映画『ゆらり』公開直前トークイベントレポート

【写真】フォトセッション

映画『ゆらり』公開直前トークイベント開催!

現在、未来、過去、すべてが繋がっていることが分かった時、きっともう一度観たくなる・・・

あの時、「伝えられなかった想い」をもし伝えることが出来たら・・・・。
時を超えて響き合う、三つの家族のかけがえのない物語。

石川県の民宿「赤木箱」を舞台に、宿を営む家族や民宿客など、「伝えられなかった想い」を抱える人々が家族の絆を取り戻す姿を、笑いと涙で描いたヒューマン・ファンタジー。
僅か10日間の公演で2,000人以上を動員した西条みつとしの大人気舞台が、ついに映画化された『ゆらり』。

10月20日(金)、映画の公開に先駆けてトークイベントが開催され、本作にてW主演を務めた岡野真也、内山理名をはじめ、戸次重幸、萩原みのり、遠藤久美子、筧礼、鶴田真由などの主要キャスト陣、さらに本作が初長編映画となる横尾初喜監督と、原作・脚本を手がけた西条みつとし氏が登壇した。

登壇者各々が本作へ込めた想いや、撮影時の想い出などを爆笑ありで語り合う、終始アットホームなトークイベントとなった。

トークイベントレポート

【写真】岡野真也、内山理名、戸次重幸、萩原みのり、	 遠藤久美子、筧礼、鶴田真由、横尾初喜監督、西条みつとし

登壇者による冒頭挨拶

岡野真也: この作品はとても私にとって思い入れのある、今のこの歳で関われて良かったと心から思える作品です。私にとっては、家族への恩返しとしてこの映画に携わったというのもありますので自分の家族に想いを届けたいのですが、今日この場に岡野家は誰もいません(笑)皆さんがSNS等でこのトークイベントの感想など投稿していただけると私の家族にまで届くと想います(笑)。本日は短いお時間ですが、どうぞよろしくおねがいします。

内山理名: 『ゆらり』は本当に大好きな世界観で、やっとこの世界観を皆様と共有できることがとても嬉しいです。時間と家族と愛が私の中で、本作のテーマだと思っていて、過去未来現在と、時間を超えても一つの愛はつながっていると。すごくシンプルに聞こえるかもしれないですが、絶対に皆様の心に残ると思います。最後まで楽しんでいただければと思います。

戸次重幸: 早く皆様のもとにこの作品が届くことを願っておりました。観終わった後に、メールじゃなくて電話を家族にしたくなる作品だと思います。家族に、お母さんに一言電話をしてみてくださいね。今日はよろしくお願いいたします。

萩原みのり: 私自身ものすごく私はファザコンで、お父さんとの関係性を描いた役どころということで、とても演じていて幸せでした。この映画をきっかけに家族と長電話をする機会が増えまして、おばあちゃんやお母さんやお父さんに、近況を訊くようになりました。皆さんにもそういうきっかけになればと思います。

遠藤久美子: 私は数年前に父を亡くしていまして、この撮影に入った時には父には観てもらえないんだなあと思っていましたが、この作品がこうして皆様の元に届けられるようになりましたので、天国にいる父にも届けばいいなあと思っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

筧礼: 小さい頃のゆかりを演じました筧礼です。一年生のはじめにオーディションしてから映画が始まるのをずっと楽しみにしていました。よろしくおねがいします。

鶴田真由: 私は三部に出演しておりまして、10日間撮影に臨みました。ペンションにスタッフの皆さん寝泊まりしていて合宿みたいでしたね。 まるで家族のような現場でした。本がとても素敵な構成になっていて、ちょっとファンタジックなんですけど、最後にいろんなことが全部つながっていくので、多分二度見たくなる映画なのではないかなと思います。そう思われた方はぜひお友達を誘ってぜひ二回目も観にいらしてください。本日はどうぞよろしくおねがいいたします。

横尾初喜監督: 四年前に西条さんの作品を舞台で観させていただいて、四年かかってこうして初めての長編作品を観ていただくことになり感無量です。家族の物語を紡いだ作品をずっと撮りたかったんです。鶴田真由さんからも現場で、「これは母に捧ぐ作品だね」とおっしゃっていただきました。今日は自分の母も来てくれています。どうぞ宜しくお願いします。

西条みつとし: 元々は舞台だった作品が、映画化されることで沢山の方に観ていただけるのが本当に嬉しいです。今日はどうぞよろしくおねがいいたします。

【写真】西条みつとし

本作は「家族と愛」がテーマで、一番のメインは「後悔しない人生にしたいな」という想いで作品を作り上げたという西条氏。舞台版を2013年に上演、2015年に再演されており、多くの観客の涙を誘った。

その後、MCにより作品を現在、未来、過去のエピソード順に各登壇者への質問形式で進んでいった。

第一部 現在パートについて

―― 岡野さん、初のお母さん役はいかがでしたか?

岡野真也: 監督からお話をいただいていたのが2年前で、本作を映画にしたいという段階でした。ハタチの役と31歳の役両方やってほしいと監督から言われていて、当時の私は23歳で、自分が母親役を演じるイメージが出来なかった。不安がとても大きかったのですが、自分にとって一番の作品になるという確信めいたものがあり、自分の家族について考えたり、思い返したり、周りのお母さんから話を聞いたりしながら撮影に臨みました。

【写真】岡野真也

―― 筧礼ちゃんとのエピソードはありますか?

岡野真也: お借りしていた民宿が本当に普段営業しているペンションで、撮影中に電話がかかってきちゃったんですね。現場の誰しもが撮影中だし、電話線は切れているものだと思っていたのに電話がかかってきちゃいまして、礼ちゃんが受話器を取って、「もしもし~だ~れ~?」と言ったという可愛らしいエピソードに和ませてもらいました。

―― 筧礼ちゃんは岡野真也さんのお母さん役はどうでしたか?

筧礼: 最初に可愛いお母さんがいいなあと思ったら、会った時に想像よりも可愛いお母さんでうれしかったです。作品の思い出は、戸次さんとみのりさんが役になりきっていっぱい泣いているのが偉いと思いました。(会場爆笑)

【写真】筧礼

戸次重幸: こんなところから僕へのコメントが出るなんて、、、(笑)。ショックがでかいですね(笑)。

横尾監督: 未だ皆さん観る前ですからね、その辺で(苦笑)。

戸次重幸: 撮影中は妻が妊娠中で、映画を撮り終えた後に本当の父親になれました。どうしても俳優って自分の普段の生活から役へフィードバックすることが多いものですから、今だったらもっといい芝居ができるのに!(笑)。もう一度やらせてくれという想いです(笑)。たぶん皆様もあの空間にいたら、演技じゃなくても自然に泣いちゃうよというシーンがありますね。特に何をしたっていうわけでもなくて、自然にリアルなお芝居ができて嬉しかったですね。

【写真】戸次重幸

―― 生き別れた娘役の萩原みのりさん、今回の役はいかがでしたか?

萩原みのり: 私はやっぱり父が大好きなので、父が帰ってこなくなるというシチュエーションが理解できないんです。ちょっと難しいなというのはあったんですけれども、父が大好きだからこそ、父への愛や想いというものを込めて演じることができたと思っています。

【写真】萩原みのり

―― 遠藤久美子さん、本作でのご自身の役どころは?

遠藤久美子: 私は戸次さんと一緒の会社で働く同僚役なのですが、裏設定として、戸次さんの役に想いを馳せていました。戸次さんとみのりさんがメインなので、一歩三歩下がって演じさせていただきました。戸次さんやみのりちゃんが号泣していた時、私も密かに号泣していたんです。映ってなかったですが(笑)。(監督苦笑)

【写真】遠藤久美子

第二部 未来パートについて

―― 内山理名さん、シングルマザー役のエピソードを聞かせてください。

私、これまでもシングルマザー役がなぜか多くて(笑)。一番思ったのは、シングルマザーって父親の役割もしなきゃということで、気を張っているんですね。ただ、抜けているところも多くて。子供は色々見ているんだなということに気づきました。私が支えなきゃと思っていたら実は子供に自分が支えられていた、と。本作に関してですが、それぞれの泣き所は違うと思いますので、観ている方それぞれに感じていただけるポイントがあれば嬉しいです。

【写真】内山理名

第三部 過去パートについて

―― 岡野真也さん、お母さん役の鶴田真由さんとのクライマックスでの共演はいかがでしたか?

岡野真也: 第3部(過去)に関しては、もう岡野真也地のままで行こうと思いました!鶴田さんにも、父親役の渡辺いっけいさんにも全て身を任せていました。とっても素敵なシーンがあるのですが、鶴田さんの目を見て想いを伝えるということに集中していたので、実はそんなにその時のことって憶えていないんですね。感動的なシーンだったので、とっても大切に演じました。

【写真】岡野真也

―― お母さんを演じた鶴田真由さん、どのような母親役を心がけましたか?

鶴田真由: 今回のお母さん役は、娘にすごく当たられる役だったので、観ていてイラッとするような演技を心がけました。ちょっと天然で、「お母さん私のこと何にもわかってないんじゃないか」と思われるような。本当は娘のこと全部わかっているお母さんだったわけですけど、そんな余白を残したかったんです。私の中でのイメージは、母親としての森山良子さんでした。撮影時のエピソードとして心に残っているのは、とにかくお父さん役の渡辺いっけいさんが面白い人で、アドリブがすごくて、お芝居をどうしようかっていうお時間が楽しかったです。支えられながら、本当に家族のように演じられましたね。

【写真】鶴田真由

―― 最後に、横尾監督よりメッセージをお願いいたします。

横尾監督: 沢山内容に関する話がありましたが(笑)。ぜひ、フラットな気持ちで楽しんでいただければと思います。本日はありがとうございました!

【写真】横尾初喜監督

最後は9人家族のようにフォトセッションが行われ、終始笑顔に包まれた、和やかなトークイベントとなった。

[スチール 撮影: 平本 直人 / 記者: 蒼山 隆之]

 

イベント情報

<映画『ゆらり』公開直前トークイベント>

日時: 2017年10月20日(金)
会場: スペースFS汐留
登壇者: 岡野真也、内山理名、戸次重幸、萩原みのり、遠藤久美子、筧礼、鶴田真由、横尾初喜(監督)、西条みつとし(原作・脚本)

映画作品情報

映画『ゆらり』

《ストーリー》

現在——————————
民宿「赤木箱」の 31歳の女主人・泉凛香(岡野真也)は、接客中に甘えてくる娘・ゆかり(筧礼)をついつい突き放してしまう。ショックを受けたゆかりは、父・孝介(山中崇)に「自分を誘拐してほしい」とせがみ、2人で狂言誘拐を計画するのだが…
ある日、中年の男・高山(戸次重幸)と後輩の保科(遠藤久美子)が宿泊にやってくるが、民宿のアルバイト・瞳(萩原みのり)は、自分を“捨てた”父親だと気づかず…

未来——————————
凛香の娘でシングルマザーとして一人息子を育てる木下ゆかり(内山理名)は、ある日、息子・青空(高橋幸聖)に神様から手紙が届くポストをプレゼントする。その日から、ポストに投函された青空からの手紙に返事を書くのが、ゆかりの日課になった。しかし、ある日、ゆかりは入院することになり、別れた夫・正樹(平山浩行)に青空を預けることになる。息子からの手紙に返事を書くことができなくなり…

そして、過去——————————
現在より 8年前。23歳の凛香は、女優の夢を諦め、実家の民宿に戻ってきたばかりで、父・幸雄(渡辺いっけい)になだめられても、東京でうまくいかなかったイライラを、母・美和(鶴田真由)にぶつけてしまうが、ある日、時間を少しだけ巻き戻せるリモコンを発見し…

日常のなかに、一瞬だけ浮かび上がる温かな家族の絆。
3つの家族に起こった 暖かくて切ない「ゆらり」な物語

出演: 岡野真也、内山理名
戸次重幸、萩原みのり、山中崇、遠藤久美子、平山浩行、渡辺いっけい、鶴田真由

監督: 横尾初喜
原作/脚本: 西条みつとし(TAIYO MAGIC FILM)
製作: 2017 映画「ゆらり」製作委員会
制作プロダクション: FOOLENLARGE
配給: ベストブレーン
© 2017映画「ゆらり」製作委員会

2017年11月4日(土)より
池袋シネマ・ロサほか全国順次公開予定!
 
映画公式サイト
公式Twitter: @eigayurari
公式Facebook: www.facebook.com/yurari.movie/

この記事の著者

蒼山 隆之

蒼山 隆之コンセプター兼プロデューサー

無類の映画・音楽・美食好き。10代後半から20代の終わりまで、映画のプレミアイベントやコンサートイベントでのVIPアテンドなどに従事。
現在はライターとフォトグラファーの仕事も受けつつ、アート・プロダクト・イベントなどのコンセプト作りからプロデュース・フォロー・PRまでを一手に引き受けるコンセプター兼プロデューサー業をメインに活動中。

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