーリー展開で、物語の世界観にどんどん引き込まれていきながら、そう遠くない将来に起こりうるかもしれないという危機感や恐怖感を覚えるような本作。ぜひ主人公に自分を重ねながら鑑賞してほしい。

[文: 小森 萌菜]

映画予告篇

映画作品情報

映画『ザ・サークル』(The Circle)

原題: The Circle
邦題: ザ・サークル
監督/脚本: ジェームズ・ボンソルト
原作: デイヴ・エガーズ著『ザ・サークル』(早川書房)
出演: エマ・ワトソン、トム・ハンクス、ジョン・ボイエガ、カレン・ギラン、エラー・コルトレーン、ビル・パクストン
2017年 / アメリカ / シネシコ / 5.1ch デジタル / 110分
配給: ギャガ
© 2017 IN Splitter, L.P. All Rights Reserved.
 

2017年11月10日(金) 全国ロードショー!

映画公式サイト
公式Twitter: @circlemoviejp
公式Facebook: www.facebook.com/CircleMovieJp/

この記事の著者

小森 萌菜

小森 萌菜シネマレポーター/ライター

幼いころから映画に親しみ、映画『プラダ着た悪魔』をきっかけに洋画の世界に惹きこまれていく。休日は洋画邦画共に幅広いジャンルの映画を鑑賞して過ごしている。

★好きな映画
『プラダを着た悪魔』 (The Devil Wears Prada) [監督: デヴィッド・フランケル 製作: 2006年/米]
『あと1センチの恋』 (Love,Rosie) [監督: クリスチャン・ディッター 製作: 2014年/英・独]
『バーレスク』 (Burlesque) [監督: スティーヴ・アンティン 製作: 2010年/米]

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