ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017 オープニングセレモニー

SSFF & ASIA 2017 オープニングセレモニー 「CINEMA FIGHTERS」フォトセッション

ショートショートフィルムフェステイバル&アジア2017 (SSFF&ASIA2017)

オープニングセレモニー開催!

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(略称:SSFF&ASIA)が開催19回目となる今年は、「Cinematic! CINEMAtec!」をコンセプトに、6月1日(木)〜 6月25日(日)まで、東京5会場、横浜1会場にて上映される。本年度は、140以上の国と地域から約9,000本以上の作品が集まり、その中から約250作品が選ばれた。新しい試みも始まり、期待が高まる「SSFF & ASIA 2017」のオープニングセレモニーが6月1日(木)渋谷ヒカリエにあるヒカリエホールにて開催された。

SSFF & ASIA 2017 各賞トロフィー

れSSFF&ASIA代表の別所哲也とフェスティバルアンバサダーのLiLiCoの2人がそれぞれの映画祭への情熱を持って司会を務め、華やかにセレモニーが幕を開けた。

別所哲也: 今年も豪華なラインナップで皆さんにお届けをします。たくさんの様々な催し物、イベントをご用意しております。ぜひ皆様に足をお運びいただきたいと思っております。

LiLiCo: ショートショートフィルムフェスティバルは19年目。ショートショートフィルムフェスティバル&アジアは14年目。今年嬉しいニュースがあったんですよね。

別所哲也: そうなんです。昨年、SSFF&ASIA2016のグランプリ受賞作品『Sing/合唱』というハンガリーのクリストフ・デアーク監督の作品が見事に、今年のアカデミー賞短編実写部門でオスカーを受賞したんです。

LiLiCo: 今年ももしかしたら、来年オスカーを獲る作品があるかもしれませんね。

別所哲也: グランプリがどの作品、どの監督に輝くのか皆様ご期待いただきたいと思います。

先ずセレモニーは、今年初創設となる「Shibuya Diversity Award」の発表から始まった。

第1回はCharlotte A. Rolfes監督の難民問題を描いた『サミラ』が受賞し、主演俳優のDejan Bućinがトロフィーを受け取った。Dejan Bućinは、2014年ヴァンサン・カッセル監督作品『美女と野獣』にも出演している現在注目が集まっているフリーランスアーティストだ。
プレゼンテーターを渋谷区長の長谷部健、日本人初の冬季パラリンピックアルペンスキー金メダリスト、大日方邦子が務めた。

Dejan Bućin: 今日の社会で重要なキーワードになっている多様性・寛容性が、この映画を通して何かしらの印象を与えることができたらと願っております。

長谷部健: 渋谷区は昨年の10月に20年ぶりに基本構想を改定しました。「違いを力に変える街 渋谷区」。今後はこの映画を学校や渋谷の子供達にも見ていただいて、たくさんの方にダイバーシティを考えるきっかけになれたらと考えております。

大日方邦子: 2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場にもなりますので、この渋谷区からダイバーシティとはどういうものなのか全国、世界に発信していけるきっかけになるのではないかと楽しみにしております。

次に、短編小説を公募し、ショートフィルム化する「第2回Book Shortアワード」映像化作品の完成発表で、『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』に出演された鳥居みゆき、芹澤興人、塩出太志監督、原作者の大前粟生が来場。

塩出太志監督: ショートフィルムに爪痕を残したいと思って選んだキャストが、鳥居みゆきさんと芹澤興人さんなんです。

鳥居みゆき: いつもゾンビとかバケモノの役ばかりだから、今回は雪女という普通の役で嬉しいです。オスカー狙っていきます!

鳥居みゆきの発言に「雪女って普通?」と司会の2人が突っ込み、会場は大盛り上がり。

環境問題をテーマとした「地球を救え部門!supported by リンレイ」の発表では、環境大臣賞に南アフリカの水不足問題をテーマにした『水をください』。J-WAVEアワードにラオスを舞台に像の減少問題をテーマにした『森を守るものたち』がそれぞれ受賞した。

『水をください』のMlu Godola監督は21歳の学生。「この映画の内容は、実際に南アフリカで起こっていることです。この映画に賞をくださった審査員の方達に本当に感謝申し上げます」と緊張しながらも力強く語った。

審査員の1人であるジャーナリストの田原 総一朗は、『森を守るものたち』のCeylan Carhoglu &Nicole Jordan-Webber監督に、「像が減っているという事実をこの映画で初めて知りました。深刻な問題ですね。我々はどうしたらいいんだろう?」と質問し、Carhoglu &Nicole Jordan-Webber監督は「2つ方法があリます。1つは、観光で像に乗ったり遊んだりする機会があると思いますが、どのように像と遊べば良いか事前に調べていくこと。2つ目は、像の他にも大切にしなければならない動物がたくさんいるので、動物を尊敬して共存していくことを忘れないようにしていくことが大事だと思います」と回答した。

オープニングセレモニーに続いて、EXILE HIROがエグゼクティブプロデューサーを務め、EXILE TRIBEとSSFF&ASIAコラボ企画によりショートフィルム全6作品を製作した『CINEMA FIGHTERS』がオープニング作品として舞台挨拶付のプレミア上映が行われた。

新たな挑戦をし続けるEXILE HIRO、SSFF&ASIA代表 別所哲也、作詞家 小竹正人の3人がコラボした映像作品の企画で、監督や俳優陣も豪華メンバーで、舞台に登場した時は歓声が一際大きくなった。

HIRO: 楽曲を聴いてから監督の世界観を作るということは想像ができないので、無限大の可能性がありますよね。

別所哲也: HIROさんに言ったらすぐ「やりましょう!」と言ってくれて動き出したプロジェクトが今形になって感無量です。

小竹正人の歌詞からどのような発想を受けて、映像化したのか?というそれぞれの監督に対する質問に対し、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの楽曲『Unfair World』を映像化した作品『パラレルワールド』の河瀬直美監督は「『切ない』というイメージの中、自分の今までの人生で一番切なかった高校時代をテーマに撮った」と答え、出演者の山田孝之は「33歳のおじさんが制服を着るなんて、ドッキリかと思った」と発言し、会場を沸かせた。

Flowerの楽曲『白雪姫』を映像化した作品『キモチラボの解法』のA.T.監督は「耐え忍んで、大輪の花を咲かせるために春を待つような女性をイメージした」と話し、出演者の水崎綾女は「AKIRAさんはとても気さくでいつも場を盛り上げてくださって楽しかった」と現場の様子を語った。

E-girlsの楽曲『Mr.snowman』を映像化した作品『Snowman』の萩原健太郎監督は、「曲はキラキラした世界観で、ポジテイブな内容なんだけど、生きていく上では裏にある悲しみを抱えて歌っているのではないかという想像力を広げた」倍賞美津子と共演した鈴木伸之は「倍賞さんと2人で芝居を作っていくなんてない経験で僕の財産になりました」と目を輝かせた。

Dream Amiの楽曲『ドレスを脱いだシンデレラ』を映像化した作品『色のない洋服店』の齋藤俊道監督は「ドレスを脱ぐというイメージをした時に、人に見せている自分ではなく、本来の自分の姿を見せる映画が作れるのではないかと思い作った作品」と語り、自身の楽曲で演技をしたDream Amiは「自分の曲で映画を作ってもらえるって本当に嬉しい。自分が映画に出ることはないだろうと苦手意識を持っていたが、撮影をしていく中で驚きもあり、学びもあり、演技も楽しいと思えました」と嬉しそうに笑った。

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの楽曲『花火』を映像化した作品『終着の場所』の常盤司郎監督は「この曲を聴いて、恋愛に真っ向から向き合ってみたいと思い、初めて恋愛映画を作った」と語り、出演者の玄里の「映画の中で出てくる嘘に対して、許せるか許せないか、映画を見終わった後に私だったら僕だったらと考えてくれると嬉しいです」というコメントに大きく頷いていた。

EXILEの楽曲『Heavenly White』を映像化した作品『SWAN SONG』の落合賢監督は「銀世界を想像して作った。結果5秒しか使わなかったシーンのために30分間も吹雪の中を歩かせて申し訳なかった」と出演者の岩田剛典と桜庭ななみに謝ったが2人は「1メートルある雪の中を歩いて撮影したけれど、現実離れした世界にび込めて良い経験になった」「その大変さが良い演技を引き出してくれた」と前向きな発言で監督を安心させていた。

別所哲也: 映画は長さではない、このショートフィルムという世界からいろいろな映画の魅力を、このプロジェクトから受け取ってくださると嬉しい。『CINEMA FIGHTERS』は映像作家、俳優さんたちが自分たちが表現できる世界をぶつけた作品になっているのではないか。小竹さんの音楽とどうつながっているのかを楽しんでもらいたい。東京5会場、横浜ブリリアショートショートフィルムシアター6会場で開催。ぜひ6会場全てで鑑賞して欲しい。

LiLiCo: それぞれの会場でそれぞれのショートフィルムを楽しんで欲しい。

オープニングセレモニーの6月1日は、なんとHIROの48歳の誕生日!河瀬直美監督の合図で会場全体でハッピーバースデーを歌い、お祝いをした。何かを作り出すクリエイティブなエネルギーでまとまりを見せたセレモニーだった。

[撮影・編集: Cinema Art Online UK / 記者: 大石 百合奈]

 

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017 概要

■開催期間: 2017年6月1日(木)~ 6月25日(日)
■上映会場: 東京5会場、横浜1会場 計6会場予定
※開催期間は各会場によって異なります。また、変更になる場合もございます。
<東京> 表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、恵比寿act*square
<横浜> ブリリア ショートショート シアター
■料金: 無料上映 事前予約はPeatixにて受付。当日券もございます。
※予約開始は4月下旬を想定。一部、有料イベントあり。
■オフィシャルサイト: http://www.shortshorts.org/
■主催: ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会

この記事の著者

大石 百合奈

大石 百合奈ライター

幼い頃、本気で映画 『ジュラシックパーク』 の世界に行ってみたい!と思っていた。社会人になって、ハワイのオアフ島にあるロケ地を訪れた時は感動!“ロケ地を巡る”、“おしゃれの参考にする”など、“映画を観る”ことから広がる世界は無限だ。

★好きな映画
『スイートリトルライズ』 [監督: 矢崎仁司 製作: 2010年/日本]
『はじまりのうた』 (Begin Again) [監督: John Carney 製作: 2013年/米]
『ザ・ビーチ』 (The Beach) [監督: Danny Boyle 製作: 2000年/米・英]

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