映画 「ジェイソン・ボーン」 (Jason Bourne)

映画 ジェイソン・ボーン JASON BOURNE

映画 ジェイソン・ボーン JASON BOURNE

最強の暗殺者が9年ぶりにスクリーンへ帰ってきた!
宿敵CIAとの新たな戦いの幕が今開ける!! 

●ストーリー 

CIAからの監視を逃れるため、ひっそりと潜伏生活をおくっていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。相変わらず記憶は戻らぬままだが、ある日CIAの元同僚ニッキー(ジュリア・スタイルズ)が現れる。彼女はボーンにCIAが世界を監視・操作するために極秘プログラムを始動させたこと、そして失われた記憶に関わる重大なある事実を告げる。再び闘いの場に身を置くことに抗い(あらがい)を感じつつも、自身が最強の殺人マシーンとして誕生した秘密を暴くべく、ボーンはCIAへ挑むことを決意する―

 ●みどころ

映画 「ジェイソン・ボーン」 (原題: JASON BOURNE)2000年初め、映画界に突如彗星のごとく新ヒーローが誕生した。ヒーローの名は“ジェイソン・ボーン”。その登場は、全ての記憶を失い自分が何者かもわからない、という衝撃の設定だった。だが強い。無類の強さだ。体術も射撃も頭脳も全てが常人ばなれしており、アメリカがほこる諜報機関CIAが総力をあげても、彼を捕らえることができない。謎の最強暗殺者をハリウッドきっての知的俳優マット・デイモンが演じる、というアンマッチがうけ、第一作「ボーン・アイデンティティー」は大ヒットを記録し、その後第三作までシリーズ化した。本作「ジェイソン・ボーン」は待望のシリーズ最新作にあたる。いや、最新作というより新章の始まりというべきか…第三作目「ボーン・アルティメイタム」で物語は一応の完結を果たしたが、結局ボーンという最強の人間兵器が誕生した謎は明かされぬままであった。新たな物語は、その未完部の解明を大いに期待させるつくりとなっている。ファンならずとも見逃せぬ一本だろう。
CIAの仇敵と化したボーン。何とか彼を捕えようと再び追撃を始めるのは、新たな悪役として登場するデューイ。大御所トミー・リー・ジョーンズが演じるCIAの長官だ。観ていて背中がひんやりとするくらい、冷徹にして冷酷。巨大な悪党として抜群の存在感を出している。最近日本ではすっかり缶コーヒーCMの柔和なイメージが定着したジョーンズだが、改めて彼の役者としての力量を見せつけられ、圧倒されてしまう。
またデューイの部下として登場する見目麗しき才媛・リーを演じるのが、今年のオスカーを見事に射止めたアリシア・ヴィキャンデルだ。受賞作「リリーのすべて」で一躍トップスターに躍り出た彼女のいわば凱旋作。ボーンを追う一方でそっと肩入れもするリー。はたして彼女は敵なのか味方なのか…ボーンも観客も最後まで戸惑ってしまうような微妙なポジションを巧みに創り出している。
ボーンシリーズの成功は、これまでにないヒーロー像(あるいはスパイ像と言っても、アサシン像と言っても良い)がウケたのだろうが、同時に映画全編をとおして醸し出される独特の「空気感」も長く支持されている理由だろう。これまでのアクション映画とは明らかに異なるカメラワークや質感。そして緊張感が途絶えることのないシナリオと演出。CIAスパイものというある意味使い古されたテーマの中で、常に斬新さを感じながらハラハラ・ドキドキとさせられる。今回のボーンの息吹も全く期待を裏切らない。

[文:藤田 哲朗]

映画「ジェイソン・ボーン」 予告篇

 

映画 「ジェイソン・ボーン」 特別映像 Locations

 

映画作品情報

映画 「ジェイソン・ボーン」 (原題: JASON BOURNE)邦題: 「ジェイソン・ボーン」
原題: 「JASON BOURNE」
監督: ポール・グリーングラス
脚本: ポール・グリーングラス、クリストファー・ラウズ
キャラクター原案: ロバート・ラドラム
出演: マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ
2016 年 / アメリカ / 英語 / 123分 / カラー
公開日: (北米)2016年7月29日 / (日本)2016年10月7日
配給: 東宝東和株式会社
© Universal Pictures

2016年10月7日(金) より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開!

映画公式サイト

公式Facebook: https://www.facebook.com/BOURNE.jp
公式Twitter: @BourneMovieJP

映画「ジェイソン・ボーン」 ラスベガス・プレミア レポート
映画「ジェイソン・ボーン」 ジャパン・プレミア レポート
映画「ジェイソン・ボーン」 アリシア・ヴィキャンデル初来日記念イべント レポート

この記事の著者

藤田 哲朗

藤田 哲朗映画ライター・愛好家

大手出版取次会社で20代後半より一貫してDVDのバイヤー/セールスの仕事に従事する。
担当したクライアントは、各映画会社や映像メーカーの他、大手のレンタルビデオチェーン、eコマース、コンビニチェーンなど多岐にわたり、あらゆるDVDの販売チャネルにかかわって数多くの映画作品を視聴。
プライベートでも週末は必ず都内のどこかの映画館で過ごすなど、公私とも映画づけの日々を送っている。

この著者の最新の記事

関連記事

ピックアップ記事

映画 「ザ・ティーチャー」 (The Teacher)

2016-12-15

映画 「ザ・ティーチャー」 (The Teacher)

カテゴリー

アーカイブ

Feedlyで購読

follow us in feedly

YouTube Channel

Google+

Facebook

Twitter でフォロー

ページ上部へ戻る