第28回 東京国際映画祭(TIFF) ラインナップ発表記者会見レポート
第28回 東京国際映画祭(TIFF) ラインナップ発表記者会見

第28回 東京国際映画祭(TIFF) ラインナップ発表!

コンペティション部門、11年ぶりに日本映画が3作品選出!
第2回SAMURAI賞は、山田洋次監督とジョン・ウー監督が受賞!!

9月29日(火)、第28回東京国際映画祭(TIFF)のラインナップ発表記者会見が東京・六本木アカデミーヒルズ49Fで行われた。

映画祭の総合司会を務める羽鳥慎一アナウンサーと西尾由佳理アナウンサーを司会に迎え、先ず椎名保(東京国際映画祭 ディレクター・ジェネラル)から今年第2回を迎えるSAMURAI(サムライ)賞の受賞者が発表され、続いて矢田部吉彦(コンペティション部門、日本映画スプラッシュ部門 プログラミング・ディレクター)、石坂健治(アジアの未来部門 プログラミング・ディレクター)の両氏から各部門のラインナップの発表や見所が紹介された。また、今回の映画祭でフェスティバルナビゲーターを務める季葉(KIWA)、野村雅夫の2人も登壇し、映画祭の各種イベントの魅力が伝えられた。

今回、映画祭のメイン部門であるコンペティション部門では、86の国と地域から1409本の作品の応募があり、厳正な予備審査により決定した16本のノミネート作品が発表された。日本からは『FOUJITA』、『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』、『さようなら』の3作品が選出され、東京国際映画祭のコンペティション部門に日本映画が3本選出されるのは11年ぶりとなった。

ラインナップ発表会には、『FOUJITA』の小栗康平監督、『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の中村義洋監督と主演の竹内結子、『さようなら』の深田晃司監督と主演のブライアリー・ロングらがゲストとして登壇し、多くの報道陣が集まった会場を賑わせた。

第2回 SAMURAI(サムライ)賞受賞者

山田洋次監督、ジョン・ウー監督

SAMURAI賞: 比類なき感性でサムライのごとく、常に時代を切り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える賞。

コンペティション部門ノミネート作品

『スリー・オブ・アス』 監督: ケイロン(フランス)
『カランダールの雪』 監督: ムスタファ・カラ(トルコ=ハンガリー)
『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』 監督: ロベール・ブドロー(アメリカ=カナダ=イギリス)
『家族の映画』 監督: オルモ・オメルズ(チェコ=ドイツ=スロベニア=フランス=スロバキア)
『FOUJITA』 監督: 小栗康平(日本=フランス)
『フル・コンタクト』 監督: デビッド・ヴァービーク(オランダ=クロアチア)
『ガールズ・ハウス』 監督: シャーラム・シャーホセイニ(イラン)
『神様の思し召し』 監督: エドアルド・ファルコーネ(イタリア)
『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』 監督: 中村義洋(日本)
『地雷と少年兵』 監督: マーチン・ピータ・サンフリト(デンマーク=ドイツ)
『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』 監督: ロドリゴ・プラ(メキシコ)
『ぼくの桃色の夢』 監督: ハオ・ジエ(中国)
『ニーゼ』 監督: ホベルト・ベリネール(ブラジル)
『ルクリ』 監督: ヴェイコ・オウンプー(エストニア)
『さようなら』 監督: 深田晃司(日本)
『スナップ』 監督: コンデート・ジャトゥランラッサミー(タイ)

第28回 東京国際映画祭
28th Tokyo International Film Festival (TIFF)

■開催期間
2015年10月22日(木)〜10月31日(土)  10日間

■開催場所
六本木ヒルズ(港区)、新宿バルト 9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ 新宿(新宿区)ほか、 都内の各劇場及び施設・ホール 

■主催
公益財団法人ユニジャパン(第28回東京国際映画祭実行委員会)

■共催
国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)
東京都(コンペティション部門)

第28回 東京国際映画祭(TIFF) オフィシャルサイト

この記事の著者

Claire LindholmCinema Art Online 専属ライター兼エディター

★好きな映画
『ジャンヌダルク』 (Janne Da Arc) [監督: Luc Besson 製作: 1999年/仏]
『カノン』 (Seul contre tous) [監督: Gaspar Noé 製作: 1998年/仏]
『ローマの休日』 (Roman Holiday) [監督: William Wyler 製作: 1953年/米]

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