第30回 東京国際映画祭開幕!レッドカーペットイベントレポート

【写真】第30回 東京国際映画祭(TIFF)レッドカーペット

第30回 東京国際映画祭(TIFF)
オープニングレッドカーペットイベント開催!

「30年分のありがとう!」
日本の映画界を盛りに盛り上げたTIFF
が30回の節目を迎えて今年も開幕!

10月25日(水)雨が降りしきる中、第30回東京国際映画祭(30th Tokyo Inetnational Film Festival)が開幕。オープニングの顔ともいえるレッドカーペットイベントが華やかに行われた。

まるで真冬のような寒さ。空を見上げると灰色の雨雲が広がる。だが、地上の六本木ヒルズアリーナに特設されたレッドカーペットはそれと相反するような眩さだ。会場に設置された巨大スクリーン、無数のカメラのフラッシュ…そして、何より次々と登場する女優陣の美しさに会場の皆が目を奪われてしまう。悪天候であったことがかえってコントラストの効果を呼び、例年にも増して美しさが際立った催しとなったのではないだろうか。

まず、オープニングに登場したのが、つい先日映画祭のアンバサダーに就任することが発表された橋本環奈だ。“奇跡の一枚”と言われた本人の写真や“千年に一人の逸材”と呼ばれアイドルとして注目を集めたが、映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』(2016年)で映画初主演を果たすなど、女優業も本格化させている映画界の気鋭。本映画祭のビジョンの一つ「映画の未来の開拓」にまさにピッタリの選出と言えるだろう。

息をつく間もなく会場の歓声があがる。映画『オトトキ』(2017年11月11日公開予定)に出演したTHE YELLOW MONKEYが登壇。オールドファンにとっても、若い女性にとってカッコよく憧れの存在。ボーカルの吉井和哉はじめメンバーの皆がモノトーンカラーの衣装に身をつつみクールに会場の声援に応えていた。『オトトキ』はTHE YELLOW MONKEYの復活劇を追ったドキュメンタリー映画。活動休止や解散を経ての長い道のりを肌で感じることができ、ファンならずとも待望の一本と言えよう。

さらにイベントは進み「ミッドナイト・フィルム・フェス!」や「日本映画スプラッシュ」部門の出品作品のスタッフやキャストが次々と登場。途中、映画化20周年を記念してピカチュウ・ミミッキュの特別ステージがあるなど、バラエティに富んだ演出もファンの目を楽しませてくれる。『ミッドナイト・バス』(2018年1月27日公開予定)の山本未来は左足を骨折しているにもかかわらず、車椅子に乗りながら登壇。

ファンが心配して見守る中、終始笑顔でイベントを盛り上げてくれた。特別招待作品である『巫女っちゃけん。』(2018年2月3日公開予定)のステージでは、主演の広瀬アリスが映画にちなんで巫女の衣装で登場。心なしか少し照れているようにも見えるが、無垢の衣装がチャーミングで可愛らしい笑顔をさらに引き立ててくれる。

そして「JAPAN NOW」部門からは“銀幕のミューズたち”と銘打って、女優の安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいの4名が登壇。いずれも日本を代表する演技派にして見目麗しい役者で、いわば才色兼備の大輪の花。和装やロングドレスなど4人それぞれの個性がより引き立つ艶やかな装いで、見ている人を大いに魅了させてくれた。

もちろん「アジアの未来」部門や「ワールド・フォーカス」部門など、外国からのエントリー作品も多く、世界各国のスタッフやキャストなど関係者が惜しげもなく次から次へと舞台上に上がる。とりわけ「コンペティション」部門の審査委員長であるハリウッドスター・トミー・リー・ジョーンズが登場した時は、会場のボルテージが最高潮に達した。ジョーンズ氏はあらかじめわざわざ原稿を用意し、一つ一つ噛みしめるように映画ファンへ向けて暖かいメッセージを贈ってくれた。名優の丁寧で風格ある言葉を聞くことができ、会場の人たちはさぞ夢心地であったことだろう。

最後は、映画祭のオープニング作品でもある『鋼の錬金術師』(2017年12月1日公開予定)の山田涼介や本田翼といったトリにふさわしい豪華メンバーが登壇して大盛り上がり。盛況のうちレッドカーペットは幕を閉じたが、寒空にも負けないその熱気は30周年のメモリアル・イヤーに相応しいもので、最終日の11月3日(金)までメイン会場のある六本木を震源地に日本中をおおいつくすことだろう。

[スチール撮影: 平本 直人 / 記者: 藤田 哲朗]

 

イベント概要

■開催日: 2017年10月25日(水)
■会場: 六本木ヒルズ・アリーナ
※ゲスト情報ほか、イベント情報は公式発表後に掲載。
 [Photographs by  Naoto Hiramoto]
 

この記事の著者

藤田 哲朗

藤田 哲朗映画ライター・愛好家

大手出版取次会社で20代後半より一貫してDVDのバイヤー/セールスの仕事に従事する。
担当したクライアントは、各映画会社や映像メーカーの他、大手のレンタルビデオチェーン、eコマース、コンビニチェーンなど多岐にわたり、あらゆるDVDの販売チャネルにかかわって数多くの映画作品を視聴。
プライベートでも週末は必ず都内のどこかの映画館で過ごすなど、公私とも映画づけの日々を送っている。

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