映画『輝ける人生』(Finding your feet)

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映画『輝ける人生』(原題:Finding Your Feet)

(原題: Finding your feet)

人生、やり直しは1度だけじゃない!

35年間連れ添った夫と友人の浮気現場に遭遇!そんなショッキングな出来事から始まる映画『輝ける人生は』は主人公サンドラが人生を見つめ直し、自分らしさを取り戻すまでを描く。

主演は『ヴェラ・ドレイク』(2004年)で英国アカデミー賞主演女優賞を受賞し、ミュージカルでも高く評価される実力派イメルダ・スタウントン。本作では上品なセレブ妻から弾けた恋する女まで演じ切る。相手役のチャーリーには幅広い演技力を持つ個性派俳優ティモシー・スポール。サンドラに自分らしさを取り戻させる姉のビフ役は『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2013年、2016年)シリーズの恋多きマッジ役で人気のセリア・イムリー。監督は『ニューヨーク、眺めのいい部屋売ります』のリチャード・ロンクレイン。本作はパームスプリングス映画祭で観客賞を受賞した。

警察本部長を勤め上げた夫がナイト爵を授与され、自分も姓の前に「Lady(レディ)」を付けて呼ばれる。セレブ妻にとって栄華の極みだろう。だから、夫の浮気に腹を立てたものの、Ladyをつけて呼ばれなくなるのは寂しいから離婚を躊躇う。この庶民っぽさがセレブな主人公をぐっと見る者に引き寄せる。

夫のそばにはいられないと家を出たサンドラは10年も疎遠だった姉の家へ転がり込む。娘の家に行かないのは世間体を気にしてのことか。

古くて狭い団地住まいながら、趣味を持ち、仲間がいる。自由気ままに生きる姉の生活はこれまでのサンドラの生活とは対極にあった。姉はサンドラをシニア向けのダンス教室に誘う。最初は場違いを感じていたサンドラだったが、少しずつメンバーと馴染んでいく。そして、姉の親友チャーリーとの間に恋が芽生える。

【画像】映画『輝ける人生』場面カット

その頃、サンドラの夫はどうしていたのか。浮気相手と一緒に暮らし始め、サンドラに離婚申請書を送りつけたものの、新しい生活はすぐに色あせてしまう。浮気相手は一緒にいるのが短い時間だからよく見える。日々の生活も一緒となると、長年尽くしてくれたサンドラには敵わない。夫は改めてサンドラの魅力に気づくのだ。

【画像】映画『輝ける人生』場面カット

ここまではよくある話。さて、この後、サンドラとチャーリー、夫はどうなったのか。具体的な内容は伏せるが、それぞれが大きな決断をする。サンドラに至っては一度決断したことを翻す。「えっ、その歳でまたやり直すの?」という声が聞こえてきそうだ。しかし、いくつになっても人は悩む。よく考えたつもりでも、間違った判断をしてしまう。そんなときは我慢せず、やり直せばいい。その勇気さえあれば、人生はもっと楽しくなる。サンドラがエールを送ってくれるだろう。

 [文: 堀木 三紀]

映画『輝ける人生』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『輝ける人生』ポスタービジュアル

《ストーリー》

ホップ、ステップ、ダンス! もっと豊かに生きるヒントと夢が詰まった人生賛歌!
35年寄り添った夫がナイトの称号を授与され“レディ”となったサンドラ。順風満帆の人生だったが、夫と親友の浮気現場を目撃、傷心でロンドンに住む姉ビフの団地に転がり込む。金や名誉とは無縁のビフは、なんでも話せる親友のチャーリーやダンス教室の仲間に囲まれて、人生を心から謳歌していた。妹の窮地を心配する姉は、サンドラをダンス教室へ無理やり連れていく。音楽とダンスは、かつてダンサーを目指したこともあるサンドラの心を癒し、忘れかけていた情熱を思い出させるのだったー。

 
原題: Finding Your Feet
邦題:輝ける人生
監督: リチャード・ロンクレイン
キャスト: イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー
2017年 / イギリス映画 / 英語 / シネスコ / デジタル5.1ch / 114分
オリジナル・サウンドトラック: ユニバーサル ミュージック
後援: ブリティッシュ・カウンシル
提供: ニューセレクト 
配給: アルバトロス・フィルム 
Ⓒ Finding Your Feet Limited 2017
 
2018年8月25日(土)
シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国公開!
 
映画公式サイト
 
公式Facebook: @albatrosdrama

この記事の著者

堀木 三紀

堀木 三紀ライター

映画の楽しみ方はひとそれぞれ。ハートフルな作品で疲れた心を癒したい人がいれば、勧善懲悪モノでスカッと爽やかな気持ちになりたい人もいる。その人にあった作品を届けたい。日々、試写室に通い、ジャンルを問わず2~3本鑑賞している。(2015年は417本、2016年は429本、2017年は504本の映画作品を鑑賞)

主に映画監督を中心にインタビューを行っており、これまでにインタビューした監督は三池崇史、是枝裕和、阪本順治、岸善幸、篠原哲雄、大九明子、入江悠、本広克行、荻上直子、吉田照幸、ジョン・ウーなど30人を超える。

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